今回は、同じグループ会社であるpupu株式会社・tifi株式会社・HUGME株式会社が「ecforce」へシステムに移行したことによって得られた成果について、pupu株式会社 荒巻様、tifi株式会社 後藤様、HUGME株式会社 山岸様に伺いました。
以前のECカートでは新しい施策を実施するまでのリードタイムがネックだった
ー御社の事業概要について教えてください
荒巻様:わたしたちは、複数の会社でそれぞれのショップを運営しておりますが、基本は同じ体制で運営しております。pupu株式会社では大人向けのコスメやサプリなどを取り扱う「pupustore」、子供向けの栄養補給やケアグッズなどを取り扱う「LEYON」を運営しております。

後藤様:tifi株式会社では女性向けの美容商材を取り扱う、「tifi」を運営しております。

山岸様:HUGME株式会社ではペット向けのサプリやフード、雑貨を取り扱う、「HUGMESHOP」を運営しております。

ーecforce導入以前にはどのようなシステムを使用していましたか?
荒巻様:3ショップとも同じECカートツールを約8年ほど前から導入しておりました。当時いろんなツールを検討し、機能面や価格面でベストと思ったECカートを選びましたが、運営していく中で機能的な課題が多く出てきました。そのためECカート移行を3年ほど前から検討していろんなツールを探していたり、他の会社にヒアリングしたりデモを体験してみたりと実は動いていましたね。

ー以前のECカートシステムで感じていた課題は何でしたか?
荒巻様:老舗カートがゆえに機能開発の部分で当初期待していたスピード感で対応していただけることが少なく、新しい施策を打つにもいろんな外部ツールとの連携が必要となっていました。その結果、作業が煩雑になってしまい準備に時間が取られてしまう部分が課題感として大きかったです。
後藤様:当時は気にならなかったのですが、管理画面の見づらさもありましたね。例えば機能へのアクセス。「この設定ページでこう設定したらこうなるよね」というのがイメージできないので、使っていても裏側でどういう風に動いているのかがわからなかったです。以前のECカートシステムのままでも獲得件数や広告集計など得られる情報があったのですが、見やすさの観点から外部のLP・広告管理ツールを導入していた背景もあります。そういったものがすべて一つのECカートシステム上で一元管理できると良いなと思っておりました。
山岸様:LPを作るにもテンプレート管理の仕様がややこしくて、外部のLP・広告管理ツールを導入していた部分です。外部のツールでの対応になるため、毎日そちらのcsvデータを落として取り込む。その点が煩わしく運用面のストレスが気になっておりました。
ーなぜecforceへの移行を決断したのでしょうか?
荒巻様:移行することによって施策を打つために必要だった外部ツールをecforceに統一できるので、コストや運用工数についても削減が期待できると感じたためです。また、ecforceでは外部ツールとの連携のために、開発が常に行われているので、仮に新たなツール導入が必要になってもスピード感を落とさずに取り組んでいけるのではないか、と思ったからです。
山岸様:特にLPテンプレートなどの機能が一元管理できる点です。日々かかっていた運用工数が大幅に削減され、その時間を施策のPDCAなどに活用できる点がプラスに働きました。
ーECカートシステム移行時にはどのような課題や不安がありましたか?
荒巻様:元のシステムを長く使っていた背景から、システム変更に対する社内スタッフの不安を払拭するコミュニケーションが課題でした。スタッフが以前のシステムで安心して出荷できることに慣れていたので、ゼロベースで一から覚え直すというのはやはりスタッフにとってストレスになります。移行を説得するのに1年くらいかかりましたね。「作業にかかる時間が半分になります」という言葉でいくら説明してもなかなか理解してもらえず、大変でした。仕様や操作方法などについてはスタッフを集めてecforceさんで勉強会を開いてもらい、細かな質問にも丁寧に解説いただいたこともあり無事に移行することができました。最終的に今まで9〜14時まで2名で出荷の仕事を行っていたのですが、10〜12時の2時間程度で作業が終わるようになりましたね。
運営工数は半分になり、新しい施策に時間を割けるように。EFOツールの導入でCVRも向上
ー移行後には具体的にどのような成果が得られましたか?
荒巻様:いろんな施策がスピード感を持って打ちやすくなったのでその点に関しては大きな成果と捉えています。また出荷に関しては、先ほどの通り、2名体制が1名体制になり、工数は半分になりました。
後藤様:ecforce efoというEFOツールを併せて導入したことでCVRを向上させることができました。ecforce efoに関しては、ecforce本体との連動性が高く、他社のEFOツールよりも使いやすい印象です。また、必要なツールが少なくなり、工数の面やコストの部分でもだいぶ削減できたと思います。
*ecforce efo:チャット型対話式EFO。ECサイト上にチャット形式の注文フォームを簡単に設置できるサービス。CVRを向上させ、広告投資のROIを最大化させる。
ーecforce導入後のサポート体制についてどう評価されていますか?
荒巻様:いつもスピーディに対応してくれ、また細かい疑問も丁寧に答えてくれるため非常に助かっております。
山岸様:同じくレスポンスが早く助かっております。
後藤様:仕様や機能について質問をしたら翌日に連絡がくるので特に助かっています。
ecforceとともに海外展開、モール連携、新規ブランド展開など新規施策を展開していく
ー今後ecforceをどのように活用していきたいですか?
荒巻様:pupu株式会社として海外展開を強化していくことを視野に入れております。実は別のカートでやってたりするので、海外展開も同じカートでできるといいなと思ったりしています。海外のカートは機能的に充実している印象があまりないのでecforceを活用できると良いのかなと思っています。
山岸様:HUGME株式会社としては、今後はよりECモール連携に力を入れていきたいと思っています。ですが、楽天、Amazon、Yahoo!とのAPI 連携がないため、データを手動でダウンロードして ecforce に取り込んでいます。拡張性をもっと持たせていただけると良いのかなと感じており、その点は期待しております。
後藤様:tifi株式会社としては化粧品以外の分野へのチャレンジや新しいブランドの立ち上げを考えています。現在D2Cでは定期購入モデルを主力にしていますが、定期購入に対する市場の理解不足や、他社も含めてあまり良い印象を持たれていない現状があります。そのため、単品販売や都度購入のモデルも取り入れていくのが賢明かと考えています。

ーシステム移行を検討している企業へのアドバイスはありますか?
荒巻様:業務効率化を徹底したいのであれば、早めにecforceに移行したほうが良いと思います。
後藤様:ecforceはカスタマーサポートだけでなく、オフラインイベントなども頻繁に開催されていて、サポート面が手厚いのでその点もおすすめできます。
山岸様:具体的な部分だと、システム移行前に商品コードの整理・統一をしておくことをおすすめします。またトレーニング体制としてQ&Aとしてスプレッドシートなどで管理するのは情報が蓄積されるため、スタッフのトレーニング観点でもあると良いのかなと思います。ecforceではLPテンプレート管理機能により、テンプレート単位で行なった更新が複数のLPに一括で反映されます。そのため、マーケティング施策のPDCAサイクルが効率的に回せるようになるので早めに導入されるとメリットを得られるのかなと思います。
ー本日はありがとうございました。