この記事でわかること
※この記事は 時点の情報をもとに執筆しています。
ECサイトを運営する上で、商品の受注から発送までの業務は想像以上に手間がかかります。
特に、注文数が増えてくると自社だけで対応するのは難しくなり、業務の遅延やコスト増につながるケースも少なくありません。
そんな時に役立つのがEC発送代行サービスです。物流のプロに業務を委託することで、在庫管理や梱包・配送などの負担を減らし、本来注力すべき商品開発やマーケティングに集中できます。
この記事では、EC発送代行の基本から料金相場、メリット・デメリット、選び方までをわかりやすく解説します。
さらに、2025年におすすめの代行会社15社を厳選して紹介しています。最適なパートナー選びの参考に、ぜひご活用ください。
EC発送代行とは
EC発送代行とは、ECサイト運営者が商品の入荷から梱包・発送までの一連の業務を、外部の専門業者に委託できるサービスです。
事業の規模が大きくなるほど発送作業の負担は増えますが、代行サービスを活用すれば、物流業務の手間を減らし、効率的な運営が可能になります。
EC発送代行の概要
EC発送代行は、ネットショップなどで販売された商品の入荷・保管・ピッキング・梱包・発送を、専門の物流業者が代行するサービスです。
EC事業者は商品の企画や販売に集中できるため、特にリソースが限られる小規模事業者や、出荷量が不安定な事業者にとって有効な手段となります。
需要の増加に伴い、発送代行サービスは全国に広がっており、さまざまな規模や業種のEC事業者が活用しています。
出荷件数に応じて費用が変動するプランも多く、コストの柔軟なコントロールができる点も大きな魅力です。
EC発送代行で委託できる主な業務
EC発送代行で委託できる業務は、基本的な入庫〜出荷だけでなく、多岐にわたります。代表的な内容は以下の通りです。
- 入荷・入庫管理:商品の検品・仕分け・棚入れなど
- 保管・在庫管理:リアルタイムでの在庫状況の把握
- ピッキング・梱包:受注内容に応じた商品取り出しと丁寧な包装
- 出荷・配送手配:配送伝票の作成と運送業者への引き渡し
- 返品対応:顧客からの返品受付・再検品・再出荷など
- 流通加工(オプション):ギフト包装、チラシ同梱、タグ付け、セット組みなど
こうした業務を外部に任せることで、事業者は発送作業に時間を取られず、より戦略的なEC運営が実現できます。
発送代行のサービス形態と分類[3PL・フルフィルメント]
EC発送代行には、大きく分けて「3PL(サードパーティー・ロジスティクス)」と「フルフィルメント」という2つのサービス形態があります。
- 3PL:入荷から保管、ピッキング、梱包、出荷までの物流業務を一括で代行するサービス。最も一般的で、多くの代行会社が対応しています。
- フルフィルメント:3PLの内容に加え、受注処理・カスタマーサポート・返品受付なども含めて丸ごと代行するサービス。Amazon FBAや楽天スーパーロジスティクスが代表例です。
フルフィルメントは手間を最大限減らせる一方、費用は高めに設定される傾向があります。
自社の体制や商品ジャンルに合わせて、どちらのタイプが適しているかを見極めることが重要です。
EC発送代行を利用するメリット
EC発送代行サービスを導入することで、EC事業者は自社のリソースをより戦略的に活用できるようになります。
物流のプロに業務を委託することで、コア業務への集中やコスト最適化、発送品質の向上といった多くのメリットが得られます。
コア業務への集中
発送業務は受注処理、商品ピッキング、梱包、出荷、配送手配など多岐にわたり、想像以上に時間と労力がかかります。
自社でこれらをすべて行うと、商品開発や販促活動といった売上に直結する業務に割ける時間が不足しがちです。EC発送代行を活用すれば、煩雑な作業を外部に任せられるため、社内の限られた人材や時間を本来注力すべき分野に集中させることができます。
これにより、効率的かつ収益性の高いEC運営が実現します。
物流コストと保管スペースの削減
自社で物流をまかなう場合、倉庫の賃料や人件費、システム導入費用、梱包資材費など、さまざまな固定費が発生します。
特に繁忙期と閑散期で出荷量が大きく変動するECビジネスでは、コストの変動幅が経営を圧迫する原因にもなります。
