この記事でわかること
「アフィリエイト広告の仕組みって?」「ECサイトの事業者がアフィリエイトで売上アップを目指せるの?」などと考えている方は多いでしょう。
ECサイトの事業者はユーザーを集客して商品の売上アップを目指すほかに、アフィリエイト広告を有効活用することで、自社商品の販路をより一層拡大できます。
本記事を読めば、一般的な広告運用にプラスアルファして、アフィリエイトで売上をアップする仕組みや具体的なコツ、注意点がわかります。
ECサイトの運営と同時並行して、アフィリエイト集客の方法も模索してみては?
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
ブロガーの影響力を活用!アフィリエイトを利用した販売戦略とは
アフィリエイトとは、成果報酬型広告と呼ばれるインターネット広告の一種。サイト運営者に対して報酬を支払うことでWebサイトやブログ、SNSなどで自社商品がPRされるので、効果的に自社商品・サービスが認知され、売上につながる可能性があります。
アフィリエイト広告にはURLがクリックされた場合に報酬が発生する「クリック型」と、商品やサービスが売れた場合に報酬が発生する「成果報酬型」の2タイプがあります。
自社でECサイトに集客するだけでなく、自社商品のアフィリエイトをしてくれるブロガーのパワーを借りながら、同時進行で集客をおこなえるのが強みです。
アフィリエイトで売上が発生する仕組み
アフィリエイトの売上は、次のような仕組みで出来上がっています。
- ユーザーがブログ・SNSで広告をクリック
- 商品・サービス購入の申し込み
- ASP(成果報酬の確認)
- サイト運営者が報酬をゲット
アフィリエイトの流れは運営者が自分のコンテンツに沿ったアフィリエイト広告を貼り付けて、そのリンクからクリック・購入された数が報酬に直結する仕組みです。
自社商品と親和性の高いブログやSNSの運営者にPRしてもらえるため、インターネット広告やチラシ広告などよりも、より効果的に集客できる可能性があります。
1.ユーザーがブログ・SNSで広告をクリック
ユーザーはブログやSNSで気になる広告があればクリックします。そのため、自社ECサイトと親和性の高いブログやサイト、SNSのリサーチが求められるでしょう。
2.商品・サービス購入の申し込み
ユーザーはアフィリエイトリンクから商品ページに飛びます。クリック広告であればこの時点でクリック報酬が発生し、商品・サービスの購入で成果報酬が発生する仕組みです。
成果目標と広告単価の決定がアフィリエイトにかかるコストを左右します。
3.ASP(成果報酬の確認)
ユーザーがアフィリエイト広告をクリック、もしくは商品を購入したら自社が成果が達成されていることを確認します。
4.サイト運営主が報酬をゲット
自社がサイト運営者の成果を確認できたら、アフィリエイト報酬を支払う流れです。
アフィリエイターの質は様々
アフィリエイトマーケティング協会が発表している『アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2023』によれば、次のような集計データが出てきています。
ひと月あたりの報酬(2023年) |
割合(百分率) |
500万円以上 |
4.9% |
100~500万円未満 |
5.6% |
50~100万円未満 |
4.1% |
20~50万円未満 |
5.6% |
10~20万円未満 |
5.9% |
5~10万円未満 |
6.6% |
3~5万円未満 |
4.0% |
1~3万円未満 |
9.2% |
5,000円~1万円未満 |
4.5% |
1,000円~5,000円未満 |
8.3% |
1,000円未満 |
14.4% |
収入なし |
26.8% |
収入なしと1,000円未満の方が4割前後である一方で、月に100万円以上稼いでいる方は1割を超えている状況があり、やり方しだいで稼げる運営者が増えてきています。
「アフィリエイトが稼げる」という認識が広まりつつある中、成果をだせるサイト運営者やブロガーが増えており、そういったアフィリエイターに依頼できれば効果的なアフィリエイト集客をおこなえる可能性が高いです。
EC事業者がアフィリエイトを利用する具体的なメリット
アフィリエイトを依頼するメリットは次の3つの点にまとめられます。
- 何らかの成果がでるまではコストがかからない
