はじめに事業・サービス概要やEC業界における取り組みを教えてください。

私たちアライドアーキテクツ株式会社は、「世界中の人と企業の創造がめぐる社会へ」をミッションに掲げて、マーケティングDX支援事業を行っています。

ecforceと協業しているのは運用型UGCソリューション「Letro」です。このサービスはWebサイトやLP上にInstagramの投稿や実購入者からのレビュー投稿を掲載し、数値を分析しながら運用することで成果につなげていくサービスです。

「Letro」の導入により、複数の企業で平均CVR120%以上の改善という成果を出し、現在は食品や化粧品のD2Cや大手通販メーカーをはじめとする多数企業にご活用いただいています。

2020年以降、CPCの高騰などを要因に運用型広告を主軸とした事業成長が難しくなったと感じています。加えて薬機法による規制や広告審査の厳格化によって、従来のクリエイティブの訴求幅が制限され表現の難易度が上がりました。そこで必要とされているのが、UGCなどの広告以外で売上を伸ばしていく施策です。

UGCを活用することで企業からの発信だけでは伝えられない情報を伝えることができますし、商品を体験してくれたユーザーの数だけ、訴求の幅を広げ購入を後押しするポイントを作ることができます。

アライドアーキテクツ株式会社 プロダクトカンパニー Letro事業部 
営業部 部長 今崎裕二 氏

その中でも成果に繋がりやすいのは、購入者の体験が主になっているUGCです。商品をご自身のライフスタイルへどう取り入れているのか、商品を利用し始めたきっかけやその人の生活に起きた良い変化など、ユーザーが実際に体験したことが発信されているUGCは成果に繋がるという結果が出ています。

こういった表現は企業発信のLP内の情報などでは、補完することができないことから商品購入を検討している生活者の態度変容を生み、購入率などのKPIを良化させることができます。

パートナー連携・協業の経緯と成果を教えてください。

Letroでは、UGCをキーワードにECサイト上の顧客体験を良くしていきたいと考えています。そしてecforceは、プラットフォームとしてECでの購買体験を良くしていこうとしています。それぞれのビジョンや価値観が重なっていることが協業のきっかけになりました。

現在、ecforceと2つの取り組みをさせていただいています。
1つ目は「Letro」とecforceのAPI連携です。ecforceと連携することで購入したユーザーに対して、指定したタイミングでのレビュー依頼やインセンティブ提供が自動化できるようになっています。

ecforceを使っていて感じるのは、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい環境であるという点です。本来、購入してくれたユーザーから声を集めるのは難しいと言われているのですが、ecforceはCRMの機能も充実しているので、初回購入以降でのUGC収集の接点を作れることで、実購入者からのUGCを数を担保することができ、かつ自動収集になるため実質工数もかかりません。

長年商品を愛用しているロイヤルティの高いユーザーだからこそ語れる商品の魅力はありますし、そういった声が効果的な場所は既存顧客向けのCRMや引き上げLPなど複数存在します。

API連携を通じて幅広いUGCを集められる環境が整うことで最適なUGC運用が実現できた結果、ecforceをご利用のお客様では9割を超えるCVRの改善実績を出すことができております。

2つ目の取り組みは「D2C最前線」と題したイベントの共同開催です。D2C業界のリーディングカンパニーの皆様にご登壇いただき、直近のマーケティング施策などをお話しいただいています。

成長を続けている企業様のノウハウを多くのブランドに向けて発信することで、D2C業界全体を活性化できれば嬉しく思います。

ecforceはD2Cブランドのこだわりに寄り添っている

貴社が考えるecforceの強みやメリットについて教えてください。

ecforceの強みは事業規模の大きなD2Cブランドをはじめ、様々なブランドで多くの導入実績があることです。成長を続けるブランドがecforceを導入しているということは、成果を上げるためのノウハウが蓄積されていると考えられます。

また伸びているD2Cブランドの多くは、売り方や顧客体験に強いこだわりがあります。他社のマーケティングをただ真似するのではなく、今の時代や商品特性に合わせた売り方やLPの見せ方、ユーザーとのコミュニケーションに重点を置いている印象です。

ecforceはそのこだわったユーザーコミュニケーションを実現するUI/UXをサイトに実装できること、また機能追加やアップデートを繰り返し、ブランドにしっかり寄り添っています。このecforceの姿勢がそれぞれのブランドのこだわりを実現し、ベストを追求することで売上の向上を実現してるのだと思っています。

ユーザーの深い部分の理解をして、最良な顧客体験を目指す

貴社としてEC市場で実現したいこと、その中でecforceにサービスとしてご期待いただいていることを教えてください。

Letroには「顧客体験の循環」というビジョンがあります。現状、私たちはLPでのUGC運用がメインとなっているのですが、今後はecforceとの協業を深め、ECサイトやCRM領域など、購買体験の中でより多くかつ最適な形でUGCを取り入れていきたいです。

例えば、Instagramのコンテンツやレビューを書いてくれたユーザーに、ECサイトを通じて定期で使えるポイントを付与する設計などを考えています。ecforceとの連携でユーザーへのインセンティブを設計しやすくなれば、すぐに実現できるのではないでしょうか。

またecforeで連携できる各種広告媒体の管理画面をLetroと連携することで分析の精度をあげることや、ecforceフォーマットのLPとのタグの連携をすることでLP実装の速度をあげることも随時実行していきたいと思います。

これまで協業を続けてきて、ecforceはユーザーとかなり深い部分でコミュニケーションを取っていると感じています。私たちもecforceとの協業を通じて、ユーザーの深い部分を理解して、最良の顧客体験を目指していきたいです。

 

※掲載内容は取材当時のものです。
ecforce

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