ー御社の事業概要と、事業立ち上げに至った経緯を教えてください。
メイドインジャパンのオーガニックブランドをD2Cで展開するべく、立ち上げた会社がSOLIAになります。
弊社では現在赤ちゃん向けスキンケアブランド「ALOBABY」(アロベビー)をはじめ、敏感肌向けオーガニックスキンケアブランド「HALENA」(ハレナ)、女性の髪の悩みに向き合った国産オーガニックヘアケアブランド「SINCE beauté」(シンスボーテ)、腸内フローラ×美容にWアプローチする乳酸菌サプリブランド「W FLORA」(ダブルフローラ)を展開しています。
私はもともとP&Gに勤めていたのですが、その際、同社では「日本の消費者ほど目の肥えた消費者はいない。」という考えで戦略的に日本市場を重視していました。その裏を返すと「日本で通用する商品やブランドはワールドワイドで通用する。」ということです。
しかし、当時日本のメーカー市場は「失われた20年」と言われるほど、閉塞感を感じる部分もありました。
このような背景もあり、「強いメイドインジャパンのブランドを作りたい。」「メイドインジャパンのブランドをさらに海外に出していきたい。」という思いが生まれ、次第に強くなっていきました。また、ゼロから徹底的に商品にこだわり、理念を伝えブランディングを行っていくことで、EC発でも“強いブランド”を作れるはずだと思い、ECに特化した形で当社を立ち上げました。
短期間でCVR280%改善!
EFOやチャットフォームで離脱抑制
ーecforceを導入したきっかけを教えてください。
きっかけは受注や決済まわりの処理業務、CVRの改善の課題があったことです。ecforceの担当者に相談をしてみたところ、業績や規模が成長していくと、販売戦略や現場業務の課題が顕在化していくのは目に見えており、そうした課題を解消するべく、ecforceを導入しました。
ー実際に導入してどのような成果が出ましたか?
まず一つ目は、業務効率化です。
もともと使用していたカートシステムが定期購入を想定して作られていなかったので、解約や返金処理などの機能面が整っておらず、その都度対応する必要がありました。その他にも後払い決済の自動連携もできていなかったため、毎日手作業で決済情報の連携作業を行う必要がありました。規模が拡大するにつれどんどん現場の負担が大きくなっていき、リソースが奪われていました。
ecforceを導入後は、定期決済に関する様々な処理を自動化、仕組み化することができ、本質的な業務に割ける時間が大幅に増えました。私の印象になりますが作業量はecforce導入前の3割減ほどになっていると感じます。
二つ目は、CVRの改善が大きいです。ecforce導入前後で280%の改善が出来ました。
LP一体型フォームの構築ができなかったのは、導入前に一番課題に感じていたことです。日々プロモーション流入からのCVR改善に非常に苦労していました。
ecforceはLP一体型フォームを構築できるだけでなく、「ecforce efo」*など様々なアプリケーションや機能があり、離脱率の抑制やアップセル施策が実現できたのも非常に助かった点です。
*ecforce efo:チャット型対話式EFO。ECサイト上にチャット形式の注文フォームを簡単に設置できるサービス。CVRを向上させ、広告投資のROIを最大化させる。
ーこれからの展望やecforceへの今後の期待などありますでしょうか。
単に売れる商品を作るのではなく、世代を超えて使っていただける、100年続く良いブランドを作っていきたいです。
その一つの指標として、2022年度には売上高100億円を達成したいと思っています。
また売上の海外比率を全体の半分まで持っていきたいと思っており、強いメイドインジャパンのブランドを確立したいと思っています。
ecforceは手厚いサポートがあるサービスとして、印象的でした。導入後も、弊社の要望を熱心に聞いてくださる、信頼できる企業・サービスだなと感じています。弊社の目標達成に向けてecforceに力強くサポートしてもらいたいと期待しています。