発送代行を利用すれば、出荷量に応じて費用が変動する従量課金型のプランが多く、無駄な固定費を削減できます。
また、商品は代行業者の倉庫に保管されるため、自社での保管スペースの確保も不要になります。
発送品質の向上と柔軟な対応力
専門業者は、入荷からピッキング、梱包、配送までの各工程で高い精度とノウハウを有しており、安定した発送品質を提供できます。
適切な緩衝材の選定や資材管理、商品に応じた梱包技術により、破損や誤出荷のリスクを最小限に抑えることが可能です。
また、多くの代行会社は倉庫管理システム(WMS)や自動ピッキングシステムを導入しており、業務の効率化と正確性を両立しています。繁忙期やセール期間の出荷量増加にも柔軟に対応できるため、販売機会を逃さず、顧客満足度の向上にも貢献します。
EC発送代行のデメリットと注意点
発送業務を外部に委託することで多くのメリットが得られる一方で、EC発送代行にはいくつかの注意点やデメリットも存在します。
サービス導入後に「思っていたのと違った」とならないためにも、事前に課題になりやすいポイントを把握しておくことが大切です。
自社ノウハウが蓄積されにくい
発送業務をすべて外部に任せることで、自社内に物流業務の知識やノウハウが蓄積されにくくなるというデメリットがあります。
特に将来的に内製化を検討している場合や、物流体制を自社独自に最適化していきたい企業にとっては、成長機会の損失につながる可能性もあります。
このリスクを軽減するためには、定期的にレポートを共有してもらう、倉庫見学を実施する、簡易的な工程だけは社内に残しておくなど、適度な情報のキャッチアップ体制を整えることが重要です。
個別対応の難しさとコミュニケーション課題
自社で発送業務を行っていれば、追加注文の同梱や発送タイミングの調整、ギフトラッピングなど細かな要望にも柔軟に対応できます。
しかし、外部業者では標準化された業務フローが基本となるため、イレギュラー対応が難しい場合があります。
また、受注データの共有やトラブル対応の相談など、日々の業務で委託先とやりとりする必要も増えるため、コミュニケーションの負担や確認コストが発生する点も見落とせません。事前の業務フロー設計や、レスポンス体制の明確化が不可欠です。
情報漏洩などのセキュリティリスク
発送業務を委託する際、顧客の氏名・住所・連絡先といった個人情報を外部業者に共有する必要があります。
委託先のセキュリティ体制が不十分な場合、情報漏洩や不正利用といった重大なリスクにつながる可能性があります。
このリスクを防ぐには、情報管理体制や取得している認証(Pマーク、ISMSなど)の有無を確認することが重要です。
また、契約書には守秘義務に関する条項を明記し、トラブル発生時の責任範囲も明確にしておきましょう。
EC発送代行サービスの費用と料金体系
EC発送代行サービスを選ぶうえで、料金体系の理解は非常に重要です。サービス内容が似ていても、料金の仕組みや費用の内訳によって、実際のコストには大きな差が生じることがあります。
ここでは、発送代行の一般的な料金構成と相場感、見積もり時に注目すべきポイントを解説します。
固定費と変動費の内訳
発送代行サービスの料金は、大きく「固定費」と「変動費」に分かれます。
- 固定費:基本料金やシステム利用料、管理費など、出荷量に関係なく毎月発生する費用。月額3万円〜5万円程度が相場です。
- 変動費:実際の作業量に応じて発生する費用。入庫、保管、ピッキング、梱包、配送料などが該当します。
たとえば、以下のような作業にそれぞれ費用がかかります。
項目 | 内容・相場感 |
---|---|
固定費 | 基本料金、システム利用料など(月額3万〜5万円) |
入庫料金 | 商品1個あたり10〜30円、箱単位で100〜200円 |
保管料金 | 月額100円〜/個 または 坪単価数千円〜 |
ピッキング | 商品1点あたり10〜100円 |
梱包料金 | 150〜400円程度(商品サイズにより変動) |
配送料 | 60サイズで400〜500円前後 |
オプション | ギフト包装、のし、返品対応など(個別見積) |
特別なラッピングやのし対応、返品作業などは、オプション料金として別途発生することが多い点も把握しておきましょう。
