施策の背景
- 新規顧客増加に伴う配信効率の改善が課題となっていた。
- 無駄な配信を減らし、効率を高めることが目的。
施策の内容
CRM施策を自動化する「ecforce ma」を利用して、件名テストを実施。

1. ABテストの実施
- 配信対象の20%に対して3パターンの件名でメールを配信
- 最終購入日が60~180日のユーザーを都道府県で調整し、約630人ずつに分配
- 件名の分類:会員限定、期間限定、ギフト訴求
① 会員限定:【メルマガ会員限定】マヨネーズ3セットが20%OFF!
② 期間限定:【5/12(金) 21時まで】マヨネーズ3セットが20%OFF!
③ ギフト訴求:【日常のちょっとしたお礼に】マヨネーズ3セットが20%OFF!
2. 本配信の実施
- ABテストの結果をもとに、残り80%に対して効率の良い配信を実施
- 会員限定と期間限定の2パターンで配信
3. 配信内容
- マヨネーズ3箱購入で20%割引を訴求
- 過去の配信実績から大量消費ニーズとギフト需要があるという仮説に基づきコンテンツを設計
施策の結果
ABテスト(20%配信)の結果
- ギフト訴求は開封率が最も高かったが、クリック率が低かった
- 今回の配信はギフト需要が無いと判断
- 会員限定と期間限定のクリック数の差は1件のみだった
本配信(80%配信)の結果
- 開封率・CVRともに会員限定の配信が優位な結果となった
- 期間限定やギフト訴求で配信していた場合、CV0件だった可能性が示唆された
今後の展開
- 件名とコンテンツの組み合わせをニーズに合わせる観点で検証を継続
- セグメント分けの効率化のため、対象グループにラベルを付与するなどの工夫を検討