目的・課題

  • 従前のカートはサブスクリプション機能が不十分で工数がかかっていた
  • UI・UXに統一感がなく導線が分かりにくいサイト
  • 理想のユーザー体験の実現ができない

効果

  • ノーコードで簡単に操作ができ運用工数を削減
  • 統一感のあるUI・UXと少ない購入遷移の実装
  • カスタマイズの自由度が高く、理想のユーザー体験を実現

はじめに事業概要を教えてください。

私たち株式会社SEAMは「ココロとカラダを満たす食体験を創る」を企業ミッションに掲げ、低アルコール飲料事業「koyoi(コヨイ)」を手掛けています。

「koyoi(コヨイ)」のほとんどがアルコール3%という、低アルコールながら本格的なカクテルをお楽しみいただけます。約30種類のフルーツやハーブ、スパイスを組み合わせた多種多様なラインナップを取り揃えており、「カラダに優しい」を実現するため保存料や人工甘味料、着色料は一切使用していません。

「koyoi(コヨイ)」の由来は「小さく酔う」と「今夜」という2つの言葉からきています。

お酒には依存症などの危険性があり、世界でも大きな問題として認識されていますが、一方で嗜好品として人と人をつなぎ幸せにするツールでもあります。お酒が持つ本来のメリットを享受しながら、よりカラダに優しい商品をつくりたいと考えたのが最初のきっかけです。

併せて、近年では社会の動きも追い風となっています。海外ではソバーキュリアスという“あえて飲まない”スタイルが認知されたり、高アルコールではなくヘルシーな低アルコールを飲む流れが広まったりと、新しいお酒のカルチャーが芽生えています。

市場を見ても大きなチャンスがあると考え、お酒がもつ諸問題に対するソリューションの一つとして、低アルコールの飲料事業を展開することを決めました。

 

PRで仕掛け、ブランド認知の拡大を目指す

EC・D2Cビジネスの中で重要視していることはどんなことでしょうか。

私たちはデジタルマーケティングに多く予算を割き、そこで集客し、購入までしていただくという、いわゆる一般的なECの型を前提とした事業成長は目指さないと決めています。やはりお酒は店舗で手にとっていただいたり、試飲していただいて買うのが基本です。嗜好品であるお酒に、デジタルマーケティングに注力した戦い方は合っていません。

株式会社SEAM 代表取締役 石根友理恵氏

そこでまずはPRで仕掛け、ブランドとして認知を獲得することに力を入れています。

ポイントは店舗などでの試飲です。店舗で試しに飲んでもらうことで接点を増やす必要があると考えています。試飲のあとの販売の場として、ユーザーの都合に合わせて店舗でもECでも購入できる場を設け、リピートの流れを作るのが理想的だと考えています。

 

具体的にはどのような点がecforceを選んでいただく決め手となりましたか。

過去にSUPER STUDIOが主催した「MASTERPLAN」※というイベントの第一回に参加させていただきました。そこでファイナリストに選んでいただいたご縁があり、ecforceの導入を検討し始めました。

ecforceの担当者に色々と相談していく中で、プランや機能などを紹介していただいたのですが、機能性やUI・UXの統一感などが非常に魅力的で、導入するならecforceしかないと思ったことを覚えています。

※MASTERPLAN:株式会社SUPER STUDIOが主催するD2Cのアイデアを支援するビジネスコンテスト

 

ecforceのおかげで理想のユーザー体験を実現できた

実際にecforceを使ってみた印象はどうでしたか。

ecforce導入前は海外発のECカートシステムを使っていたのですが、サブスクリプションに対応する機能が十分でなく、ECサイトの制作やカートのカスタマイズにも工数がかかっていました。また複数のアプリケーションを使うため、UI・UXに統一感が無く、ユーザーの導線が分かりにくくなっていました。

私はサブスクリプションこそUIが最重要だと考えています。そのためにはユーザーの導線を整理し、購入までの流れをスムーズにする必要があります。ecforceは遷移が少なく、導線が圧倒的に分かりやすいのが強みだと思います。

またecforceは、ノーコードなのでエンジニアがいなくてもECサイトの構築がしやすいのが魅力的。フォーム一体型LPもあっという間に構築できます。

「koyoi(コヨイ)」はドリンクの種類が豊富なため、ユーザーが迷わない工夫や、選択した際の商品画像の動きにもこだわりたいと考えていました。その点、ecforceはUI/UX観点でもカスタマイズの自由度が高いため、私たちが理想とするユーザー体験を実現できたと思っています。

例えばセット販売では、ユーザーが好きなドリンクを選びやすいように、ドリンクが視覚的にわかりやすく並ぶUIにこだわりました。さらにドリンクを入れ替える際にも、今どれを選んでいるかが直感的にわかるような仕組みに大きくカスタマイズをしています。

そもそもセット販売が可能なECカートシステムも珍しいのですが、ecforceのカスタマイズの自由度が高いため実現できたUIです。

また「koyoi(コヨイ)」はお客様に合ったドリンクの提案をするために、パーソナライズ診断もしています。ここでも診断後に選ばれたドリンクが視覚的にわかりやすく並ぶUIにしました。他社ECカートシステムだとカートに入った商品を個別に削除できず、最初からやり直す仕様もありますが、ecforceの場合、ユーザーはドリンクを何度も入れ替えることができます。

このような細かい点にこだわり理想のユーザー体験を実現できたのも、カスタマイズの自由度が高いecforceのおかげです。

 

オンラインとオフラインをつなぐサークルを回す

ecforceのサポート体制について印象に残っていることはありますか。

何か相談したいことが出てきたときにecforceに問い合わせると、非常に素早く的確な返事をいただいています。あまりのスピードと的確さに、どうやってオペレーションしているのか不思議に思うほどです。

また、ECサイトのリリース時にカスタマーサポートの方からお祝いのメッセージが届いた時はとても嬉しかったです。いろいろと手厚くサポートしていただく中で、一緒にリリースを迎えられて本当に良かったと思っています。

 

今後、ecforceと共に目指したいことはありますか。

SUPER STUDIOが発表した「次世代EC構想」にもあるように、OMOですね。オンラインとオフラインをつなぐサークルをぐるぐると回していきたいです。

例えばオフラインの受発注システムからecforceまでを一貫して管理できたり、オフラインのデータをオンラインの販促に活かすようなデータ連携ができたりすると最高です。

他にも、EC・D2Cの横のつながりの中でノウハウを循環させること。他のブランドから学ばせていただきたいと思うこともありますし、私たちの経験が他のブランドの役に立つこともあるはずです。ecforceがプラットフォーム的な立ち位置からEC・D2Cのコミュニティ作りを加速してくれると嬉しいです。

 

これからもお酒の選択肢を増やしていく

では最後に、御社の今後の展開を教えてください。

実は2022年11月29日に関西テレビ放送の『セブンルール』に出演しました。

この番組は7つのルールで女性の人生を映し出すドキュメンタリーなのですが、アルコール業界に、低アルコールという切り口から新しいカルチャーを作ろうとしていることが出演のきっかけになりました。

また12月のクリスマスに向けて、新しくいちごのデザートカクテルの販売を開始しました(koyoiクリスマスサイト)。トロトロした食感で、飲むと甘酸っぱい大人の味がしてオススメです。さらに2023年春には新商品・新ブランドの展開も予定しています。これからもお酒に弱い方も含めて、様々な人のお酒の選択肢を増やしていきたいと考えています。

 

※掲載内容は取材当時のものです。

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