D2C(※1)支援事業やEC基幹システム「ecforce」(イーシー・フォース)の提供をする株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、本日1月31日(火)よりECのサプライチェーン支援を新プラン体系で提供開始します。EC/D2C事業への参入企業が増え、システムだけではなくロジスティクスやコールセンターをはじめとしたECサプライチェーンの構築や改善サポートのニーズが急速に増えていることを受けてのサービス提供となります。
ECサプライチェーン(OEM・ロジスティクス・コールセンターなど)の課題
近年D2Cモデルの登場によりモノづくりの参入障壁が下がり、P2Cをはじめとして様々な領域の事業者がEC・D2C事業に参入するケースが増えています。しかし、実際のメーカー運営をするためにはブランディングや広告運用によるマーケティング全般の施策のほか、サプライチェーンを構築するための製造、物流、梱包資材の調達、コールセンターでの顧客対応など、あらゆる領域のマネジメントが求められます。なかには従来のメーカー運営ではあまり重要視されてこなかった要素が事業成功の鍵となることもあり、これらを実現するためには非常に多くの知見と人的資源が必要となります。
加えて、これらサプライチェーン領域はデジタル中心に事業運営を行うECの中でも人的リソースやマニュアルの確立を要する領域で、一度進めてしまうと後戻りややり直しが効きづらいため、新規参入事業者にとってはノウハウ獲得コストが非常に高い領域でもあります。
SUPER STUDIOはこのような課題を持つメーカーをワンストップで支援するために、ECプラットフォーム「ecforce」の提供や、マーケティングからサプライチェーン構築などEC運営における全領域を支援する「ecforce consulting」を提供しています。これまで自社D2C事業運営の総合ノウハウを活かし、「ecforce consulting」を提供してまいりましたが、前述のような課題をお持ちのサプライチェーン関連領域に絞ったご相談をいただく機会が非常に増えたため、ecforce consultingからサプライチェーン領域のみを切り出したより利用しやすい新サービスとしてecforce supplychainを提供する運びとなりました。
サービス概要
ご支援内容はプランによって異なります。サプライチェーンのコスト・運用品質向上を目的とした改善を目的に、事業要件に合わせた適切な事業者マッチングを行う「supplychainマッチングプラン」、外注先の選定にとどまらず全体のコスト・運用改善などを一元でおまかせいただく「supplychainコンサルティングプラン」、そして主にリソースや運用ノウハウ不足を解消するための各種EC運用の外部化体制構築を支援する「supplychain運用委託プラン」の3つをご用意しています。詳しくはお問い合わせ下さい。
昨年3月にSUPER STUDIOが行ったEC事業者への調査(※)では、多くの事業者の方々が事業課題に「ノウハウ不足」を挙げています。実際にサプライチェーンの適切な業者の選定を行えなかったことで、価格設定は言い値、サービス内容も商品や購入者のターゲットに合わないものになってしまうケースも少なくありません。ecforce supplychainではこのような課題をお持ちのメーカーの業務改善に貢献し、1社1社の事業者が業務改善をし、商品開発やブランド戦略構築、マーケティング戦略など本来ブランド運営者が注力すべき領域に集中できる状態を作り、日本のEC化率を2030年までに20%に底上げすることを目指しています。
※2022年3月18日~2022年3月20日実施、主にB2Cの自社ECサイト運営に携わる企業の担当者221名に実施
キャンペーン
対象期間中にお申し込みいただくと、有償のsupplychainコンサルティングプランを無償で利用できます。
【提供条件】
2023年2月28日(火)までにお申し込みの方
【申し込み方法】
下記のいずれかからお申し込みください。
・お電話
03-5759-6380
※お電話口で「サプライチェーンサポートのプレスリリースを見て」とお伝えください。
・Webフォーム
https://ec-force.com/contact/new
ご参考:サプライチェーンの業務改善例
サプライチェーンはEC・D2Cを運営する上で顧客との唯一の接点とも言える、ビジネスの最後の砦です。しかし、商品開発やECサイト運用、新規顧客の獲得戦略の立案など目先に解決しなくてはならない業務が多く、サプライチェーンの運用改善には目が向けられないのが現実です。このような課題を解決すべく、SUPER STUDIOでは顧客のニーズにあわせてサポート内容をカスタマイズして提供、多くの改善実績をだしています。
■背景
・クライアント様は商品購入後のLTV最大化を目的としてブランド価値を最大限高めるためのunboxing体験を重視した資材製造を検討されていた
・ご相談時にはすでにデザインなどの要件がある程度決まっており、見積もり取得をしていたが、許容範囲より原価が高いことに悩まれていた
■実績
・弊社のOEMネットワークを活用し、想定されている素材が得意かつ仕様要件を満たせる資材OEMをご紹介
・その結果、個数あたり製造原価を元のお見積りよりも約28%削減することに成功
■背景
・クライアント様はマーケティングに関する知見は高かったものの、サプライチェーンに関する知見はあまり有していないクライアント様であった
・D2C事業立ち上げ時も、スケジュールを優先したフルフィルメント会社様の選定を行っており、販売開始後の見直しもなされていない状況であったが、売上成長するにつれ粗利を改善したいご希望があった
■実績
・弊社のサプライチェーン専門部隊が現状のフルフィルメント状況診断を実施。弊社知見を元にコスト改善余地のある委託内容を洗い出し
・さらに、診断結果を用いてフルフィルメント会社様へのコスト改善交渉をクライアント様と一緒で推進
・その結果として、1配送あたりにかかる物流コストを約16%削減することに成功
■背景
・クライアント様はD2C事業開始当初より自社CS運用を知見がない状態から行っており、CS対応におけるリソース効率、対応品質、冗長体制に強い課題感があった
■実績
・弊社が事業要件に応じた適切な外注パートナー候補様のリストアップ、交渉と見積もり取得代行を実施
・さらに、CS外注における管理体制の構築も同時に支援
・その結果、滞りなくCSの外注化が完了し、冗長化が実現できただけでなく、内製運用時よりもCS運用コストを大幅に削減することに成功
※1 D2C(Direct to Consumer)は、自社で企画及び製造した商品を自社ECサイトで販売から管理まで行う販売モデルのこと。従来は販売代理店や大手小売経由で販売をするのが一般的でしたが、SNSやWebメディアの広告で消費者個人へダイレクトにリーチできるようになり、発展しました。