この記事でわかること
ECサイトを運営している企業や、これから運用していこうと考えている企業の方の中には
「ECコンサルティングって何?」
「ECコンサルティングの仕事内容や使うメリット、注意点について知りたい」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事ではこのような課題を解決していきます。
記事を最後まで読んでいただければ、上記の悩みが解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
ECコンサルティングとは
ECコンサルティングは、ECサイトの運営に取り組む事業者に対し、効率的にECサイトを運用する方法や、ECサイトで売上を向上させるための分析や施策の立案など、運営をサポートする業務です。
近年では、ECの需要が高まり、ECサイトを使うユーザーや出店事業者が年々増加しています。
そんな中、ECサイトに商品を出品したものの売上が上がらず、運営に悩まされている事業者も多いです。
インターネットなどを活用し情報を集めれば解決可能な問題もある一方で、日々変化の激しい市場の状況に合わせて、その都度適切な施策を取り、効率的に売上を上げる方法を知るのは簡単ではありません。
また、企業でECサイトの運営を担当している方の業務内容が多く、問題解決まで手が回せていない企業も多く存在します。
このような状況を考慮し、限られた人材で効率的にEC店舗での売上を向上させることがポイントになってきます。
ECコンサルタントの主な仕事内容
ECコンサルタントの主な仕事内容は、以下5つです。
課題を抽出する
会社が抱える弱点を見つけ、解決すべき課題を抽出してもらえます。
集客方法は間違っていないか、独自性を持ち差別化できているか、自社が提供しているサービスと顧客ニーズは合っているかなど、売上が上がっていない原因は会社により異なります。
データを活用し正確な分析を実施し、売上が上がらない課題をしっかりと把握するのは、会社を立て直す上で非常に重要なポイントです。
EC運営のコツを知っているコンサルタントを頼ることで、自社が他社に比べ劣っている点を、プロ目線で判断してもらい、改善するためのアドバイスが受けられます。
EC戦略や解決策を考える
ECサイトを活用して販売する商品のブランドコンセプトや内容を明確に把握した上で、どんな戦略がECサイトで目的を達成するために適しているのか分析を行い、戦略を立て提案してもらえます。
また、立てた戦略がどんな顧客層におけるリーチが多いのか、商品を販売する上で方向性は正しいかなども実際に運営する事業者と試行錯誤し運営を行ってくれます。
コンサルタントによっては、提案に加えECサイトを構築することもサポートしてくれたり、一括受注してくれたりする方もいるため、自社に適したスタイルで利用可能です。
ECサイトの構築では、ASPや自社開発といった選択肢の中から、自社に適したスタイルを選び検討してもらえます。
顧客の育成とCRM
ECサイトで売上を安定して上げ続けたい場合、リピーターを獲得する必要があります。
まずは見込み客を顧客にし、そこからリピーターに育てるプロセスを踏み、自社のサービスや商品のロイヤルカスタマーやファンにステップアップすることで、長期的に売上を上げることが可能です。
コンサルタントは、ロイヤルカスタマーやファンをどのように作るかといった戦略や、リピートして購入してもらうための施策の提案をします。
例えば、LINEと連携させたり、メルマガを発行したりといった施策があり、運営会社に適した方法で顧客とコミュニケーションが取れるようになります。
運営代行
前述したように利用するコンサルティング会社によっては、ECサイトの制作から運営および在庫管理といった、幅広い範囲で運営を代行してくれるサービスも存在します。
プロに任せることで即効性が期待できるため、これまでと異なった切り口からECサイトが運営できます。
しかし、コスト的に余裕がある場合を除いて、ECサイトにおける全業務をコンサルタントに委託するのは辞めましょう。
自社のEC運営担当者が、売上を向上させるために自ら行動できないままでは、運営代行を依頼する期間が終了してしまった際に、何かトラブルが発生しても対応できません。
そのため、運営代行を利用する際は、あくまで自社の担当者がノウハウを習得するために利用するようにしましょう。
自社の担当者がEC運営のノウハウを習得できれば、契約が終了してからも売上を持続させられます。
顧客方法の立案
ECサイトに集客するための施策を考え立案してもらえます。
コンサルティング企業に委託すると、SEOやリスティング広告、SNS運用、メルマガなどから、企業にとって最適な施策を考えてもらうことが可能です。
Webでの集客施策に関して専門的な知識を持っていない事業者にとっては非常に魅力的なサービスでしょう。
しかし、どの集客施策においても、実施後すぐに施策の効果が表れ集客が上手くいくような即効性はありませんので理解しておきましょう。
