この記事でわかること
「EC事業としてネットショップを立ち上げるまでの具体的な手順が知りたい」「ネットショップの立ち上げにおすすめのツール」について知りたい方は多いでしょう。
ネットショップを展開することで、自社商品をインターネット利用者すべてにアピールできるため、ネットショップをうまく運営できれば売上アップが期待できる販売方法です。
EC事業の経験がないと、ネットショップの運営方法がわからないのではないでしょうか?
本記事では、EC事業としてネットショップを展開する際の手順やおすすめのツール4選、ネットショップの立ち上げの失敗しないためのポイントについてご紹介します。
順調にネットショップの開設・運営を行って、自社売上アップを狙いましょう。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
【5ステップ】自社のネットショップを立ち上げる手順
自社ネットショップを立ち上げる手段は、以下の5ステップです。
- ネットショップのコンセプトを決める
- 販売する商品を決めて仕入れる
- ネットショップの開業に必要な手続きを済ませる
- 立ち上げに利用するツールを選ぶ
- ネットショップを開設・運営する
ここでは、ネットショップを立ち上げるための具体的な手順をチェックしましょう。
1.ネットショップのコンセプトを決める
ネットショップを立ち上げる前に、まずはネットショップのコンセプト(何を・誰に販売するのか)を決める必要があります。EC市場で売れているジャンルは以下のとおりです。
- 食品・スイーツ
- 美容・コスメ
- ファッション・アクセサリー
- 雑貨・キッチン用品
- インテリア・家具
- スポーツ・アウトドア
自社がアプローチしたい市場でニーズのある商品は何かをリサーチした上で、どんなターゲット(年代・性別・属性)を決めて、その層に刺さるコンセプトを決めましょう。
2.販売する商品を決めて仕入れる
ネットショップのコンセプトが決まったら、商品を自社生産、もしくは外注して商品数を確保しましょう。法的に販売が制限されているものやネットショップのシステム上の制約で、販売したくても販売できない商品もあるため、きちんと法律や規約は要チェックです。
3.ネットショップの開業に必要な手続きを済ませる
次に、自社商品の販売に必要な許可申請を行います。以下のような許可申請が存在します。
- アルコール飲料・・・酒類製造免許・酒類小売業免許・通信販売酒類小売業免許
- 中古品・・・古物商許可証
- 食品・・・食品衛生責任免許・食品衛生法に基づく営業許可証
販売したい商品の販売に必要な許可・免許などをチェックして漏れなく申請しましょう。
4.立ち上げに利用するツールを選ぶ
ネットショップの開業に利用できるツールは、大きく分けて3種類あります。
- モール型・・・Amazonや楽天市場などの仮想ショッピングモール
- ASP型・・・サイト開設・運営に必要なソフトウェアを提供
- パッケージ型・・・ネットショップに必要な機能を搭載したECパッケージ
自社が理想とするショッピングモールを実現できる方法を選択しましょう。
5.ネットショップを開設・運用する
ここまで来たら、ネットショップを開設・運用する段階です。ECサイトが動作するかチェックして、カート機能や決済機能、配送業者との連携を行います。
ネットショップを軌道に載せるためには、ECサイトの公開後に集客につながるようなメルマガ配信やクーポン配布、広告、SNSなどを継続的に運営しなければなりません。
ネットショップの立ち上げにおすすめのツール4選
ネットショップの立ち上げにおすすめのツールには、以下の4つが挙げられます。
- BASE
- Shopify
- STORES
- makeshop
ここでは、それぞれのサービスの特徴と向いている人の特徴について確認しましょう。
1.BASE
BASEは、ネットショップ開業数が200万件を超える中小規模のASP型ツールです。ネットショップ開設実績は7年連続でNo.1を超えている超有名なサービスとなっています。
BASEの料金体系は、販売手数料3.6%+40円にサービス利用料3%の合計6.6%+40円のみ。初期費用や月額利用料金などはまったくかかりません。
YouTubeやInstagramなど、各種SNSとも円滑に連携できる点が魅力的だといえます。
初期費用や月額費用をおさえながら、ネットショップ運営に挑戦したい方におすすめです。
出典:BASE 公式サイト(2025-02-04)
2.Shopify
Shopifyは、世界中に展開しているグローバルEコマースプラットフォームです。越境ECを念頭に置いたグローバルなネットショップを展開したい方におすすめだといえます。
Shopifyの料金プランは以下の3つです。
- Basic・・・4,850円
- Shopify・・・13,500円
- Advanced・・・58,500円
料金プランがグレードアップするごとに販売手数料が安くなる仕組みとなっています。
カスタマイズ性に優れたプラットフォームなので、お好みのECサイトを創作できます。
出典:Shopify 公式サイト(2025-02-04)
3.STORES
STORESは、実店舗とネットショップの連携に強みがあるASP型ツールです。フリープランは月額費用が0円で決済手数料が5.5%〜、ベーシックプランは月額費用が2,980円で決済手数料が3.6%となっており、良心的な料金でセキュリティ体制も万全となっています。
豊富なテンプレートで自社のネットショップに個性を出したい方におすすめです。
出典:STORES 公式サイト(2025-02-04)
4.makeshop
makeshopは、お客様満足度が98%で、法人導入実績は12,000件を超えるASP型ツールです。ECサイトの構築・運用・決済・マーケティング・発送や物流を網羅しています。
BtoCだけでなく、BrtoBやBtoEなどのビジネス向けの商品販売にも柔軟に対応可能です。
販売手数料は0円で、クレジットカード決済手数料も3.14%と高コスパとなっています。
充実のサポートを受けながら自社ネットショップを成功させたい方におすすめです。
出典:makeshop 公式サイト(2025-02-04)
ネットショップの立ち上げは失敗する?成功するためのポイント
ネットショップの立ち上げを成功させるためのポイントは、以下の3点にまとめられます。
- 出店方法や集客方法を見直す
- リピーター獲得戦略を再考する
- ユーザーの利便性を向上する
失敗しがちなポイントを確認して、成功させるための方法を考えてみましょう。
1.出店方法や集客方法を見直す
ネットショップは、開設するだけで自動的に集客できる夢のシステムではありません。出店前から自社に合った出店や集客方法を考え、継続して集客していく必要があります。
マーケティング戦略を実行して、売上アップを狙いましょう。
2.リピーター獲得戦略を再考する
ネットショップの売上アップを狙うためには、新規顧客とリピーターをどちらも集客していく必要があります。リピーター獲得に向けたメルマガ配信やクーポン配布、SNSを通した顧客とのやり取りなど、顧客を掴んだら離さないような集客戦略を実施してみましょう。
3.ユーザーの利便性を向上する
ネットショップを成功させるための最も大きなポイントの一つは利便性の向上です。クレジットカード決済だけでなく、コンビニ決済や代引きなど、ありとあらゆるシーンに対応した決済方法を準備しておくことで、ユーザーが離脱してしまうリスクをへらせます。
また、ユーザー目線に立った見やすいネットショップの導線やデザインの実装も重要です。
あくまでもユーザー目線に立った利便性や見やすさを追求してみましょう。
売上アップを目指せるネットショップを立ち上げよう!
この記事では、ネットショップの開設手順やおすすめのツール4選、失敗せずに売上アップするためにおさえておきたいポイントについてご紹介しました。
ネットショップ立ち上げの手順と失敗しないためのポイントをチェックしながら、自分に合ったツールを使って、手軽でリーズナブルにネットショップビジネスをはじめましょう。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月