株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役 CEO 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、カルビー株式会社(所在地:東京都千代田区、代表者:代表取締役社長兼CEO 江原 信、以下:カルビー)が展開する「Body Granola(ボディグラノーラ)」に統合コマースプラットフォーム「ecforce」を導入いただきました。
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カルビーのパーソナルフードプログラム「Body Granola」が届ける新しいパーソナライズの形とは。ecforceだからこそ実現できた顧客とのコミュニケーション
https://ec-force.com/user_voice/bodygranola
一人ひとりの腸内フローラに適した商品を提供する「Body Granola」
カルビーが提供する「Body Granola(ボディグラノーラ)」は、お客様の腸内環境を検査し、個人に合ったグラノーラを届けるサービスです。カルビーの「食と健康」にまつわる新規事業の一つとしてBody Granolaは立ち上がりました。2021年に腸内環境研究で国内最先端をいく株式会社メタジェンと出会い、腸内環境に関する共同研究を進めていくなか、国内トップクラスの腸内フローラ検査を手がける株式会社サイキンソーが加わり、三社の知見を結集しながら2023年4月にサービスをリリース。リリース以降、2025年1月時点で2万人以上の方が腸内フローラ検査を受けています。
Body Granolaは、ベースグラノーラに3つのプレバイオティクストッピングを混ぜて召し上がっていただくサービスです。お客様には、まずBody Granolaの公式ECサイトより腸内フローラ検査キットを注文していただき、ご自身で採便してポストに投函していただきます。その後、お客様の腸内環境を検査し、全57タイプから判定された腸内フローラの検査結果をもとに、トッピング6種から3つを選んで注文していただくと、自分専用グラノーラが定期的に届く仕組みとなっています。
今回の商品開発にグラノーラを選んだのは、カルビーの人気商品「フルグラ」で培った技術を最大限に活用できること、そして腸内環境に合った食事を日々の食生活に取り入れてもらう上で、グラノーラは朝食としても気軽に食べやすいと考えたからです。
信頼できるパートナーとして「ecforce」を選択
サービスをリリースする前から、同じ事業部でパーソナライズ宅配食サービス「OMA MESI(おまめし)」を提供しており、その運営を支えるEC構築システムとしてecforceを導入していました。他のSaaSシステムも含めて比較検討していましたが、腸内環境の検査を経て商品を購入していただくというBody Granolaの特徴的な座組を実現するのは、容易ではありませんでした。そんな中で、ecforceの担当者はecforceで実現できることとできないことを明確にした上で、外部サービスとの連携や代替案などを提案してくれるなど、信頼できるパートナーになり得ると感じました。また、ecforceのパートナー企業を紹介してもらい、ecforceの担当者が一緒に連携先の企業まで出向いてくださったこともありました。パートナー企業もecforceとの連携に慣れているので、素早くシステムを連携させることができ、安心して運用を開始できました。
現在は、ecforceの「セット販売機能」を活用して、ベースグラノーラと好みのトッピングを3つ選択できるようになっています。マイページ画面からグラノーラを購入する際、検査結果に応じて自分に合ったトッピングがデフォルトで選択されるようにしていますが、お客様の好みに合わせて選択し直すことも可能です。
CRM施策では、ecforceの「ステップメール機能」を用いてコラムやメルマガを配信しています。Body Granolaは、腸内フローラの検査に約1ヶ月ほどかかるため、お客様のモチベーションが下がってしまわないよう、検査結果が届くまでのコミュニケーションが重要です。検査完了から購入に至っていないお客様に対しては、Body Granolaが選ばれている理由や始め方のステップなどをビジュアルに起こしてメルマガで配信したり、「カゴ落ち状態」のお客様に対しては、オプション機能でメールを配信したりしています。その他にも、お客様のステータスに応じてオファーメールでクーポンを配布したり、お友達紹介キャンペーンで招待した方・招待された方へ購入時に使用できるポイントを付与したりしています。今後は「ecforce ma」*を活用しながら、お客様一人ひとりに寄り添った、より精緻なコミュニケーションを取っていきたいと考えています。
また、運営上で何か困ったことがあれば、「ecforce compass」*を通してecforceの導入企業様と相談し合うこともできますし、ecforceのサポート窓口の方も真摯に対応してくださるのでとても助かっています。
