この記事でわかること
サブスクリプションは、売り切りモデルと異なり、継続的な利益が得られるビジネスモデルです。2019年頃から人気が加速し、現在においても一定数のニーズが見込めます。
軌道に乗れば大きな利益につながる一方、運営の仕方によって失敗してしまう可能性も大きいです。
そこで、本記事では数々のサブスクリプションサービスを手掛けてきた「サブスクストア」の機能や事例について解説していきます。本記事を読めば、サブスクストアの機能や実績・導入事例などを知ることができます。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
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サブスクストアとは
サブスクストアとは、定期通販・単品通販に特化しているカートシステムです。テモナ株式会社が提供しており、もともと手掛けていた「たまごリピートNEXT」のアップグレード版となっています。より使いやすく高性能な機能が備えられているのが特徴です。
テモナ株式会社は通販ビジネスにも実績があり、蓄積されたノウハウがサブスクストアへ存分に生かされているとのことです。売上アップ・業務の削減・コストカットに有益なのはもちろんこと、さまざまなページを自分たちで作れるといった点も魅力的です。
また、外部連携にも力を入れており、サブスクストア単体では行えない業務も利用できます。
サブスクストアで利用できる機能
サブスクストアには数多くの機能が備えられています。なかでも特徴的な機能は、以下の3点です。
- 売り上げアップ機能
- 業務効率化機能
- 周辺サポート機能
それぞれの詳細について見ていきましょう。
売上アップ機能
サブスクストアには、「顧客単価アップ」「継続回数の向上」「売上向上」などに効果的な機能が多数備えられています。具体的な内容は以下の通りです。
- LP一体型フォーム
商品紹介ページと入力フォームが一体化しているLPページを採用しています。購入完了までのページ遷移を最小限にできるため、売上アップに効果が大きいです。サブスクリプションビジネスには欠かせない機能となっています。
- 入力の自動化
入力の自動化とは「郵便番号を入力するだけで住所を自動表示する」といった機能です。また、「入力忘れを防止するためのリアルな項目カウント」など、カゴ落ちを防ぐための機能が備えられています。
- レコメンド機能
購入意欲が高まっているタイミングでアップセルやクロスセルのアプローチが可能です。セグメント条件をとても細かく設定できるので、一人ひとりにマッチしたレコメンド設定が行えます。顧客単価アップに大きく貢献してくれる機能です。
これらの有能な機能が標準装備となっており、手軽に売り上げアップへの施策が行えます。
業務効率化機能
サブスクストアでは業務の効率化に直結する機能を全て一元管理できるのが特徴です。主な機能には以下のものがあげられます。
- 商品管理
- 顧客管理
- 受注管理
- 問い合わせ・QA管理
- 仕入れ・出荷管理
- 販促管理
- デザイン管理
上記で提示している機能はあくまで一例です。サブスクストアでは、他にもさまざまな機能が用意されています。
周辺サポート機能
周辺サポート機能には、「受注型のチャットボット」「サブスクストアを熟知したプロによるフルフィルメントサービス」などがあります。
カスタマイズ可能なプランを契約した際には専用のPMがつくなど、直接アドバイスをもらえる体制もあるそうです。
また、外部システムとの連携にも力を入れており、以下のサービスが利用可能です。
- 倉庫管理システム(WMS)
- 店舗システム(POS)
- 分析ツール
- 在庫管理ツール
一部有料なものもありますが、ECサイトを運営していく上ではかかせないものばかりとなっています。
サブスクストアの拡張やグレードアップで利用できる機能
サブスクストアは、拡張機能を導入することでより使いやすいカートシステムへとカスタマイズ可能です。オプション機能は有料・無料のものがあります。機能の一例は以下の通りです。
【無料オプション】
- レビュー機能
顧客からのレビューを設置できる機能です。「レビュー機能」「承認フロー」「投稿可能車種別」「投稿者へのポイント付与」の4項目が追加されます。
- 頒布会機能
