今回は、男性向けトータルケアブランド「LAGNET」と女性向けブランド「セルノート」を運営するホーイズム株式会社がECカートシステム「ecforce」に移行したことによって得られた成果について、「LAGNET」を担当する渡邊様と「セルノート」を担当する窪田様にそれぞれお話を伺いました。
移行前はサンクスアップセルオファーができず、収益面での課題が顕著だった
ー御社の事業概要について教えてください
渡邉様:弊社では男性向けトータルケアブランド『LAGNET』を運営しています。LAGNETは、もともとは香りに特化した練り香水やボディスクラブなどを中心に展開していましたが、現在では精力剤サプリメントなども取り扱い、外側からも内側からも男性をケアできるブランドを目指しています。

窪田様:私は女性向けブランド『セルノート』を担当しています。セルノートではバストケアやフェムケア商品を中心に展開しており、女性のコンプレックスや悩みに寄り添う商品づくりを行っています。どちらも定期リピート通販が主軸です。

ーecforce導入以前にはどのようなシステムを使用していましたか?
渡邉様:LAGNETでは移行前に複数のECカートシステムを何回か移行して運用しておりました。それぞれその当時は定期通販に強いと謳っていたツールではあったものの、現在の市況に合ったマーケティング施策を実行するための機能が不足していると感じておりました。
窪田様:セルノートでも同じECカートシステムを運用しておりましたが、使っていくうちに、同様にマーケティング施策を実施できない部分に加え、操作性も悪く、日々の運用を効率的に回すことができない部分で不満を感じていました。
ー以前のECカートシステムで感じていた課題は何でしたか?
渡邉様:以前使っていたECカートシステムではクロスセルやアップセル機能が弱いと感じていました。特にサンクスページでのアップセルが対応しておらず、収益性で他社に劣る部分がありました。また、ソケット連携に対応していなかったためタグ連携で運用していたのですが、各ページに個別にタグを埋め込む必要があるため、タグの数が増えるにつれ、どのページにどのタグが設置されているか把握しづらくなり、設置漏れや重複が発生しやすく困っていました。
窪田様:日々の運用における売上や定期の集計作業が非常に手間でした。以前のシステムではコード入力が手動で行われるため、覚えきれないほど多くのコードを管理しなければならず、大変でしたね。また、サンクスアップセルなどの施策が実現できない点もLAGNETと同様に課題でした。
ーなぜecforceへの移行を決断したのでしょうか?
渡邉様:ecforceには柔軟なカスタマイズ性と豊富な機能があります。特にサンクスアップセル機能やセット販売機能など、これまで実現できなかった施策を可能にする点で魅力的でした。また、データ移行や運用面でのサポート体制にも信頼感がありました。またソケット連携 (ecforceでは「ソケット通信管理機能」)により、今まで苦労していたタグ設置からも開放され、圧倒的に作業効率が上がりました。
窪田様:市場の流れとして縛りなしオファーが主流になってきたこともあり、それを実現するためにはサンクスアップセル機能が必須でした。また、運用面でも、どこに何があるのかわかるUIであったり、検索画面の使いやすさなども踏まえ、『ecforce』への移行を強く希望しました。
ーECカートシステム移行時にはどのような課題や不安がありましたか?
渡邉様:顧客データの正確な引き継ぎや決済データの安全性について不安はありました。ただ、事前ミーティングで丁寧に説明いただいたことで、その不安は軽減されました。
窪田様:元々、カート移行はとても大変そうなイメージを持っていました。顧客のデータ量が多かったので、正確に移行できるかが心配でしたが、最終的に懸念していたような大きな問題もなく、スムーズに進められたので安心しました。
ecforceへの移行後、月の売上が4倍になる月も見られ、新規顧客獲得数も増加した
ー移行後には具体的にどのような成果が得られましたか?
渡邉様:売上は移行前の同じ月と比較して売上が4倍ほどになった月もあり、その面でも大きな恩恵を感じています。また、離脱防止ポップアップ機能によって200~300件ほど追加注文を拾えるようになりました。
窪田様:縛りなしオファーの導入によって新規顧客獲得数が増加し、売上も約2倍になりました。またチャットボット機能(ecforce efo)の導入によってCVR(コンバージョン率)の改善にもつながりました。以前はエラー対応や修正作業に時間がかかりましたが、今では簡単に管理・修正できるようになり、大幅な効率化を実感しています。
*ecforce efo:チャット型対話式EFO。ECサイト上にチャット形式の注文フォームを簡単に設置できるサービス。CVRを向上させ、広告投資のROIを最大化させる。
ー業務効率にはどのような変化がありましたか?
渡邉様:受注検索機能やLP(ランディングページ)の複製機能(ecforceでは「LPテンプレート管理」)などによって作業効率が大幅に向上しました。以前はデザイナー経由で対応していたLP修正も即日対応できるようになり、大幅な時間短縮につながっています。
窪田様:広告URL管理や条件絞り込み検索など細分化された管理機能のおかげで集計作業時間が大幅に短縮されました。一人でも効率的に動ける環境になったことは非常に助かっています。
ーecforce導入後のサポート体制についてどう評価されていますか?
渡邉様:週1回の定例ミーティングだけでなく、移行後も月1回のミーティングで現状課題をヒアリングしていただいてサポートいただいています。
窪田様:担当者が非常に親身になって対応してくださっています。強いていうなら、担当者がお休みでも急ぎの場合には他の方からフォローいただける体制だとさらに安心感がありますね。
新たな施策と更なる業務効率化を実施し、昨年対比で年間売上の120%達成を目指す
ー今後ecforceをどのように活用していきたいですか?
渡邉様:SNS広告とモール販売を掛け合わせた施策など、新しいマーケティング手法にも挑戦していきたいです。またクロスセルやアップセル施策をさらに強化し、売上拡大につなげたいと思います。
窪田様:年間売上昨年対比120%達成を目指しつつ、一人当たりの業務効率向上にも注力したいです。ecforceの豊富な機能を活用しながら、新しいチャレンジにも取り組んでいきたいですね。
ーシステム移行を検討している企業へのアドバイスはありますか?
渡邉様:少人数運営でも安心して任せられるサポート体制がありますので、不安な点は早めに相談することがおすすめです。自社システムとの違いやオプション機能について聞くだけでも解決策が見えてくると思います。
窪田様:準備段階では不安も多いですが、移行後は業務効率や売上面で大きなメリットがあります。一歩踏み出すことで新たな可能性が広がると思います。
ー本日はありがとうございました!