この記事でわかること
「自社でオリジナルブランドの化粧を立ち上げて売上アップを狙いたい」「オリジナルブランドの化粧品の立ち上げ方について詳しく知りたい」と考えている方もいるでしょう。
オリジナルブランドの化粧品を立ち上げることで、自社のブランドイメージを確立し、リピーターの獲得や安定的な売上をあげることが期待できます。
しかし、オリジナルの化粧品の立ち上げ方に迷ってしまっている方も多いでしょう。
本記事では、オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げる3つの魅力や立ち上げ方法、立ち上げる手順についてご紹介。オリジナルブランドの化粧品を立ち上げるべきか悩んでいる方は、この記事を読むことでその魅力や立ち上げ方についても丸ごと理解できますよ。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げる3つの魅力
オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げる魅力には、以下の点が挙げられます。
- 市場に根強い需要がある
- 安定した売上を確保できる
- リピーターからの売上が期待できる
ここでは、化粧品ブランドを独自に立ち上げる具体的な魅力について見ていきましょう。
1.市場に根強い需要がある
日本の市場には化粧品の需要が根強くあります。
矢野経済研究所の調査結果によれば、2020年のコロナ禍のピーク時は外出需要の減少で化粧品の売上規模が縮小したものの、2021年からは再び売上高が回復傾向にあります。
- 2019年:約2兆6,500億円
- 2020年:約2兆2,300億円
- 2021年:約2兆3,000億円
- 2022年:約2兆3,700億円
2024年にはさらなる売上のアップが見込まれ、需要の強さがうかがえるでしょう。
引用:矢野経済研究所|化粧品市場に関する調査を実施(2023年)
2.安定した売上を確保できる
女性にとって化粧品は生活必需品のうちの一つであり、安定的な売上が期待できます。美容や健康への意識の高まりによって、その市場規模は拡大する一方です。また、男性向けのコスメも注目されており、今後も安定的な売上が見込まれるジャンルとなっています。
3.リピーターからの売上が期待できる
消費者の肌質や用途によって、購入される化粧品はさまざまです。特定の層にウケる化粧品を開発・販売できれば、リピーターとなって定期購入してくれる可能性もあります。定期購入されれば、新たに広告宣伝で集客する必要がないので収益性が高まるでしょう。
化粧品ブランドを立ち上げる3つの方法
化粧品ブランドを立ち上げるには、以下の方法が挙げられます。
- 自社でオリジナル商品を開発・製造する
- OEM・ODMで製造を委託する
- 海外化粧品を輸入・販売する
ここでは、自社製造・販売やOEM、輸入販売の形式について見ていきましょう。
1.自社でオリジナル商品を開発・製造する
化粧品製造・販売のノウハウや工場設備などが整備されている場合は、自社製造のオリジナル化粧品を開発・販売する方法がおすすめ。すべての工程を自社で完結できるので、中間マージンがとられる必要がなく、商品の利益率を高める工夫ができます。
ただし、化粧品製造業許可・化粧品製造販売業許可を取得しなければなりません。また、化粧品製造に必要な工場や機械などへの設備投資が必要となります。
2.OEM・ODMで製造を委託する
生産設備が準備できない場合は、メーカーに化粧品製造を委託することも可能です。設計図を作成して製造のみを依頼する場合(OEM)と、化粧品の設計から製造まで一貫してメーカーに委託する場合(ODM)があります。
最小限の設備投資でビジネスプランをはじめられる化粧品ブランドの立ち上げ方です。
3.海外化粧品を輸入・販売する
海外の化粧品を自社で輸入して商品販売することも可能です。その場合は、化粧品製造販売業許可や外国製造販売業者届出などが必要になります。各種の手続きや確認事項が多いので、自社製造やOEM・ODMなどで製造するのがおすすめです。
化粧品ブランドを立ち上げる4つの手順
オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げるためには、以下の手順をたどります。
- ブランドコンセプトの立ち上げ
- 企画した商品の研究開発
- 販売体制の整備
- 宣伝・集客戦略を実行する
ここでは、具体的な立ち上げの手順についてチェックしましょう。
1.ブランドコンセプトの立ち上げ
オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げるにいたっては、コンセプトづくりが重要です。細部までこだわってコンセプトづくりをするには、以下のプロセスで考えましょう。
- ターゲットの作成
- 市場のニーズ調査
- 商品が応えるニーズ
- 化粧品の使用が想定されるシーン
- 色や香り、キャラクターなどのバリエーション
- 自社商品ならではの強み・魅力
- 商品を販売する経路
- 商品価格
化粧品を販売する具体的なターゲット(年齢層・性別・職業・行動様式)を設定して、競合他社や市場のニーズについて分析します。その後、自社商品が応えるニーズや商品バリエーション、自社商品ならではの強み・アピールポイントを深堀りしていきます。
販売経路や商品価格を決めたら、いざ商品開発・製造をスタートさせましょう。
2.企画した商品の研究開発
化粧品のコンセプトが定まったら、今度は企画した商品の研究開発です。化粧品の安全性や効果を検証しながら、試作品を作っていきます。事前に開発から発売までの段取りを決めて、目的とする商品開発を効率的に進めていくことが大切です。
3.販売体制の整備
次に発売する化粧品を販売するECサイトや実店舗などの販売経路を確保します。どの販売チャネルを確保するのか、どの販売方法に軸足を置くのかを決めましょう。
4.宣伝・集客戦略を実行する
販売経路が定まったら、今度は化粧品の認知を拡大するためのPRが必要です。リスティング広告やSNS広告、動画広告などを駆使して、まずはユーザーに自社の化粧品について知ってもらい興味関心をもってもらうことで、最終的には売上につなげていきます。
年齢層やターゲットによって使うべき集客方法は異なります。若年層向けにはInstargamやTikTok、主婦層向けにはテレビ広告やインターネットショッピングなど、ターゲット層別に届きやすい販売方法は何かをリサーチして、有効活用することが大切です。
化粧品のブランドを立ち上げて企業の売上につなげよう!
この記事では、オリジナルの化粧品ブランドの魅力や立ち上げ方、立ち上げる際の手順についてご紹介しました。化粧品市場は根強いニーズがあり、今後の成長が予測されています。オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げて、商品の企画から製造、販売までを自社で手がけることで、利益率の高いビジネスモデルを確立することができるでしょう。
オリジナルの化粧品ブランドを立ち上げて、安定的な売上を確保してみては?
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月