この記事でわかること
ECサイトにおいて決済方法は、重要な機能の1つです。
特に競合の多い商品を取り扱っているECサイトでは、決済方法が決め手となり、購入してもらえることも珍しくありません。
最近ではECサイトで使用できる決済方法も増えてきており、自社の商品やサービスに適した決済サービスを導入する必要があります。
そこで今回は、ECサイトの代表的な決済方法や選び方について紹介していきます。
ECサイトの代表的な決済方法
ECサイトで利用できる代表的な決済方法は、以下の87つです。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
- キャリア決済
- 後払い決済
- 電子マネー決済
- 代金引換(代引き)
- Pay-easy(ペイジー)
- Apple Pay
決済方法ごとに仕組みや特徴を解説していきます。
クレジットカード決済
クレジットカード決済は、非常に利便性が高く、ECサイトにおいて、もっとも普及している決済方法です。
「クレジットカードが使えないなら買わない」と考えているユーザーも多く、導入していないと重大な機会損失につながるでしょう。
また、クレジットカード決済は、ユーザーだけでなく運営側にも大きなメリットがあります。
クレジットカードは基本的に即時決済なので、購入金額を取りこぼすこともありませんし、購入後のキャンセルも少なくなります。
ユーザー側にも手数料がかからないことや、セキュリティの強固さなど、多くのメリットがあるため、クレジットカード決済は必ず導入しておくべき決済方法と言えるでしょう。
コンビニ決済
コンビニ決済とは、その名の通りコンビニで商品やサービスの代金を支払う方法です。
ECサイトで購入が確定したあとに、支払い用番号が発行されるので、その番号をコンビニの窓口で提示することでユーザーは代金を支払います。
クレジットカードを持っていない人や、クレジットカード情報を入力したくない人にとっては、非常にありがたい決済方法でしょう。
24時間いつでも自分の好きなタイミングで支払えること、コンビニ決済も大きなメリットです。
未成年など、クレジットカードを持つことができない人をターゲットにしているECサイなら、ぜひ導入しておきましょう。
キャリア決済
キャリア決済とは、docomo・au・SoftBankなど、携帯電話の料金と一緒にECサイトで購入した商品代金を支払う方法です。
コンビニ決済と同様に、携帯会社と契約していれば、クレジットカードを持っていなくても商品を購入できます。
また、クレジットカードのようにカード番号などの入力が必要なく、キャリア契約時に設定した暗証番号を入力するだけなので、カゴ落ち対策にもなります。
しかし、現在のキャリア決済は、docomo・au・SoftBank・ワイモバイルの4社のみなので、利用できない人が大勢いることにも注意が必要です。
後払い決済
後払い決済とは、ECサイトで商品を購入して商品を受け取った後から、コンビニや銀行、郵便局などで代金を支払う決済方法です。
ユーザー側の支払いの手間は増えてしまいますが、クレジットカードが使えない人やそもそもクレジットカードを持っていない人からは重宝されています。
クレジットカード情報の入力が不要で、購入までの手続きが非常に簡単という特徴があります。
そのため、カゴ落ち対策としても有効で、ECサイト側にも大きなメリットとなります。
電子マネー決済
電子マネー決済とは、楽天EdyやモバイルSuicaなど、駅やコンビニでの支払いで広く普及している決済方法です。
事前にお金をチャージしていれば、本人確認の必要もなく、簡単に商品を購入することができます。
楽天Edyでは、PC端末のFeliCaポートに、楽天カードやおサイフケータイをかざすだけで支払いは完了です。
代金引換(代引き)
代金引換とは、宅配業者が商品の代金を回収してくれる方法です。
支払いのための情報を入力する必要がないため、セキュリティの観点では非常に優れています。
しかし、手数料が高い傾向にあるため、購入金額が小さい商品をメインに取り扱っているECサイトには向いていないでしょう。
直接、宅配業者にお金を渡すことになるため、一人暮らしの女性からは好まれない傾向にあります。
Pay-easy(ペイジー)
Pay-easy(ペイジー)とは、金融機関のATMやインターネットバンキングを利用して支払う方法です。
ECサイトで購入が確定した後に発行されるパスワードを、ATMやインターネットバンキングに入力して商品やサービスの代金を支払います。
Apple Pay
日本では特に人気のある「iPhone」や「iPad」などを提供している「Apple」の認証機能を使った決済方法です。
Apple Payでは、指紋認証や顔認証などで本人確認をおこなうため、問題がなければ数秒で決済が完了します。
ユーザーの利便性は高く、購入が確定するまでのスピードが早いため、カゴ落ち対策としても非常に優秀です。
ECサイトにクレジットカード決済は必須!
ECサイトで、もっとも普及している決済方法は「クレジットカード決済」です。
総務省の調査によると、「インターネットで購入・取引する場合の決済方法」の回答では、クレジットカード払いが63.0%と、圧倒的なシェアを獲得していることがわかります。
また、クレジットカード情報の入力は手間なので、1度利用したECサイトの方がリピートされやすくなるでしょう。
そのため、クレジットカード決済には、LTV(顧客生涯価値)の向上にも期待できます。
基本的にどんな商品やサービスを取り扱っていても、クレジットカード決済は導入しておくべきです。
ECサイトに導入する決済方法の選び方
最近では、クレジットカード決済以外にも、さまざまな決済方法が登場しています。
ECサイトによって導入しておくべき決済方法は異なるため、自社のECサイトと相性のいい決済方法を選ぶ必要があります。
それでは最後に、ECサイトに導入する決済方法の選び方について紹介していきます。
取り扱い商品・サービスから選ぶ
どの決済方法を導入するか迷っている場合は、まずは取り扱っている商品やサービスとの相性を考えてみましょう。
たとえば、家具や家電などの比較的、高価な商品を取り扱っている場合は、分割払いができるようにクレジットカードが必須です。
他にも、ゲームや動画などのデジタルコンテンツは、決済スピードの速いキャリア決済が適しています。
このように、自社のECサイトで、どんな商品やサービスを取り扱っているかも重要なポイントになります。
メインターゲットから選ぶ
どんなユーザーからの購入を想定しているかでも、適している決済方法は異なります。
10〜20代はクレジットカード決済の利用率が低いなど、どの層に向けた商品なのかで相性のいい決済方法が決まります。
また、男性は代金引換が多く、女性は後払い決済を好む傾向にあるなど、性別による差も考慮するべきです。
ECサイトの代表的な決済方法まとめ
この記事では、ECサイトの代表的な決済方法や選び方について解説しました。
決済方法の選定は、ECサイト全体の売り上げに影響するほど重要な項目です。
また、安さ重視でカートを選んでしまうと、独自の決済方法を提供していることも珍しくありません。
安価なECカートは、システム移行時に決済情報が引き継げないため、顧客情報をすべて捨てなければならないという致命的なリスクが存在することもあります。
新しい決済方法の導入にはコストがかかりますが、ユーザーの利便性を上げるためにも、最低限の投資はしておくべきです。
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【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月