この記事でわかること
最近では、新型コロナウイルスの影響から、キャッシュレス化に向けた取組みに、積極的な姿勢を見せている店舗やECサイトが増えています。
キャッシュレス決済の代表といえば、やはり「クレジットカード決済」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
クレジットカード決済は、分割払いができることや、手元にお金がなくても商品を購入できることなど、ユーザー側のメリットが大きい支払い方法です。
ECサイト側にも「販売機会の拡大」と言う、非常に大きいメリットがありますが、クレジットカード決済の導入には初期費用や手数料が必ず発生します。
そこで今回は、クレジットカード決済の手数料や初期費用、利用する際の注意点について紹介していきます。
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クレジットカード決済と手数料の仕組み
そもそも「クレジットカード決済」とは、ユーザーが支払う代金をクレジットカード会社が立て替えてECサイトに支払ってくれる決済方法です。
ECサイトにおいては、もっとも利用されている決済方法で、ジャンルに関係なく導入しておくべき決済方法でしょう。
クレジットカードには、Visa・MasterCard・JCB・American Expressなどの国際ブランドがあり、ECサイトの契約状況によって使用できるクレジットカードは異なります。
ユーザーがクレジットカード決済を利用して商品を購入すると、クレジットカード会社もしくは決済代行会社がユーザーの代わりに利用金額をECサイトに支払います。
また、このタイミングで手数料は発生しており、利用金額から手数料を差し引いた金額がECサイトに支払われます。
その後、ECサイトがユーザーに商品やサービスを提供することによって、クレジットカード会社もしくは決済代行会社がユーザーに利用金額を請求します。
クレジットカード決済でECサイト側が支払う手数料
ここからは、クレジットカード決済でECサイトが支払う手数料について解説していきます。
決済手数料
クレジットカード決済が利用できるECサイトは、クレジットカード会社もしくは決済代行会社と契約を結んでいます。
加盟店契約を結ぶことでクレジットカード決済を利用することが可能になりますが、ユーザーが商品を購入した金額の数%を「決済手数料」として支払います。
基本的に、クレジットカード決済でECサイトが支払う手数料は「決済手数料」のみです。
料率は取り扱い商品によって異なる
決済手数料の料率が気になっている人も多いかもしれませんが、ECサイトで取り扱っている商品によって異なります。
家電やアパレル、日用品などは3%前後が相場となっており、音楽やゲームなどのデジタルコンテンツは3%よりも高くなることが一般的です。
たとえば、決済手数料を3%でクレジットカード会社と契約したとすると、ユーザーが10万円の商品を購入した場合は、その金額の3%となる3,000円を決済手数料として支払うことになります。
また、決済手数料の料率は取り扱い商品のジャンルだけでなく、クレジットカード決済の取引高によっても変動します。
基本的にはクレジットカード決済の取引高が多くなるほど、低い料率で契約することができます。
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クレジットカード決済でユーザーが支払う手数料
それでは次に、クレジットカード決済でユーザーが支払う手数料について解説していきます。
クレジットカード決済の利用で手数料を支払っているのは、ECサイト側だけではありません。
ユーザーが支払っている手数料は、主に以下の2つです。
- 年会費
- 分割払い手数料
それぞれ詳しく紹介していきます。
年会費
クレジットカードを所有するために、ユーザーは年会費を支払っています。
クレジットカードの種類や、選んでいるサービスによって年会費の金額は異なります。
最近では、年会費が無料のクレジットカードも増えていますが、中には年会費を数万円以上に設定しているクレジットカード会社も珍しくありません。
クレジットカード決済の利用金額によって年会費が変動するタイプの契約もあり、キャッシュレス決済の多様化に伴い、クレジットカード会社もさまざまなサービスで利便性を向上させています。
分割払い手数料
クレジットカード決済で一括払いを選択した場合には発生しませんが、分割払いやリボ払いには手数料が発生します。
分割払いの手数料も、クレジットカードの種類や分割回数によって金額は異なります。
ユーザーが商品を購入するために支払う金額なので、ECサイト側も分割手数料がいくら程度になるのかをしっかりと把握しておきましょう。
クレジットカード決済導入に必要な費用と月額費用
ECサイトにクレジットカード決済を導入するためには、クレジットカード会社と直接契約する方法と、決済代行会社を利用する方法の2つがあります。
基本的には決済業務を一元化できるため、決済代行業者を利用した方がいいでしょう。
決済代行業者の選び方ですが、手数料だけを比べて、安価なカートを選んでしまうと公開してしまうかもしれません。
そもそもクレジットカード決済を導入・利用するためには、以下のような費用が必要になります。
- 初期費用
- 月額利用料
- 決済手数料
- トランザクション費用
- その他費用
クレジットカード決済を利用するためには、手数料以外にもさまざまな費用が発生します。
クレジットカード決済で商品が販売されるたびに発生するコストなので、どのような項目にどのくらいの費用が発生するのかは細かく計算しておくべきでしょう。
また、導入費用が安い場合は、月額利用料が高くなっている場合もあるため、トータルの費用を計算しておくことが重要です。
特に、毎月発生する固定費用が安いカートの場合は、決済手数料や受注手数料を高めに設定している特徴があります。
ECサイトの売り上げが伸びると、比例してコストも重くなる仕組みになっている点にも注意しておきましょう。
h2ECサイトのクレジットカード決済手数料に関する注意点
決済手数料の負担は長期的に見ると非常に重く、ユーザー側に支払ってほしいと考えている人もいるかもしれません。
しかし、決済手数料を購入金額に上乗せして、ユーザーに請求することはできません。
そもそも、ユーザーはクレジットカードの年会費を支払っていますし、追加で料金が発生してしまうのであれば、クレジットカード決済の利用者が減ってしまいます。
そのため、ユーザーに対する手数料の上乗せは、クレジットカード会社との規約違反になるため、契約取り消しになることもあります。
また、安価なECカートは、システム移行時に決済情報が引き継がれずに、顧客情報をすべて捨てなければならないという致命的なリスクを抱えている可能性があることにも注意しておきましょう。
安さ重視でカートを選んでしまうと、独自の決済方法を提供していることも珍しくないため、ユーザーの利便性を向上させるためにも安価なECカートは避けた方が無難です。
ECサイトのクレジットカード決済手数料まとめ
この記事では、クレジットカード決済の手数料や初期費用、利用する際の注意点について解説しました。
クレジットカード決済の導入には、手数料以外にもさまざまなコストが発生します。
しかし、クレジットカードが使えないなら購入しないユーザーも少なくないため、必ず導入しておくべき決済方法です。
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【最後に】
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※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月