この記事でわかること
ここ数年、新型コロナウイルスの影響もあり、ECをはじめる企業が増えてきています。
しかし、いざ開設しようとすると、ECサイトを構築する方法が多く、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、代表的なECサイト構築方法5つと正しい選び方についてお伝えしていきます。
自社に適した構築方法がわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
ECサイト構築方法5つを徹底比較
ECサイトの代表的な構築方法は主に、以下の5つです。
- フルスクラッチ
- SaaS型ECシステム
- パッケージ型ECシステム
- オープンソース
- 無料ASP
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
フルスクラッチ
フルスクラッチは、デザインや機能など、どんな要望でも実現可能なECサイト構築方法です。
「ZOZOTOWN」「UNIQLO」など、国内の大手ECサイトの多くがフルスクラッチを採用しています。
しかし、かなり高額の費用がかかるため、年商1,000億円以上がフルスクラッチを利用するボーダーラインです。
また、最近ではコストを抑えて質の高いECサイトを構築できる方法も増えてきているため、フルスクラッチを利用する企業は多くありません。
SaaS型ECシステム
SaaS型ECシステムとは、クラウドサーバー上にECサイトを構築する方法です。
また、クラウドECとも呼ばれています。
データはすべてクラウド上で管理されているため、システムは常に最新のものに自動でアップデートされることが最大の特徴でしょう。
しかし、SaaS型ECシステムは、サイトのプログラムコードを担当者が自由に書き換えることができません。
そのため、自社でプログラムコードまで管理したい場合には不向きでしょう。
パッケージ型ECシステム
パッケージ型ECシステムとは、ECサイトの運営に必要な機能が、あらかじめパッケージングされているシステムを購入する方法です。
フルスクラッチほどではありませんが、パッケージ型ECシステムもかなり高額なため、年商1億円以上が利用するボーダーラインとなっています。
希望に合わせてECサイトを構築してくれるため、サイトデザインの幅は広く、必要な機能も自由にカスタマイズすることが可能です。
しかし、ECサイトのシステムを購入したあとは、自社で運営することになるので、SaaS型ECシステムのように自動でアップデートされることはありません。
トラブルがあった場合は自社で対応することになるため、ECサイト構築に関する知識を持った人材も必要になります。
オープンソース
オープンソースとは、インターネット上に無料で公開されているプログラムコードを使ってECサイトを構築する方法です。
高い技術力があれば、無料のオープンソースでも非常にクオリティの高いECサイトを作ることができます。
しかし、専門的な知識を持っていなければ利用できない方法で、あまりおすすめの方法ではありません。
また、特定のサービスを利用しているわけでもないため、すべて自己責任となります。
費用はかかりませんが、ハッキングによる顧客データの漏洩などのリスクも高いため、技術力に絶対的な自信がない場合はやめておきましょう。
無料ASP
無料ASPとは、ブラウザ上で提供されているECサイト構築方法です。
自社でシステムやサーバーを用意する必要もなく、手軽に利用することができるため、非常に人気の方法です。
最近ではクオリティが上がってきており、大手企業も新規事業の場合は、無料ASPでECサイトを開設しているケースも珍しくありません。
個人でECサイトを開設するなら、無料ASPが費用対効果はもっとも高いでしょう。
ECサイト構築方法を比較するときのポイント
それでは次に、ECサイト構築方法を比較するときのポイントについて紹介していきます。
何を基準に選べばいいのかわからない人は、以下の5つを比較してみてください。
- コスト
- 導入事例
- 担当者
- 機能
- セキュリティ
- アフターサポート
それぞれ詳しく紹介してきます。
コスト
1つ目は「コスト」です。
ECサイトの構築方法は「高ければいい・安ければ悪い」というわけではありません。
より高いコストをかければ売り上げが上がるほど単純ではありませんが、やはり無料のサービスなどは、デザインや機能に制限があることも事実です。
しかし、最近では無料ASPでも最低限の機能は揃っています。
また、ECサイトを構築する初期費用だけでなく、月額費・手数料・出品料など、継続的に発生するコストにも注意しておきましょう。
導入事例
2つ目は「導入事例」です。
検討しているサービスに自社で取り扱っている商品と、似ているジャンルの導入実績があるか確認しておきましょう。
サービス提供会社ごとに得意なジャンルがあるため、導入実績を比較することで、どんな業界のノウハウに詳しいのかがわかります。
担当者
3つ目は「担当者」です。
料金や機能だけでなく、サポートしてくれる担当者も重要なポイントになります。
中には技術的な質問に、まったく答えられない担当者もいます。
ECサイトを運営する上で、担当者とのコミュニケーションは欠かせません。
システムが優れていても、管理している人や担当者の経験が浅く、重大な問題が発生する場合もあります。
機能
4つ目は「機能」です。
比較するポイントは「機能の数」ではなく「自社に必要な機能が揃っているか」です。
そのため、自社が望んでいるデザインや機能を明確にしておく必要があります。
自由度の高さがシステムの複雑化を招き、生産性が下がる場合もあるため、コストに見合った機能が搭載されているかを見極めることが重要です。
セキュリティ
5つ目は「セキュリティ」です。
ECサイトでは、クレジットカード情報や住所、氏名など、非常に重要な顧客データを取り扱うことになります。
そのため、万が一でも情報が漏洩してしまうと、ECサイト閉鎖の可能性も十分に考えられるでしょう。
ユーザーからの信用を失うだけでなく、賠償責任も生じることもあるため、これまでの実績を調べて信頼できるサービス提供会社に依頼しましょう。
アフターサポート
6つ目は「アフターサポート」です。
広告運用や新しいデザインの提案など、サービス提供会社によってアフターサポートは異なります。
そのため、ECサイトを構築したあとに、どんなサポートをしてくれるのかも比較しておきましょう。
また、多くのサービスが用意されていても「今は人が足りないため、1年待ちです」なんてこともあります。
不安に感じる場合は、サービス提供会社の人的リソースも確認しておくといいでしょう。
サイトの開設だけでなく運営サポートまでカバーできるecforce
ECサイトの開設だけでなく、運営のサポートまで手伝ってほしいなら「ecforce」。
ecforceは、法人に強いECプラットフォームです。
最適なサイトデザインの提案はもちろん、自社でもEC事業を展開している経験やノウハウに基づいて、マーケティングからサプライチェーンまで、あらゆる工程をサポートします。
支援内容についてもっと詳しく知りたい人は、以下の導入事例を参考にしてみてください。
ECサイト構築サービスの比較は慎重に!
今回は、代表的なECサイト構築方法5つと正しい選び方について解説しました。
ECサイトの構築方法は1度決めてしまうと、変更することができません。
また、開設後にシステムの入れ替えは可能ですが、コストも手間もかかります。
現在の状況だけでなく、将来的なことも含めて慎重に選びましょう。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月