各費用の相場と比較時の注意点
料金体系がシンプルに見えても、実際には細かい項目ごとに加算されるため、総額で比較することが重要です。特に注意したいのは以下の点です。
- 初期費用や月額費用が「無料」でも、ピッキングや梱包などの単価が割高なケースがある
- 保管料金が日割りか月額固定かによって、在庫数の増減に対する費用が大きく変動する
- 配送料が業者ごとに異なるため、契約している運送会社の種類と料金体系も要確認
見積もりを取る際は、自社の出荷件数・商品サイズ・保管日数などを具体的に伝えたうえで、シミュレーションを出してもらうのがベストです。
また、「最低利用料金があるか」「キャンセル料が発生するか」など、条件面もあわせてチェックしましょう。
EC発送代行会社の選び方ガイド
EC発送代行サービスは各社ごとに提供内容や料金、得意とする商材が異なります。
安易に価格だけで選ぶと、後になって「希望する業務に対応していなかった」「想定以上に費用がかかった」といったトラブルにつながることも。
ここでは、自社に合った最適なパートナーを選ぶために、必ずチェックしておきたい選定ポイントを紹介します。
対応可能な商品ジャンルと特性
発行会社が自社の商品ジャンルに対応できるかは最優先で確認すべきポイントです。
食品であれば冷蔵・冷凍設備の有無、アパレルであれば検針やタグ付け対応、化粧品や雑貨であれば丁寧な検品・ラッピングが求められるなど、商品ごとに必要な工程や管理体制は異なります。
また、大型家具や壊れやすい精密機器など、特別な梱包や運送手段が必要な場合もあります。
こうした商材ごとの取り扱い実績やノウハウを持っているかどうかは、事前に確認が必要です。
サービス範囲・付帯業務の違い
単なる発送だけでなく、検品・セット組み・ラッピング・ノベルティ同梱・返品対応などの「付帯業務」に対応しているかも大きな判断材料です。
これらの作業を自社でやるか、代行会社に任せられるかで、運営の手間は大きく変わります。
また、顧客対応や受注処理まで委託できる「フルフィルメント型」に対応しているかも確認しましょう。
アウトソーシングの範囲を広げたい場合には、ワンストップ対応できる業者が理想です。
倉庫拠点と納期対応力
倉庫の立地は、納期と配送コストの両方に直結します。首都圏に近いか、全国に複数の拠点があるかなどにより、配送スピードや柔軟性が変わります。
とくに「当日出荷」「翌日配送」など短納期が重要な商材では、拠点の位置とキャパシティは重要です。
また、繁忙期に出荷件数が一時的に急増するケースでは、波動対応の柔軟さも確認しておくべきです。冷蔵・冷凍、定温保管が必要な場合は、設備の仕様もあわせて確認しましょう。
システム連携のしやすさ
ECサイトで使用しているカートとのAPI連携の有無や、CSV対応の柔軟さも業務効率を左右します。
システムが連携されていないと、受注データや在庫管理を手作業で行う必要があり、ヒューマンエラーやタイムロスの原因になります。
倉庫管理システム(WMS)の導入状況や、在庫状況のリアルタイム反映など、システム面の対応力を必ず確認しましょう。
料金体系の明確さと見積もりの透明性
「基本料金が安い」だけで選んでしまうと、見えづらい変動費やオプション料金が後から積み重なり、結果として高額になるケースもあります。
各費用項目(入庫・保管・梱包・配送料など)が細かく明示されているか、また見積もりの内訳が透明かを必ず確認しましょう。
従量課金制であっても、最低利用料の有無や、価格シミュレーションの有無など、長期的なコスト管理に影響する要素を見落とさないことが大切です。
実績・サポート体制の信頼性
導入実績が豊富な企業は、各種トラブルへの対応力や業務設計の柔軟性に長けている場合が多く、安心して任せることができます。
自社と同じ業種・商品ジャンルの取扱実績があるかも確認ポイントです。
また、専任担当の有無、問い合わせ手段の明確さ、対応のスピード感など、日常的なやりとりを想定したサポート体制も評価軸として重要です。
初期導入時だけでなく、長期的なパートナーとして信頼できるかどうかを見極めましょう。
おすすめのEC発送代行会社15選
EC発送代行サービスは数多くの企業が提供しており、それぞれ得意な分野や対応できる業務、料金体系が異なります。
