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新規EC案件のブランディングでインスタを運用するために準備すべきこと

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新規EC案件のブランディングでインスタを運用するために準備すべきこと

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    前回の記事『新規EC案件のブランディングにインスタを選び育成した事例とワケ』でEC運営者がSNSを活用する目的とフェーズごとの施策内容についてご紹介させていただきました。

    前回のおさらいとなりますが、今回事例として扱っているのは、これから商品を販売開始する「子ども向けのD2C商材」です。

    まだ、世に出ていない商品を盛り上げるための下準備としてInstagramによるブランディングを行っています。

    これからブランディングを行うアカウントとして、前回の記事でご紹介した「初期の段階」で行った投稿内容は以下の通りでした。

    [投稿割合 80%] 素材を制作する必要がなく低コストであり、ユーザーとコミュニケーションがとれる「リポスト」
    [投稿割合 10%] コアユーザー化を期待する「プレゼントキャンペーン」
    [投稿割合 10%] リリース時、商品のコンセプトに共感してくれるユーザーを増やすため、また他アカウントとの差別化をするための「オリジナルコンテンツ」

    今回は運用する上で、具体的な準備をお伝えいたします。

    運用する前に決めた2つのこと

    ① 投稿内容のトーン&マナー

    「トーン&マナー」は、しばしば広告などでデザインの一貫性を持たせるときに使用され、また、ブランドのイメージカラーを基礎としてブランディングを行うための基盤となるものです。

    TwitterやFacebookは文字による文章が主体ですが、写真などのビジュアルが主体のInstagramではある程度のトーン&マナーが必要です。

    理由としては、まずはユーザーにアカウントを認識させることが大切だからです。

    例えば、広告による獲得の場合でも「認知」してもらうことからスタートし、そこから興味・関心をもってもらい販売につなげることとまったく同じです。

    ただ、SNSの場合、「いいね」や「フォロー」をしてもらうだけであれば機械的に運用すればいいのですが、今回はブランディングというしっかりとした目的があるため「この投稿 / ストーリーをアップしているのは、このアカウントである」と認識させることが必要です。

    とはいえ、運用前にトーン&マナーをがっちり決めすぎることはせず、色合いや雰囲気を具体化してチーム全体で認識を統一することで、運用だけではなくユーザーコミュニケーションも円滑に実施できると思います。

    今回、私たちが定めたトーン&マナーは以下の通りです。

    ・ロゴのカラーをメインにした色使い
    ・投稿するものに統一掲載するブランドマーク
    ・文体のテイスト(絵文字を使用する、話しかけるような言葉にする)
    ・全体的なブランディングとしてに“暖かく”、“ナチュラル”なトーンに
     ※ 目指したいトーンの参考例を他アカウントから探しベンチマークするのもオススメです。

    ここで基準を決めることができれば複数人の運用でも、アカウントのトーン&マナーはブレることなく運用することができます。

    運用するアカウントに必要な要素を洗い出して、トーン&マナーを決めていきましょう。

    実際、今回の記事の事例である「子ども向けのD2C商材」でも、ブランディングをする上で、投稿内容のズレは大きく影響するため、チーム内で認識の統一をすることが最重要事項でした。

    ② コンテンツの方向性

    今回は、リポスト、オリジナルコンテンツの方向を事前に定めていきました。

    リポストの場合、今回開発している商品が家の中で使用するものなので、少しでも商品とコンテンツの接点をおくために「家の中で撮った写真」という軸をはじめに定めました。

    「家の中で撮った写真」を基準に、以下の要素がある写真をリポストの素材として収集していくことにしました。

    ・子どもの笑顔
    ・子どもの面白いシーン
    ・子どもの寝顔
    ・兄弟の写真

    実はこの要素を選んだことにも理由があります。

    子どもの笑顔の写真 / 子どもの面白い写真に関しては、競合アカウントをリサーチした際にこのような要素を含んだ投稿を多数投稿しており、分析をするとそうでない写真よりいいね数やコメントが多いことから、リーチしやすくユーザーが反応しやすい要素であると仮説を組みました。

    実際の運用後は面白い写真や、くすっと笑ってしまう写真のリーチ数が投稿全体の上位にあります。

    また、顧客と密につながるD2Cだからこそ、商品との接点を残しておくために、

    ・おやすみグッズを開発している経緯から子どもの寝顔
    ・兄弟で一緒に使用して欲しいという想いから兄弟の写真

    このような理由から、まだ世に出ていない商品のイメージを散りばめるように意識がけました。

    また、Instagramに投稿するオリジナルコンテンツが、商品がリリースされた後でもコンセプトがズレないようにすることも心がけました。

    今回はおやすみグッズのため「睡眠」に関する情報を、有識者監修の元、睡眠の豆知識であったり、睡眠グッズレビューといったコンテンツを企画し隔週で投稿しました。

    情報コンテンツ類は、ユーザーのニーズに合わせて常にPDCAをまわしていかなければいけないためあまり細かく定めすぎず、運用後の投稿への反応を見てコンテンツをより良く改善していくことをオススメします。

    運用をスムーズにするために

    トーン&マナーやコンテンツの方向性が決まったら実際に投稿していきますが、円滑な運用をするために、外部ツールを活用しながら投稿や分析を行うと良いでしょう。

    最後に運営を手助けするツールをご紹介します。

    ・予約投稿でオススメな無料ツール

    Hootsuite( https://hootsuite.com/

    投稿をスケジュール設定できるツールです。

    無料版でも30投稿分まで無料投稿でき、簡単な分析もできます。

    デメリットとしては、1投稿で複数枚の画像や動画の予約ができず、1枚投稿のみの予約になります。

    ・分析でオススメな無料ツール

    SNIS ( https://sinis.jp/

    フォロワー数の推移や投稿への反応をパソコンで確認できます。

    無料版の場合は45日間であればデータがストックできますので、毎月ごとに状況をみられます。CSVでダウンロードすることもでき、社内での管理も効率的にできます。

    ・画像ダウンロードでオススメの無料ツール

    Downloader for Instagram™ ( https://chrome.google.com/webstore/detail/downloader-for-instagram/olkpikmlhoaojbbmmpejnimiglejmboe )

    Instagram から画像や動画を簡単かつ迅速にダウンロードができるツールです。

    リポストをするにあたり、PCで画像や動画をダウンロードすると、そのまま上記のHootsuiteを使用して予約投稿まで一貫して作業できるためとても効率的に作業することができます。

    投稿内容のトーン&マナー、コンテンツの方向性、外部ツールの導入が終わったらいよいよ投稿をしていきましょう。

    なお、投稿前に注意していただきたいのがアカウントを「ビジネスアカウント」への変更することです。

    Instagramのビジネスアカウントに変更することで、通常のアカウントでは対応していない機能が使用できるようになります。

    例えば、ビジネスアカウントならではの機能は以下の通りです。

    ・プロフィールに「メールアドレス」「電話番号」「住所」などの連絡先を設定できるようになる。
    ・インサイト(1投稿ずつでも、期間ごとでも)をみることができる
    ・広告出稿できる

    無事にビジネスアカウントが開設できれば、あとはスケジュールに沿ってアカウントを運用していくだけです。

    次回は実際に行った施策や施策ごとの反応をご紹介します。

    【最後に】
    ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。

    ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。

    累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。

    ecforceには、主に3つの特徴があります。

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    クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。

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    CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。

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