SEOでは特に効果が出るまで時間がかかりますが、理由はコンテンツを作ってから実際に公開し、キーワード検索された後に上位に表示されるまでには少なくとも3ヶ月程度かかるからです。
これはSEOに限った話ではなく、さまざまな集客の施策では、常にPDCAを回し改善を繰り返した先に安定して集客できるようになります。
そのため、すぐに施策の効果で集客が実現しなかったとしても、焦らないようにしましょう。
ECコンサルティングを使うメリット
ECコンサルティングを使うメリットは、以下3つです。
自社に適した戦略が提案してもらえる
ネットを利用しECサイトの運営方法などの情報収集は可能ですが、同じサイトの場合でもターゲットや商品次第で効果的な運営方法が異なるため、必ず効果が期待できるわけではありません。
しかし、コンサルタントを使うことにより、自社に最適な戦略を提案してもらえますので、ECサイト運営を成功できる可能性が高くなります。
そのため、ECサイトの運営方法に悩みがある方や、運営する知識を持っていない方は、一度運営をECコンサルタントに委託してみても良いでしょう。
長期的に事業を育てられる
ECコンサルタントを使うことで、ECサイトを長期的に運営するための戦略を立ててもらえます。
具体的には、ECサイトを訪れたユーザーに商品の購買だけでなく、今後も購入してもらうためのリピーターに繋げる戦略を実施してもらえます。
ユーザーのメールアドレス獲得やリスト化により、メルマガを定期的に送りアプローチし、ECサイトでファンを増加させることが可能です。
また、メールの送信だけでなく、件名・本文の内容からECサイトまでの導線設計なども実施してくれるため、購買率の向上が期待できます。
構築に時間や労力、コストのかかるECサイトで、はじめは売上があったが、長期的に続けられないような状態は避けたいものです。
そのような事態にならないためにも、ECサイトのプロであるコンサルタントを使うことで、長期的に売上を上げられる可能性が高くなります。
コスト・時間の削減ができる
ECコンサルタントを使えば、コストと時間が節約できます。
ECサイトに関して知識のある人材が自社にいない企業では、Web担当者などが勉強しながら徐々にECサイトを構築していくことになります。
そのためには時間もコストもかかってしまい、効率的とは言えません。
しかし、初期の段階からコンサルタントを使うことで、豊富な経験や知識から戦略立案や集客、改善などを代行してもらえます。
そのため、自社で一から取り組む際にかかる予定であった時間やコストを大きく削減できます。
ECコンサルティングを使う際の注意点
ECコンサルティングを使う際の注意点は、以下2つです。
利用目的を整理する
ECコンサルティングを利用する前に、必ず自社がコンサルタントに依頼する目的を明確にしておきましょう。
サイト運営で解決したい問題があるのか、ECサイト運営で狙いたいターゲット層はどんな層なのか、どの範囲をコンサルタントに依頼するのかなど、できるだけ細かく利用目的を整理しておきましょう。
理由は、自社が使いたい目的や希望に対して、求める効果が見込めない会社を選択しては使っても無意味だからです。
自社の悩みに対し的確にアドバイスしてもらい、確実に成果に繋げるためにも、自社のECサイトをどのようにしていきたいか明確にしておきましょう。
ECコンサルタントだけに頼らない
ECコンサルタントを利用する際、すべてを任せるのは辞めましょう。
コンサルタントは戦略を提案してくれたり、運営代行してくれたりしてくれますが、施策を実行し成果を出すのは事業者側です。
助言を受けても、助言通りに戦略が行えなければ、助言を受ける意味もありません。
売上を上げるためにも、ECサイト運営のノウハウや知識を吸収しながら、事業者が主体性を持ち運用するのが、長期的に成功させるための大切なポイントです。
また、すべてを頼ってしまうと、コンサル期間が終わった際に自社の力のみで運営できず、更新してコストがかかったり、トラブルに対処できず売上が下がったりしてしまう可能性が高いです。
そのような事態にならないためにも、自社だけで運営できるよう頼り過ぎないようにしましょう。
まとめ
ECコンサルティングは、ECサイトの運営に取り組む事業者に対し、効率的にECサイトを運用する方法や、ECサイトで売上を向上させるための分析や施策の立案など、運営をサポートする業務です。
ECコンサルティングの業務内容には、EC戦略や解決策を考えることや、ECサイト運営代行などがあります。
コンサルティングを受けることで、長期的に事業を育てられたり、一から構築するケースに比べ時間もコストも削減できたりといったメリットが受けられます。
しかし、コンサルティングを受ける際には、頼りすぎていつまでたっても自社の力だけでは運営できないといった状態にならないよう注意が必要です。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月