発送件数や商品ジャンル、出荷タイミングなど、自社のビジネスモデルに合ったパートナーを選ぶことで、物流の効率化と顧客満足度の向上が実現できます。
ここでは、全国の発送代行会社の中から、実績や対応力、コストパフォーマンスに優れた15社を厳選して紹介します。
料金や拠点、連携可能なカートシステムなど、自社にとって重要な比較ポイントを押さえて、最適な発送代行会社選びの参考にしてください。
STOCKCREW
運営会社:株式会社STOCKCREW
公式サイト:https://stockcrew.co.jp/
【特徴】
STOCKCREWは、初期費用・固定費ゼロの完全従量課金制を採用した、EC特化型の発送代行サービスです。千葉・埼玉に構える倉庫では、ピッキングロボットや自動搬送ロボット(AMR)を活用しています。1出荷から利用可能で、スタートアップや小規模事業者にも適しています。
【対応業務】
入荷検品・保管・ピッキング・梱包・発送といった基本業務に加え、ギフト包装、チラシ・ノベルティの同梱、FBA納品代行などの付帯業務にも対応。Shopify、BASE、楽天、ecforceなど主要なECカートとAPI連携が可能です。
【料金目安】
DMサイズは260円/件、60サイズは560円/件(いずれも作業費・資材費・配送費込み)。保管料は物量に応じて段階的に値引きされる料金体系です。
スクロール360
運営会社:株式会社スクロール360
公式サイト:https://www.scroll360.jp/
【特徴】
スクロール360は、80年以上の通販実績を持つスクロールグループのノウハウを活かしたフルフィルメント型の発送代行サービスです。北海道・関東・東海・関西に複数の物流拠点を展開し、即日出荷や波動対応にも強みがあります。物流だけでなく、受注処理やカスタマー対応、ECサイト運営まで幅広く対応可能です。
【対応業務】
入出荷、在庫管理、ピッキング、梱包、発送をはじめ、ギフト包装や返品処理、流通加工、受注代行、コールセンター業務まで対応。アパレル・コスメ・健康食品など多様な商材に対応実績があります。
【料金目安】
個別見積もり制。商材の種類や出荷件数、業務範囲に応じてオーダーメイドのプランが提案されます。
共栄物流サービス
運営会社:株式会社共栄物流サービス
公式サイト:https://www.kyoei-butsuryu.com/
【特徴】
共栄物流サービスは、20年以上の実績をもつ通販特化型の発送代行会社です。自社開発の倉庫管理システムにより、ネコポス対応や伝票のカスタム同梱など細かな業務に柔軟に対応。専任コンシェルジュ制度による日々のサポート体制も特徴です。
【対応業務】
入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、発送の基本業務に加え、販促品同梱、流通加工、返品対応、発送完了メールの自動送信なども可能です。
【料金目安】
料金は非公開。商材や対応範囲に応じた個別見積もり制。
オープンロジ
運営会社:株式会社オープンロジ
公式サイト:https://service.openlogi.com/
【特徴】
オープンロジは、初期費用・固定費ゼロで利用できる従量課金型の発送代行サービスです。全国70カ所以上の提携倉庫を活用し、国内外配送や越境EC、セール時の波動対応にも柔軟に対応可能です。
【対応業務】
入荷、保管、ピッキング、梱包、発送に加え、海外発送(120カ国以上対応)、インボイス発行、ラベル作成、ギフト包装なども対応。主要ECカートともAPI連携が可能です。
【料金目安】
完全従量課金制。保管料・出荷手数料・配送料などが個別に設定され、固定費なし。
ユウサイ
運営会社:株式会社ユウサイ
公式サイト:https://www.yuusai2004.co.jp/
【特徴】
ユウサイは、ブランドイメージに合わせた丁寧な梱包品質に強みを持つ発送代行サービスです。ギフト対応やラッピングなど、商品を受け取る顧客の体験を重視するEC事業者に適しています。
【対応業務】
入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、発送に対応。ギフトラッピング、熨斗、メッセージカードの同梱など、きめ細かな対応が可能です。
