株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役 CEO 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、オーラル美容ブランドのMiiSを展開する株式会社ライスカレー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大久保 遼、以下:ライスカレー)にECプラットフォーム「ecforce」を導入いただきました。
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ユーザーの声を徹底的に活かしたコミュニティブランドづくりと、データを活用したスピーディなサイト最適化で、売上5.7倍を実現
https://ec-force.com/user_voice/ricecurry
自らの経験をもとに作られたブランド
コミュニティデータプラットフォーム事業を軸として大きく2つの事業領域を展開するライスカレー。1つ目はコンシューマー領域で、コミュニティメディアの運営とコミュニティブランドの創出を行っています。自社でコミュニティメディアを運用し、そこで得られたコミュニティデータをコンサルティングサービスや商品開発にフィードバックしています。2つ目はエンタープライズ領域で、企業向けのコンサルティング事業を行っています。エンタープライズ企業のSNSアカウントの運用サポートやコミュニティ活用のコンサルティングを提供しています。
運営するInstagramメディアのひとつ「MiiLabo」(ミーラボ)から生まれたのがオーラル美容ブランドの「MiiS」(ミーズ)です。同社が展開する他のコミュニティブランド同様に、メディアのフォロワーを商品企画メンバーと捉えて商品開発を行っており、すべての商品にフォロワーの意見が取り入れられているのを特徴としています。MiiLaboのフォロワーにインタビューしたり、開発過程のサンプルを使用していただいて意見を開発にフィードバックするなど、20名ほどのフォロワーの協力を得て商品化したのが現在販売しているホワイトニングジェルとマウスウォッシュです。
ecforce導入の背景
MiiSでは、まずホワイトニングジェルを開発し、2021年7月にECサイトで販売をスタートしました。長く利用して欲しいという想いから、当初から定期販売を主軸に考えており、定期販売で成功している他のブランドが最も活用しているシステムがecforceだったので導入を決めました。当時、ECの立ち上げ経験のある社員がいなかったため、ECサイトの仕組みを把握しながらの立ち上げにはなったものの、スムーズに導入から実運用まで開始できました。
徹底的にこだわって作ったコミュニティブランド「MiiS」で前年比売上5.7倍を実現
定期購入と単品購入の利用比率は6:4ほどで、単品購入から定期購入への引き上げは注力していないながらもおよそ2%前後で推移しています。2021年7月の販売開始から約1年半で定期購入の会員数は約1万人まで増加し、全体の売上は2021年度から2022年度で5.7倍となり、大幅アップを実現しました。
①ecforce efoの導入で、CVRは2.6%→4.1%と大幅アップ
元々他社のチャットボットを利用していましたが、より良い購入体験を提供できるのではという期待を込めて2023年3月に「ecforce efo」*に切り替えました。
ecforce efoの導入により、チャットボット経由のCVRは以前のシステムと比べて2.6%から4.1%と、1.5%もアップしました。また導入後1か月程度で、チャットボット経由の購入が全体の97%近くにまでになっています。
*ecforce efo:チャット型対話式EFO。ECサイト上にチャット形式の注文フォームを簡単に設置できるサービス。CVRを向上させ、広告投資のROIを最大化させる。
②マイページの改善
MiiSのホワイトニングジェルはフレーバーが複数あり、定期購入の途中でフレーバーを変更できるようマイページを改修しました。毎月商品を受け取るのが面倒というお客様向けに、商品をまとめて発送する手続きもマイページでできるようにしています。この実装で、お客様ご自身のニーズに合わせてマイページで変更、手続きをしてくださる方が増えていて、必要以上のアナウンスをせずともマイページの機能も便利に活用してくださっています。これも、ecforceのお客様側のマイページの使いやすさによるものだと感じています。
定期購入の継続率は平均80%超と高い状態をキープしており、商品はもちろんECサイトでの体験もポジティブに受け止めていただけていると感じています。今後はロイヤリティプログラムや定期的なユーザーインタビューなど、さらに既存のお客様とのエンゲージメントを高める施策も計画中です。
③流入分析とLP最適化で、CV数や決済承認率の改善を実現
ブランドの立ち上げ当初は、メディアやインフルエンサー発信による認知拡大に向けた施策を実施していましたが、よりコンバージョンを重視したマーケティング戦略に変更したことで成果が上がってきました。広告LP経由の購入が最も多くなっており、今購入してくださっているお客様のほとんどはMiiLaboを知らない方たちです。そのためLPの最適化は非常に重要で、ABテストも頻繁に実施しています。 例えば先日はLP上の購入ボタンをフローティングにするテストを実施し、CV数の向上に成功しました。ecforceはABテストの実施も簡単な上に、広告からのCV数の変化もすぐに把握できるので、スピーディな判断ができて助かっています。
「MiiS」をオーラル美容のフラッグシップブランドに
MiiSをオーラル美容のフラッグシップブランドにすることを目標に、オーラルケアに関わるすべてのアイテムを網羅したいと思っています。 直近では9月頃に新商品として歯磨き粉を発売予定です。これもMiiLaboのフォロワーを巻き込んで、かなりこだわった商品開発をしています。
また、販売チャネルも増やしていきたいと考えており、2023年3月からLOFTなど小売店への流通も始まっています。オフラインでのブランディングや販売にも力を入れていくので、今後は購入チャネルごとにコミュニケーションを取るなどきめ細かなCRM施策も実行していきたいです。そのためには、オフラインとオンラインのデータ統合や分析が重要になるので、そのあたりにもecforceの機能を活用できるのではないかと期待しています。
ecforceでは、最新のテクノロジーを活用した再現性の高いEC運営を実現する「次世代EC構想」(※1)の開発を進めています。データドリブンなEC運用でEC/D2Cメーカーの日々の業務の最適化を促すと共に、販売チャネルごとのデータ統合などを通して消費者(購入者)の方々の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携など、ecforceを導入いただくEC/D2Cメーカーの売上の最大化に寄与しながら、日本のEC化率を2030年までに20%に向上することを目指してまいります。
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ユーザーの声を徹底的に活かしたコミュニティブランドづくりと、データを活用したスピーディなサイト最適化で、売上5.7倍を実現
https://ec-force.com/user_voice/ricecurry
※1 次世代EC構想:マーケティングからサプライチェーンまでブランド運営における全ての工程でデータを活用した最適なPDCA運用を実現。ノーコードでEC事業者が総合的なデータと施策管理ができる状態を実現し、ECメーカーの担当者が2名の体制でも年商10億円の事業が運営できる効率的なEC基盤づくりを目指す。