頒布会のシステムを導入できる機能で、月・週・日(15日、20日など)のように細かな周期が設定可能です。
- SNSログイン機能
SNSログイン機能を追加すると、facebook・Amazon・LINEのアカウントでログインが可能となります。ただし、LP一体型フォームでは利用できないため注意しましょう。
【有料オプション】
- web在庫管理
サブスクストア内で在庫管理が行える機能です。細かな単位で在庫を設定でき、注文数のコントロールも行えます。
- LINEメッセージ連携
ステップメールやシステムメールをLINEで送れる機能です。利用にはLINEとのベット契約が必要となっています。
上記のようなオプション機能を活用し、より自社にあったECサイトへと柔軟にカスタマイズ可能です。
サブスクストアの導入事例
サブスクストアは、数多くの企業に導入されています。その中でも、本記事では以下の3社を導入事例として取り上げました。
- 株式会社たち吉
- 株式会社シンセプション
- 株式会社TeN
上記の3社がなぜサブスクストアを導入したのか、導入後にどのような効果が得られたのかについて、見ていきましょう。
引用元:https://subscription-store.com/case/
株式会社たち吉
株式会社たち吉は創業270年となる老舗の食器店です。和食器を取り扱っており、高品質で品のある商品展開がされています。
飲食店向けのサブスク和食器レンタルを行っており、展開するにあたって導入したのは、サブスクB2Bです。導入の決め手となったのは、以下の2点が大きかったと担当者は語っています。
- 顧客が自分で好きな食器を選べる「よりどり機能」があった点
- 担当者の人柄がよく、対応に信用がおけた点
「よりどり機能」とは、企業側が設定した商品を、顧客が任意で選べる機能です。「季節感のある食器を利用したい」といった顧客のニーズに、よりどり機能がマッチしていました。
また、担当者の手厚いフォローも大きかったと語っています。担当者が丁寧かつ迅速に提案・対応してくれていたからこそ、現在の形でサービス展開が行えたとのことです。
株式会社シンセプション
株式会社シンセプションは、韓国式置き換えドリンクを販売している会社です。韓国由来の和漢素材や乳酸菌を配合した飲料となっており、厳格な管理のもと国内で製造されています。
株式会社シンセプションがサブスクストアを導入した決め手は、以下の2点です。
- 周囲の企業がサブスクストアを導入していたため
- 導入までのスピードが早かった点
導入後に感じた感想として「直感的な操作が行えるため、運用に慣れるまで時間がかからなかった」と語っています。
また、購入までの動線を2種類にできたのもメリットが大きいと感想を述べていました。サブスクストアでは、LP一体型とカートページの両方で注文フォームが設定できるため、2つの動線が確保できるのです。
問題解決に対して親身に対応してくれたのはとても助かったと評価しています。
株式会社TeN
株式会社TeNは、グルテンフリーの雑穀を取り扱っている会社です。健康意識が高い方をターゲットにマーケティングを行っています。「おいしい」を大前提として「健康」「美容」といった付加価値が提供できる商品の販売を目的としている企業です。
サブスクストアを活用して、安全で体に良い雑穀を継続的に食べてもらうサービスを展開しています。株式会社TeNがサブスクストアを導入した決め手は、以下の2点です。
- 導入までのスピードが早かった点
- コストを抑えて運用ができた点
株式会社TeNは、他にも複数のカートシステムを使用しており、そのなかでもサブスクストアは使いやすいと語っていました。特に管理画面は人為的なミスが発生しにくい仕様となっており、直感的に操作できるのも好印象だと話しています。
まとめ
サブスクストアは、テモナ株式会社が提供している、サブスクリプションサービスを展開できるカートシシテムです。
基本機能には「売上アップ」「業務効率化」「周辺サポート」が備わっており、ワントップでの管理が可能です。また、複数のオプション機能を用意しているので、自社の運営形態に沿って柔軟なカスタマイズも行えます。
導入からアフターフォローまで迅速かつ丁寧に対応してくれる安心感は大きなメリットといえます。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月