2025.10.28

創業200年超の製薬メーカー「天藤製薬」、AIコマースプラットフォーム「ecforce」導入により業務効率とデータ分析の精度が大幅に向上

 AIコマースプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役社長 CEO 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、痔疾用薬「ボラギノール®」を展開する創業200年超の製薬メーカーである天藤製薬株式会社(所在地:大阪府豊中市、代表取締役社長:宮﨑 尚志、以下:天藤製薬)の「BORRAオンラインショップ」において、AIコマースプラットフォーム「ecforce」およびデータ活用ダッシュボードツール「ecforce bi」、チャット型対話式EFO「ecforce efo」を導入いただきました。


▼事例インタビュー詳細はこちら:
ecforce biの導入で業務効率とデータ分析精度が向上。創業200年の製薬メーカー「天藤製薬」がecforceで実現したデータドリブンなEC運営とは
https://ec-force.com/user_voice/borra
 

創業200年超の製薬メーカー「天藤製薬」の挑戦

 天藤製薬は、痔疾用薬「ボラギノール®」を展開する、創業200年を超える製薬会社です。近年は、痔の発症要因でもある生活習慣の乱れに伴う悩みにアプローチする「BORRA®」や、女性ホルモンの乱れに伴う悩みを改善する「FEMBORRA®」といった新しいブランドを展開するなど、精力的に新しい取り組みを進めています。お客様の層は男女で大きな偏りはなく、年齢に関しても「ボラギノール®」のお客様の層と「BORRA®」のお客様の層は近く、60代から70代あたりがメインとなっています。特にご高齢の方は、ボラギノールに対する信頼感が購入の後押しになっています。

 そんな中、2022年に「BORRAオンラインショップ」を新たに立ち上げました。「BORRAオンラインショップ」の立ち上げの背景には、生活者の健康意識の高まりがあり、予防や未病対策の重要性が注目される中で、予防や発生原因にアプローチする製品を展開していく必要性を強く感じたことがありました。また、天藤製薬が2021年にロート製薬グループに参画したことによる組織体制の変化も、新たなチャレンジの気運を高めていました。「BORRAオンラインショップ」の立ち上げにより、若いお客様からも「ECサイトで購入できてとても助かった」というお声をいただき、幅広い世代の方にご利用いただいていることを実感しています。

機能の拡張性と丁寧なサポート体制、安心感を決め手にecforceへ移行

 「BORRAオンラインショップ」を運営していく中で、いくつか課題が顕在化していました。一つ目の課題は、システム間の連携です。カートシステム、LP管理、販売データの分析システムがそれぞれ別々に存在しており、各々のシステム間のデータの整合性を保つことが難しい状況でした。これにより、受注データにキャンセル分が含まれているかどうかで差が生じ、定期契約の残存率がバラバラになってしまうといった問題が発生していました。この解消のため、カートだけでなくLPや販売分析も一元で管理できるシステムが求められていました。二つ目の課題は、商品コード管理の複雑化です。事業開始当初は問題ありませんでしたが、商品数の増加やまとめ買いオファーの増加に伴い、商品コードが煩雑化しました。一つの商品を登録する際に、定期コースの配送間隔(30日・60日・90日など)ごとに商品コードを個別に登録する必要があり、管理が煩雑になっていました。

 カートシステムを選ぶにあたっては四つほど条件があり、一つ目はクロスモールとデータの連携がスムーズにできること。二つ目は、カートとLP、販売分析を一元管理できること。三つ目は、システム移行時のサポートが手厚いこと。四つ目は、以前のカートシステムよりプラス10万円程度で運用できるカートシステムであることでした。ecforceは、エラー発生時の迅速な対応と手厚いサポート体制、自社開発による今後の機能拡充への期待、そして業界内での高い知名度と信頼感があり、今後、会計システムなどの機能を追加導入する可能性もあったため、ecforceなら連携しやすいだろうと考え導入を決めました。

 システム移行自体は、2024年3月頃から話を進め、同年11月にECサイトをリニューアルし、約5カ月で完了しました。クレジットカード情報の移行や新旧システムの商品設定における構造の違いについては苦戦する場面もありましたが、ecforceの担当者から具体的なロードマップの提示や手厚いサポートのおかげで、比較的スムーズに移行できました。

ecforce導入により高速でPDCAサイクルを回せるように

 ecforceと併せて導入したecforce efoで、効果検証がしやすくなりました。以前はシステムの担当者に問い合わせてレポートを出してもらう形で対応していましたが、これでは時間かかってしまい、スピーディーな改善やA/Bテストのしづらさが課題でした。ecforce efoの導入で、自分で管理画面を見て離脱ポイントやエラー箇所などの問題点を確認し、タイムリーに修正することができるようになり、高速でPDCAを回せるようになりました。

 また、サプリメントなどは同じ商品でも30日分、60日分など配送サイクルが異なったり、初回と二回目で商品を入れ替えたりなど複雑な設定には、「定期販売機能」を活用しています。ecforceは複雑な変更でも柔軟に対応できるため、希望の内容を設定することができています。

