この記事でわかること
ここ数年、D2CによるEC通販が流行っていることもあり、D2C案件で起業する方も増えています。
ただ現実は、成功している会社よりも失敗している方が圧倒的に多いです。
それは何故か?
注文を獲得ができない会社が圧倒的に多いからです。
例えば、広告の形態の一つにASPへ登録を行いアフィリエイターを募集することで、注文の獲得率を上げる方法もありますが、そもそもアイフィリエイターにそっぽを向かれてしまい広告運用すらままならない、というケースもあります。
アフィリエイトによる注文の獲得は、やり方次第で非常に効率が良い広告手法でもあるため、ASPに登録してアフィリエイターにどのような案件条件を提示して募集すれば運用してくれるか。また、アフィリエイターの中でも非常に獲得が上手い、いわゆるパワーアフィリエイターを活用して案件を獲得する方法まで焦点を絞ってご説明したいと思います。
ASPに登録するだけでは不十分な理由
まず、前提としてASPに登録されている案件数は非常に多いです。
多いところだと1万件以上案件があります。
小規模ASPでも少なくとも100案件以上は存在します。
どのASPでも、アフィリエイターはASPから送られてくるメールやASPの管理画面を通じて新着案件を知ることができますが、これらを見て「やりたい!」と思うアフィリエイターはとても少ないです。(見ていないアフィリエイターの方が圧倒的に多いです。)
また、ASPに登録されている案件で多いジャンルは美容液、シミ消し商品、ダイエット商品など、健康食品やコスメ、美容案件などです。
これらのジャンルはすでに多くの案件が登録されています。
ASPのスタッフですら案件数が多く、すべての案件を把握しているわけではないのです。
ASPの担当者がアフィリエイターに案件を紹介する場合も、自分の担当している案件をお勧めすることがほとんどで、多くの案件はアフィリエイターに気がつかれないまま埋もれていきます。
アフィリエイターが始めやすい案件の条件とは?
では、アフィリエイターに案件を見つけてもらい、さらにアフィリエイト記事として紹介してもらうにはどうすれば良いのでしょうか?
以下は、アフィリエイターが案件を探す際に特に注目するポイントです。
報酬単価
高いほうが、取り上げていただける確率は上がります。
CVRが高い
こちらも高いほうが、CPAが安く獲得できるので重要な指標です。
素材が豊富
クリエイティブや記事LPに使えるので多いほうが良いです。
ディスプレイ広告の場合はバナーも必要です。FacebookやSmartNews、アドネットワーク等の記事LPを挟んで広告を回す場合はクリエイティブも記事LPと同じくらい重要なので、商品画像でもアップや遠目、おしゃれ風など、色々なパターンの素材があると良いでしょう。
商品LPの改善相談可能
既に他社案件の類似商品で獲得できているパワーアフィリエイターはどこを改善すれば上がるか?等を熟知しています。
なるべくパワーアフィリエイターの考えを汲み取り、アフィリエイターの要望するLPの改善を行い、一緒に獲得を伸ばすイメージです。
これらができれば関係値も上がるので新商品をリリースする場合なども取り上げてもらえる確率が上がります。
参考記事あり
記事LPを作成する手間がないため、アフィリエイターが取り上げやすいです。
過去に実績のある記事があれば尚、アフィリエイターが喜ぶでしょう。
獲得上限件数
パワーアフィリエイターはCPAが合っていれば一気に日々の予算を増額して獲得を伸ばしていくので上限件数は多いほうがよいでしょう。
クローズド案件
様々なアフィリエイト記事で寡占状態にないクローズド案件も喜ばれる傾向にあります。
初回価格が安い
初回単価が低いほうがCVRはあがるため、アフィリエイターには喜ばれます。
ただ、 最近はおすすめしていません。
理由としては
- クレームになりやすく、消費者庁に指摘される可能性が高い
- 転売のリスクがある
- LTVが低い
等が起こるためです。
上記の中でも特に重視すべきポイントは以下です。
- CVRが高い
- 参考記事あり
- 商品LPの改善相談可能
- 素材が豊富
- クローズド案件
が重要です。
パワーアフィリエイターに運用してもらう方法
パワーアフィリエイターに運用を依頼できれば、獲得率は格段に上がります。
しかし、パワーアフィリエイターに案件の紹介を依頼するのは簡単ではありません。
では、どうすればよいのでしょうか?
簡単な流れとしては以下です。
- ASPの担当者と密にコミュニケーションをとる
- どのような条件なら取り上げてもらえるか聞く
- 運用開始初期はクローズド化、媒体も被らないように調整する
- 初期は少数のアフィリエイターのみ(クローズド化)、媒体も被らないように調整する。
→ ASP担当者にリーチすることでアフィリエイターにリーチしてもらえる確率が上がる。
まずはASPの担当者と仲良くなることが重要です。
その理由は、ASP担当者と仲良くなることでアフィリエイター担当の方に案件の魅力を知ってもらうことが可能だからです。
ASPではある一定以上稼ぐアフィリエイターには専任の担当がつきます。
専任の担当者とつながることで、パワーアフィリエイターにダイレクトに案件相談をすることが可能になります。単純にASPに登録するよりも何百倍も案件を取り上げてもらえる可能性が上がります。
ここでパワーアフィリエイターに取り上げてもらうことができれば一番いいですが、魅力的な案件はたくさんあるため、無視されてしあうこともしばしばあります。
無視されて終わりではなく、さらにどんな条件ならやってくれそうか聞く(聞いてもらう)事が大事になります。
ここで答えが返ってきた場合、できるだけその条件に近づける事が大事です。
報酬単価に関しては難しい場合もありますが、実績を作ってもらう為に多少無理をしてでも、やってもらったほうが後々運用してくれるアフィリエイターが増えていくでしょう。(実績を参考にする事が多いため)
そして、ついに運用の承諾を得たらむやみにアフィリエイターを増やさないほうがよいでしょう。
媒体ごとに特性は違いますが、同じ媒体で複数のアフィリエイターが競合するとオークション単価で負けてしまい獲得しやすい箇所に表示してくれない等が起こります。従って最初は1媒体に1アフィリエイターにした方が良いと思います。(OKをもらったアフィリエイターにどこの媒体を使うか予め聞いておく方法もあります)
運用を開始してPDCAが回り始めたら獲得の為に色々要望を出されると思いますので、一緒に獲得を伸ばすために改善していきましょう。
ある程度実績が出せれば運用してくれるアフィリエイターは増えていくはずです。
まとめ
ASPに登録するだけでは不十分であることはお分かりいただけたかと思います。
もちろん自社案件が魅力的な商品でなければいけないのは当然ですが、最初は毎日でもASPに連絡を取り、アフィリエイターのリクルーティングを頑張ってもらいましょう。獲得数が増えてくればやりとりの回数は自然と減っていきます。
また、初めてASPに案件登録をする際は、冒頭でご説明した項目を担当者に聞いて参考にするのも良いと思います。
上記の項目をある程度クリアしていれば自然とアフィリエイター側から「やりたいです!」と言われるはずです。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月