この記事でわかること
はじめに事業概要と立ち上げの思いを教えてください。
私たちnatural tech(ナチュラルテック)株式会社は、サプリメント・スキンケアD2Cカンパニーです。2018年9月、マタニティとビューティーの領域で多くの人に愛されるブランドを作りたいという想いから、この会社を立ち上げました。
創業当初に「mitas(ミタス)」というマタニティ領域の葉酸サプリをリリース。その後、約2年の時間をかけてプロダクトのラインナップを広げ、2022年1月に漢方由来のデュアルスキンケア 「BEAW.(ビュウ)」をリリースしました。
「BEAW.」は漢方アドバイザー監修のもと、国産の漢方を多く使用しています。世間から古くさいイメージで捉えられることが多い漢方ですが、それを今風にアレンジしてデザイン性の高いブランドにすることで、新しいチャンスを掴めると考えています。<br/> <br/> 美容はストレスやエネルギー不足が関わることが多く、その点、漢方は非常に効果的。「BEAW.」のデュアルスキンケアは漢方由来の「美容液」と「サプリメント」で、外側からのケアだけではなく、不調を内側から根本的に整えるというこだわりを持っています。
ecforce導入の経緯と導入後の成果を教えて下さい。
創業当初からフルスクラッチでECカートを開発していました。しかし、フルスクラッチでは新機能を開発するたびに多大な工数がかかります。
エンジニアを雇うことも考えましたが、ハイスキルのエンジニアは当然、高い人件費が必要です。そのため今後の成長を考えると、フルスクラッチからの脱却が課題でした。
この頃、周りで成長しているD2Cブランドを調べてみると、その多くがフルスクラッチやパッケージ等ではなく、SaaS型のカートを導入していました。そしてその中でも選ばれているのがecforceだったのです。つまり成長著しい企業の要求に対して、ecforceがしっかりと応えているということ。この点において信頼感があり、最終的にecforceの導入を決めました。
実は海外産のECカートも選択肢にありましたが、国産で日本の様々な事情にローカライズされているecforceの方が魅力的でした。海外展開も考えていますが、まずは国内で売上を上げることに注力したいため、細かな点に手が届かずに成長を妨げるのは避けたかったのです。
特に日本の通販業界は非常に特殊です。昔から単品通販の歴史があり、日本での売り方に関して独自のノウハウが必要だと思います。その点、ecforceは日本特有の売り方を理解している国内ベンダーであると認識しています。
また弊社CTOからも評価が高く、エンジニア視点でもecforceは優れていると考えています。カスタマイズがしやすい自由度の高い基盤があることで、API連携や他のシステムとの連携がスムーズ。さらにUIが素晴らしく、フロントエンドのデザインや機能性においてもカスタマイズしやすいことも非常に助けになっています。
その中でも、とてもありがたかったことがあります。ecforceだとAmazon Payを当然のように連携できるのですが、フルスクラッチで開発をしていた頃には、Amazon PayをLPに搭載することですら苦労しました。新たにLPを作ると、また開発が必要だったのです。
またフォーム埋め込みのLPが作りやすいことと、定期便の設定が柔軟にできるところも良かった点です。
他にもありがたいのが、媒体ごとのLPをユニークURLで簡単に発行できる点。ecforce導入前は1個のLPで最適化を繰り返していましたが、自社開発で媒体ごとのLPをすべて作るのは非常に面倒な作業だったのです。この点もecforceのおかげでとても楽になり、マーケティングのPDCA効率が上がりました。
そしてサポート面にも満足しています。各ブランドに担当が付いてくださり、レスポンスが非常に早い。私たちからの質問へ1〜2時間で回答してくれ、手厚いサポートに助けられています。
ecforceで今後試してみたいことはありますか
受注データとLINEのデータを紐づける作業が簡単に実現できそうなので、CRMの一環としてLINEを利用したいです。
メルマガのような古くからある手法と比べ、LINEはユーザーの操作性が高く、事業者視点でも開封率が高いことが魅力です。今後はLINE内でユーザーの再診断を完結させたり、発送タイミングやサイクルを変更できるようになれば、さらなる顧客満足につながると思っています。
今後の展望について教えてください。
創業当初から目指しているのは、メイドインジャパンを世界に広げられる規模のブランドになること。私たちの製品は国産の原料を多く使用していますが、日本の安心・安全は、世界にもっとアピールできるはずです。
特にマタニティ領域は、「安全」というキーワードを重要視しています。まずはマタニティ領域から、メイドインジャパンの漢方の歴史とその素晴らしさを、丁寧に世界に広めていけるように努力していきます。
※掲載内容は取材当時のものです。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月