*ecforce ma:MAツール。簡単で正確なデータ連携が可能、且つ効果的なプリセットを用意。CRM施策の売上効果を可視化し、効率的なマーケティング施策を実行可能とする。
*ecforce compass:ecforceユーザー限定コミュニティ。EC業界を盛り上げていく仲間との交流・情報交換を行うことができる。EC運営やecforceの運用で困った際にヒントとなる知識や情報、知見などを共有できる場として活用されている。
幅広い施策でブランドの認知を拡大しながら継続利用を促進
テレビCMやタクシー広告を出稿したほか、YouTuberとのタイアップ企画やオフラインイベントへの出展、リリース1周年を記念したウェビナーの実施など、オンライン・オフラインともに幅広い施策を展開しています。テレビCM放映時には、Body Granolaの公式Xアカウントをフォロー&キャンペーン投稿を引用リポストしていただいた方を対象に、プレゼントキャンペーンを行いました。
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Body Granolaを購入していただくには、事前に腸内フローラを検査していただく必要があるため、商品の認知から即時的な購入に至るケースは少なく、商品のコンセプトを丁寧にお伝えすることが重要です。そこで、タクシーCMであれば、動画を通してサービスについて理解を深めていただけるのではないかと考え出稿を決めました。
画面上に二次元バーコードを表示し、スマホなどで読み取っていただくとLPから購入手続きを行うことができるように設計したところ、広告出稿中、ビジネスマンを中心に40代男性の購入が増加し、会社経営層からの受注数が約3.5倍に増加。また、掲載週における腸内フローラ検査キットの受注数は前週比で約1.7倍となりました。広告画面内に掲載した二次元バーコードを経由した受注もあったことで、タクシー広告がダイレクトに購買に繋がることも実証され、これまでコミュニケーションを取ることが難しかった層にもリーチすることができました。
「食と健康」を軸にecforceと事業を展開
Body Granolaでは、2024年4月より「パーソナルオンライン食事コーチングサービス」を開始し、マンツーマンで栄養や食事に関する相談ができる体制を整えました。「腸内検査の結果をどう活用すれば良いか分からない」というお客様に対して管理栄養士がアドバイスを行っており、今後はアップセルなどを通じて、本サービスの利用を拡大させていきたいと考えています。
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昨今、腸内環境の悩みを抱えている方はとても多いので、そのような方にまずBody Granolaを想起していただけるよう、引き続きサービスの認知拡大に注力していきたいです。サービス名を知っていただくフェーズからサービスへの理解を深めていただくフェーズへ移行していくためにも、腸内環境を調べて自分専用のグラノーラを食べるメリットや腸内フローラ検査の流れについて、引き続き伝えていきたいです。
その他にも、腸内フローラ検査キットの利用について、新規のお客様へ自分の腸内フローラを知る重要性をアピールしたり、ecforce maを活用しながら個々の状況に応じたコミュニケーションを行うことで、リピーターを増やしていきたいと考えています。今後も「食と健康」というテーマで、カルビーとしてできることを考えながら、より広い範囲で「食と健康」事業を拡大させていきたいです。
ecforceは、統合コマースプラットフォームとしてオンラインとオフラインのデータを統合管理し、ECビジネスの最適化に留まることなく、モノづくりのビジネス全体を最適化することを目指しています。最新のテクノロジー活用とデータドリブンな事業運営で、EC/D2Cメーカーをはじめとしたあらゆる事業者の業務の最適化を促すと共に、販売チャネルごとのデータ統合・活用を通して消費者の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携など、ecforceを導入いただく事業者の売上の最大化に寄与してまいります。
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カルビーのパーソナルフードプログラム「Body Granola」が届ける新しいパーソナライズの形とは。ecforceだからこそ実現できた顧客とのコミュニケーション
https://ec-force.com/user_voice/bodygranola
カルビー株式会社 会社概要
■会社名 :カルビー株式会社
■事業内容 :主に菓子・食品の製造・販売
■代表者 :江原 信
■所在地 :東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館22階
■サイトURL:https://www.calbee.co.jp/
※ 記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。