【料金目安】
商材や梱包形態に応じて料金が変動する可能性があるため、詳細は個別見積もりで確認できます。
保管料は1日1個1円から(60サイズの場合)となっており、入庫・出荷料金も含まれたパッケージ料金体系です。
清長
運営会社:株式会社清長
公式サイト:https://www.seicho-inc.jp/
【特徴】
清長は、自社物流センターを複数運営しており、特に保管品質と温度管理に強みを持つ発送代行会社です。
常温・冷蔵・冷凍の三温度帯に対応しており、食品・化粧品・医療商材などデリケートな商品を扱うEC事業者に適しています。
【対応業務】
入荷・検品・保管・梱包・発送のほか、賞味期限管理、ロット管理、先入れ先出し(FIFO)など高度な在庫管理にも対応。冷凍・冷蔵商品のピッキングや配送も可能です。
【料金目安】
詳細は非公開。商材の特性・保管温度・物流量に応じた個別見積もり制。
ウルロジ
運営会社:ディーエムソリューションズ株式会社
公式サイト:https://ul-logi.jp/
【特徴】
ウルロジ(ULLOGI)は、DM・ダイレクト通販業者向けに特化した発送代行サービスで、大量同梱や定期通販の運用にも柔軟に対応できる設計です。受注〜発送までの対応力に加え、定期配送のセット組みや在庫仕分けにも強みがあります。
【対応業務】
入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・発送といった基本業務に加え、定期通販用セット組み、チラシ同梱、顧客向け通知発送など対応範囲が広いです。
【料金目安】
公式には詳細料金を非公表ですが、定期通販や大量出荷に適した料金プランを個別提案で提供しています。
高木製綿
運営会社:株式会社高木製綿
公式サイト:https://www.takagi-inc.co.jp/
【特徴】
高木製綿は、検針・縫製・梱包など「製造工程にも対応できる」柔軟な発送代行を特徴とする企業です。自社工場と連携した物流連携により、アパレルや雑貨など加工を要する商材に強みがあります。
【対応業務】
入荷・検品・ピッキング・梱包・発送に加え、タグ付けや縫製、検針といった流通加工にも対応。オリジナル仕様や小ロット処理にも柔軟です。
【料金目安】
料金は非公開で、商材や対応内容に応じた個別見積もり制。
アイスコ
運営会社:株式会社アイスコ
公式サイト:https://iceco.jp/service/promotion.html
【特徴】
アイスコは、定温・冷蔵・冷凍品の物流に強みを持つ企業です。食品や医薬品など温度管理が必要な商品に最適で、各温度帯に対応した倉庫と配送ネットワークを持っています。
【対応業務】
入荷・検品・保管・梱包・発送に加え、温度帯別保管・出荷管理、賞味期限・ロット管理など温度管理型物流が可能です。
【料金目安】
サイト上に公開された料金体系はありませんが、温度帯や取扱商品の特性に応じたプランを個別見積もりで提供しています。
三協
運営会社:株式会社三協
公式サイト:https://www.kk-sankyo.com/
【特徴】
三協は、EC物流に特化し、小ロット・多品種対応がスムーズな柔軟性のある物流代行を提供しています。多様なニーズに対してカスタマイズ可能な体制を整えています。
【対応業務】
入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・発送に加え、小ロット出荷・多品種混載対応、返品処理など柔軟な業務に対応。
【料金目安】
料金体系は非公開。商材や出荷量に応じて個別見積り形式です。
ピュアロジ
運営会社:株式会社ピュアワークス
公式サイト:https://www.purelogi.co.jp/
【特徴】
ピュアワークスは、小規模EC向けにカスタマイズされた発送代行サービスを提供しており、柔軟で親しみやすい運用が特徴です。初期導入コストを抑えつつ開始しやすい構成設計です。
【対応業務】
入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・発送を基本に、ギフト包装や同梱、ノベルティ封入など小回りの効く付帯業務にも対応。
