この記事でわかること
ECサイトを運営するためには、カートシステムが欠かせません。
しかし、最近ではECカートを提供している会社も多く、どれを選べばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?
ECサイトの機能や使いやすさはカートシステムによって大きく左右されるため、非常に重要なポイントです。
そこで今回は、ECサイトに必要なカート機能や種類、導入方法について紹介していきます。
そもそも「ECカート」とは?
そもそも「ECカート」とは、ユーザーがECサイトで商品を購入するまでの流れを自動で処理してくれるソフトウェアのことです。
購入手続きを自動でおこなってくれるだけでなく、合計金額の計算やポイントの適用、割引制度の紹介などを、すべて自動で処理してくれます。
ECサイトでは、ユーザーのクレジットカード情報や重要な個人情報を取り扱うため、ECカートには強固なセキュリティ対策も必須です。
ECカートによって対応している決済方法やサイトデザインは大きく異なるため、慎重に選ぶ必要があります。
ECサイトに必要なカート機能8選
ここからは、ECカートに搭載されている基本的な機能を紹介していきます。
ECカートには、数多くの機能が搭載されていますが、以下の8つがECカートにおける基本的な機能です。
- 購入機能
- デザインテンプレート
- アフターサポート
- クーポン機能
- カゴ落ち防止機能
- レコメンド機能
- ソーシャルログイン機能
- シークレットセール機能
それぞれ詳しく紹介していきます。
購入機能
サイト内で快適に買い物をしてもらうためには、ECカートが欠かせません。
ECサイトで買い物をする大まかな流れは、以下の通りです。
- 商品カゴの確認
- ログイン
- 配送先の指定
- 決済方法の指定
- 最終確認
- 購入完了
ECカートでは、それぞれの項目ごとに別のページが用意されており、ユーザーは流れに沿って必要情報を入力していくだけで商品を購入できます。
商品をカゴに入れてから購入が完了するまでに必要な手間は、ECカートによって異なるため比較対象の1つと言えるでしょう。
デザインテンプレート
当たり前ですが、ECサイトではどんな商品を取り扱っているのかを掲載しておく必要があります。
商品の見せ方やサイトデザインは、ECサイトの売り上げにも大きく影響する重要なポイントです。
自由度の高いデザインを費用をかけて設計・実装しなくとも、一定以上の品質が担保されたサイトデザインが圧倒的に低い工数で実装できるのがテンプレートの魅力です。
ただし、サイトデザインはリアル店舗で言うところの内装設計です。
従って、サイトデザインは「ブランドコンセプトを強調する」「販売力が高い設計にする」など、目的に応じて使い分けることが重要です。
単純に利用できるテンプレートの種類だけでなく、ECサイトで目指したい方向性に適したデザインテンプレートが用意されているか、より事業を伸ばしていくためにテンプレートを使わないサイト設計の自由度も高いか、という部分を必ず確認しておきましょう。
アフターサポート
最近のECカートには、さまざまな機能が搭載されているため、使いこなすためのサポート体制も必要となります。
有料のECカートでは、各種機能を有効活用する方法だけなく、技術面でのサポートや売り上げを上げるための施策などをおこなってくれる場合もあります。
ECサイト運営に関するノウハウが乏しいなら、アフターサポートの充実度は欠かせません。
クーポン機能
購入時に会員限定のクーポンを発行して、リピート購入や購入金額を上げるための機能です。
クーポンの発行は、どんなユーザーでも利用できるセールなどと違って、特別感があるため、単純な商品の値引きよりも再購入の可能性が高くなります。
現代のECサイトにおいて、クーポンを使ったリピート率の向上は当たり前の機能と言えるでしょう。
カゴ落ち防止機能
ECサイトでは、ユーザーが商品をカートの中に入れた後に、商品の購入をやめてしまうことを「カゴ落ち」と呼びます。
もっとも基本的なカゴ落ち防止機能は、カートに商品を入れたままサイトを離脱してしまったユーザーに対して、購入を促すメールを送信することです。
このような機能は、カゴ落ちしてしまっても、商品の再アプローチができるため、機会損失を最小限に抑えることができます。
レコメンド機能
レコメンド機能とは、購入履歴や閲覧履歴からユーザーの購入率が高い商品をピックアップして紹介する機能です。
「この商品を見ている人はコチラの商品も見ています」や「オススメランキング」などは、最近のECサイトであれば、どこでも利用されているでしょう。
レコメンド機能を搭載していれば、ユーザーの興味関心のある商品を自動で紹介してくれるため、商品購入率を高めることができます。
ソーシャルログイン機能
ソーシャルログイン機能は、ユーザーにとって手間のかかる会員登録を簡略化できる機能です。
ECサイトでは、会員登録だけでなくクレジットカードや個人情報の登録など、購入までのプロセスが長く、途中で購入をやめてしまう人も少なくありません。
ソーシャルログイン機能が搭載されていれば、GoogleやLINEなどのアカウントと連携すれば、すぐに登録が完了します。
また、普段から利用しているアカウントからログインできるため、パスワード忘れによる機会損失も防ぐことができるでしょう。
シークレットセール機能
シークレットセールとは、その名の通り特定のユーザーにしか適用されないセールのことです。
会員登録している人の特典として大きく差別化を図れるため、会員登録を促したい場合には非常に効果的な機能です。
また、社員販売や特定の企業向けのセールにも使用されており、BtoBでも広く活用されています。
ECサイトにカート機能を導入する方法
ECカートの導入方法は、主に「オンプレミス」と「ASP」のどちらかに分類されます。
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
オンプレミス
オンプレミスとは、自社で管理しているサーバーにカートシステムをインストールする方法です。
また、オンプレミスにも、既存のパッケージ製品を購入したり、フルスクラッチで開発を依頼する方法など、いくつかの種類があります。
導入時にはコストが大きくなり、定期的にメンテナンスが必要になることには注意が必要です。
ASP
ASPとは、ECカートを提供している企業と契約を結び、その企業が管理しているサーバー上でECサイトを運営する方法です。
最近では、導入コストが安い上に定期的なメンテナンスも必要ないため、オンプレミスよりもASPが主流となっています。
自社サーバーを用意する必要がないため、気軽に始めたい人はASPを利用しましょう。
ECサイト全体の構築方法について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
6つのECサイト構築方法別の費用感早見表。コストシミュレーション&D2Cブランドの具体的な事例付き。
【ECサイト構築サービス22個の比較表】おすすめ国産SaaS型ECシステムもご紹介
ECカートの導入なら「ecforce」がオススメ
ECカートの導入方法に悩んでいるなら「ecforce」を検討してみてください。
ecforceとは、法人にとって心強い味方のトータルECプラットフォームです。
先ほど紹介したASP型のECカートで、導入コストを抑えて気軽にECサイトを開設することができます。
また、基本的な機能はすべて搭載されており、セキュリティ体制やアフターフォローも万全です。
支援内容についてもっと詳しく知りたい人は、以下の導入事例を参考にしてみてください。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月