<販売画面:定期コースの複雑な設定も可能 >

 他にも、旧カートシステムではLP管理に外部ツールを使用していたのですが、カートシステムに入ってくるデータとズレが生じるケースがありました。ecforceを導入してからは、全てecforceの管理画面から一元管理できるようになったので、データの正確性が大幅に向上しました。

 業務効率化の観点でも、ecforceの良さを実感しています。例えば、Web広告周りで新しいクリエイティブや新しい訴求内容をテストする際、新規ページを作りやすかったりスムーズにA/Bテストができたりと、ecforceの機能のおかげでスピード感のある施策の実行や改善につながっています。これまでは、商品コードを付ける際、一つの商品につき6〜7パターンのコードが必要だったのですが、現在はその作業が減ったので作業時間を大幅に短縮することができています。

ecforce biもプロフェッショナルプランを導入

 旧カートシステムでは、カートシステムから月ごとのデータをダウンロードし、手作業でデータを整形、外部の分析ツールにアップロードするといった作業が毎月発生していました。特定の製品に対して施策の効果を分析したり、特定期間の残存データをCRMチームに共有したりするような単発案件でも、分析したいデータをダウンロードし、データを整形することに手間がかかっていました。今回ecforceの導入と共にecforce biを導入してからは、ecforce biによって可視化されたデータをそのままCRMチームが分析、活用できる状態になっているので大幅に手間が省けています。わかりやすいUIで直感的に操作できるため、データ処理が苦手なメンバーも助かっています。また、カートシステムのecforceとダッシュボードツールのecforce biがワンプロダクトでシームレスに連携されているため、データの正確さが担保されています。定期残存率や離脱率などCRM関連のデータは重要視している指標のため、データ分析の精度が格段に上がっているのは非常にポジティブです。

 他にもecforce biでは、経路別やURL別で流入するお客様の定期契約の残存率がどう変化するかなど、見たい指標を自由にカスタマイズして活用しています。施策ごとにどういう成果があったのか、残存率はどう変化しているかなど細かく効果検証しながら、試行錯誤しています。今は自社ECのデータの可視化・分析が中心ですが、いずれはオフラインデータも含めた分析も考えています。

お客様への理解を深め、健康を守る存在であり続けるために

 「BORRAオンラインショップ」の立ち上げから3年目になり、データも蓄積されてきました。これまでは定期契約の残存率をメインに見ていましたが、LTV(顧客生涯価値)の観点でのデータ分析も視野に入れています。手作業でのLTV計算は複雑で困難でしたが、ecforce biに搭載されている予測分析機能(β版)を活用していく予定です。今後もecforceを活用しつつ、顧客インタビューを積極的に実施するなど、お客様への理解を深め、商品を通じて接点を持ったお客様の健康を守る存在であり続けたいと考えています。

 ecforceは、AIなどの最先端の技術革新をいち早く取り入れ、コマースDXでビジネス全体を最適化することを目指しています。マーケティングの最適化や販売チャネルの強化はもちろん、AI駆動型のデータ活用、業務改善、実行までコマースビジネスに特化した様々なプロダクトを提供しながら専門性の高い意思決定や創造的な取り組みに集中できる環境を生み出します。今後も最新のテクノロジー活用とデータドリブンな事業運営で、コマース事業者の業務の最適化を促すと共に、販売チャネルごとのデータ統合・活用を通して消費者の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携など、ecforceを導入いただく事業者の売上の最大化に寄与してまいります。
 

▼事例インタビュー詳細はこちら:
ecforce biの導入で業務効率とデータ分析精度が向上。創業200年の製薬メーカー「天藤製薬」がecforceで実現したデータドリブンなEC運営とは
https://ec-force.com/user_voice/borra 
 

天藤製薬株式会社 会社概要

■会社名  :天藤製薬株式会社
■事業内容 :医薬品の製造販売
■代表者  :代表取締役社長 宮﨑 尚志
■住所   :大阪府豊中市新千里東町一丁目5番3号(千里朝日阪急ビル)
■サイトURL:https://www.borra-brand.com/

 

※ 記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。

 


本件に関するお問い合わせ

株式会社SUPER STUDIO 広報
TEL: 03-5759-6380
受付時間 平日11:00〜18:00


導入に関しての
お悩みや料金など
お気軽にお問い合わせください

ご相談・お見積り

導入に関してのお悩みや料金など
お気軽にお問い合わせください

デモ動画

ecforceの特徴的な機能をデモンストレーション形式でご紹介します

サービス資料

具体的な機能や導入メリットを解説した
サービス資料をご覧いただけます


  • HOME
  • ニュース一覧
  • 創業200年超の製薬メーカー「天藤製薬」、AIコマースプラットフォーム「ecforce」導入により業務効率とデータ分析の精度が大幅に向上