【料金目安】
料金は非公開で、初期導入の軽さと出荷規模に応じた個別提案形式です。
醍醐倉庫
運営会社:醍醐倉庫株式会社
公式サイト:https://daigo-wh.co.jp/
【特徴】
“売る倉庫”をコンセプトに、物流業務全体をワンストップで支援するEC特化型発送代行サービスです。
醍醐倉庫株式会社は複数の事業所を構えており、即日出荷や大量出荷に対応可能です。楽天・Amazon・Yahoo!などのモールや、各種カートシステムとWMS連携が可能で、EC運営を自動化する体制が整っています。
【対応業務】
入荷、検品、在庫管理、ピッキング、包装、発送、返品処理などの基本業務に加え、名入れギフト、ブランド包装、チラシ・ノベルティの同梱、オリジナル梱包資材の対応など付加価値の高い対応が可能です。
【料金目安】
1箱から利用できる従量課金制を採用。詳細料金は要問い合わせ。
コーリング
運営会社:株式会社コーリング
公式サイト:https://calling.jp/
【特徴】
20年以上の運用実績をもとに、EC事業者の業態・商材に合わせたオーダーメイド型の発送代行サービスを提供しています。繁忙期やイベント対応など、波動にも柔軟に対応できる体制を構築しています。
【対応業務】
入荷、検品、保管、ピッキング、梱包、発送の基本業務のほか、セット組み、ギフトラッピング、WMS連携、流通加工など柔軟なカスタマイズが可能です。
【料金目安】
初期費用は50,000円(税抜)で、月額固定費用は無料です。
保管費用は4,000円(税抜)/坪/月から発生し、出荷1件につき500円(税抜)からの料金が設定されています。
ACROSS
運営会社:株式会社ACROSS
公式サイト:https://across-logi.com/
【特徴】
D2Cや越境ECに特化した総合物流サービスを提供。国内倉庫のほか、中国現地倉庫やOEM調達ネットワークとの連携により、調達から保管・出荷・国際配送まで一貫対応が可能です。冷凍商材に対応した「ロジメイトクール」などの専門サービスも展開しています。
【対応業務】
入出荷、保管、梱包、発送に加え、輸入代行、OEM調達支援、国際配送、通関対応など広範囲な物流支援に対応可能です。
【料金目安】
複合型のカスタムプランに基づく個別見積もり制。対応範囲に応じて柔軟に提案されます。
エスプールロジスティクス
運営会社:株式会社エスプールロジスティクス
公式サイト:https://www.spool.co.jp/service/logi/
【特徴】
物流業務の効率化だけでなく、売上支援や環境配慮を含む総合的なフルフィルメントサービスを展開。自動梱包機導入による省人化や、CO₂削減を目指したカーボンフリー物流などにも取り組んでいます。
【対応業務】
受注処理、在庫管理、梱包、発送の基本業務に加え、システム連携によるリアルタイム在庫管理、物流改善提案、リードタイム短縮などを総合的に支援します。
【料金目安】
業務範囲に応じた個別見積もり制。事前のヒアリングをもとにプランを提案。
まとめ
ECの発送代行サービスは、単なる業務の外注ではなく、ビジネスの成長を支える重要なパートナー選びです。自社の商品ジャンルや事業フェーズに合わせて最適な代行会社を選ぶことで、物流の負担を軽減しながら、サービス品質の向上やコストの最適化を実現できます。
また、発送代行を活用することで、限られた社内リソースを商品企画や販売戦略といった「売上に直結する業務」に集中できる環境が整います。
特に、出荷件数が増加してきたEC事業者や、販促・セール時に波動対応が求められるケースでは、発送代行の導入が大きな転機になることも少なくありません。
本記事で紹介したように、代行会社ごとに対応可能な業務や料金体系、システム連携、対応力には大きな違いがあります。ぜひ比較ポイントをしっかり押さえ、自社のニーズに合ったサービスを見極めましょう。
発送業務をプロに任せることで、EC運営に余白が生まれ、次の成長ステージへと進むきっかけになります。
本記事が、EC事業者の皆様が最適な発送代行サービスを選び、事業をさらに発展させる一助となれば幸いです。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月