- ブロガーの影響力を使って集客できる
- 集客以外に時間と労力を避ける
ECサイトの事業者がアフィリエイト集客をおこなうメリットは、成果がでるまで集客コストがかからない点です。クリックや商品・サービスの購入など、サイトの運営者がユーザーに何らかのアクションを起こさせない限りは、報酬を支払う必要はありません。
そして、有名ブロガーやインフルエンサーにPRしてもらうことで、自社で地道な集客戦略をおこなうことなく、自社商品・サービスへの集客・購入へと誘導できます。
また、アフィリエイトをうまく活用することで、集客を効率化できます。集客に多くの時間と労力を作る必要がなくなるので、そのほかの業務に専念できるでしょう。
アフィリエイト広告を実施するやる上での注意点
EC事業者がアフィリエイト広告から得られる成果・売上が安定するまでには時間を要します。親和性の高いブロガーやインフルエンサーを見つけても、肝心の集客の部分で自社が求めているマーケティングができないと売上にはつながりません。
アフィリエイトのマーケティング手法についてはある程度の経験を積む必要があります。
初心者がアフィリエイト集客で大きな成果を出すためのコツ
アフィリエイトで自社商品の売上をだそうとしても、なかなか難しいのが現実ですよね。以下のポイントを踏まえた上で、アフィリエイト集客するのがおすすめです。
- 得意分野や専門分野のユーザーを選定する
- SEOを勉強してマーケティングに活かす
- セールスライティングを分析して依頼先を探す
- 費用対効果が高いサイト運営者を見つける
これらのポイントをおさえた上で、アフィリエイトで集客を実現しましょう。
1.得意分野や専門分野のユーザーを選定する
アフィリエイトで効率的に売上を得るなら、自社の得意分野や専門分野に沿ったブロガーやサイト運営者を見つけることで、順調に売上アップへとつなげられます。
いくら利益率が高い商品を販売したくても、専門外の分野で発信を作り続けるサイト運営者から売上を期待するのは難しいです。また、運営者と自社ECサイトのイメージやコンテンツ内容に反した広告はクリックされず、期待した成果にはつながりにくいでしょう。
自社の得意ジャンル・専門分野にマッチした運営者を選定することをおすすめします。
2.SEOを勉強してマーケティングに活かす
アフィリエイトで集客するためには、SEOを意識しなければなりません。ブロガーやインフルエンサーのコンテンツを分析し、自社商品をどうPRすれば報酬が得られるのか、費用対効果はどれくらいかを分析して、アフィリエイト集客に活かす必要があります。
また、SNSで多くのユーザーにシェアされるような魅力的な商品づくりも重要。SEOの観点をマーケティングに生かしながら、ECサイトの売上につなげていきましょう。
3.セールスライティングを分析して依頼先を探す
アフィリエイトを売上につなげるためには、ついついアフィリエイトリンクをクリックし、購入したくなってしまうようなセールスライティングが重要です。
アフィリエイトを依頼するブロガーやインフルエンサーを選定する過程で、どのようなセールステクニックが使われているのかを分析し、ベストな運営者を見つけましょう。
4.費用対効果が高いサイト運営者を見つける
アフィリエイト広告には広告単価という考え方があります。これは、一広告あたりに発生する報酬単価のことをさし、有名なブロガーやインフルエンサーであればあるほど、広告単価が高くなるのが一般的です。
広告単価が高いということは、集客コストが高くなることを意味しますが、成約率の高い運営者に依頼すれば、かかったコスト以上に売上をあげてくれることもあります。
費用対効果が高いブロガーやインフルエンサーを見つけて依頼してみましょう。
自社ECサイトとアフィリエイトの2本柱で売上アップを目指そう!
この記事では、アフィリエイトとは何か、アフィリエイトで報酬が発生する仕組み、メリット、注意点、初心者が成果をだすためのコツについてご紹介しました。
アフィリエイトを成功させるには、SEOやセールスライティングの勉強が必要不可欠。また、アフィリエイトを通して集客に役立つマーケティングの知見が得られます。
アフィリエイトをはじめて、ECサイトの売上をさらにアップさせましょう。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月