基礎知識

ECサイトの仕組みとは?ECサイト一覧や4つの作り方をご紹介

ECサイトの仕組みとは?ECサイト一覧や4つの作り方をご紹介

この記事をシェア

この記事でわかること

    元P&Gブランドマネージャーが解説するマーケティング資料無料配布中!

    すぐに ダウンロード できる資料です
    マーケティングの本質を理解できます!

    こちらから

    ECサイトやネットショップ、ネット通販などECに関連する様々な言葉があります。ECサイトもネットショップも同じ意味ではありますが、使う人の立場によって呼び方が異なります。

    こちらの記事では、ECサイトやネットショップの意味をおさえつつ、使い方の違いについて解説します。

    この記事を最後までご覧いただいた方のために、事業にすぐ使える実践フォーマットを配布させていただいております。ぜひご活用下さい。

    これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
    4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?

    ECサイトとは

    ECサイトとは、電子商取引が行えるWebサイトをいいます。電子商取引は英語でElectronic Commerceといい、ECは頭文字をとった通称です。

    電子商取引が可能なWebサイトは全てECサイトであり、企業やブランドの通販サイトから楽天やAmazonなどのモール、さらにネットオークションなどあらゆるWebサイトを含みます。

    ECサイトとは

    ECサイトは、自社サイト型とモール型の2種類に分かれます。自社サイト型は企業やブランド自ら開設するECサイトです。

    自社商品やブランドに応じてECサイトのデザインや搭載機能を設計し、構築も自ら行う必要があります。集客も自社で行う必要があるため、ECサイトを開設するまでに手間もコストもかかります。

    一方、メリットはデザインも機能も全てカスタマイズできるため企業やブランドの世界観を表現できることです。

    モール型とは、インターネット上のショッピングモールに商品を出店するECサイトです。自社サイト型のようにECサイトを構築する必要はなく、初期費用も抑えられます。

    さらに、楽天やAmazonのような大手モールであれば集客力が見込めます。一方、自社サイト型と異なりECサイトをオリジナルで構築できないため、企業やブランドのオリジナリティが出せないことが難点です。

    ECサイトの仕組み

    ECサイトでは誰もがインターネットで買い物ができます。買い物が可能なのはECカートと呼ばれるソフトウェア・サービスをWebサイトに導入しているためです。

    たとえば、ECサイトで買い物をしている際、選択した商品が買い物カゴに追加され自動で合計金額が計算されたり、注文が確定すると購入者に注文確定メールが届くなどの機能はECカートの機能の1つです。

    ECカートは、ASP・SaaS型、パッケージ・オープンソース型、フルスクラッチ型の3種類あります。それぞれの特徴については後述します。

    国内で人気のECサイト一覧

    日本国内で人気が高いECサイトは以下のとおりです。

    ECモール

    出店数

     ※2023年時点

    売上 

    ※2023年時点

    特徴

    楽天市場

    57,378店舗

    1兆4,542億円

    ・楽天経済圏の1つ

    ・お店の色を出せる

    Amazonジャパン

    約14万店舗

    3兆6,662億8,200万円

    ・国内最大のECサイト

    ・競争が激しい

    Yahoo!ショッピング

    87万店舗

    約1兆7,547億円

    ※2021年4~2022年4月

    ・出店料が0円

    ・ページの自由度が高い

    ZOZOTOWN

    8,455店舗

    1,834億円

    ・クーポン機能が豊富

    ・アパレルに特化

    au PAYマーケット

    約1万店舗

    約2,000億円

    ※推定

    ・au PAYを利用可能

    ・ポイントを貯められる

    出典

    Commerce Container|【楽天】23年4月-6月決算まとめ

    Yahoo!ニュース|アマゾン日本事業の売上高は約3.6兆円、ドルベースは260億ドルで6.6%増【Amazonの2023年実績まとめ】

    ZOZO|数字で見るZOZO

     

    ECカート

    料金

    特徴

    BASE

    【スタンダードプラン】

    初期費用無料

    月額料金無料

    サービス利用料3%

    決済手数料3.6%+40円

    ・180万店舗以上

    ・テンプレートが豊富

    ・専門知識が不要

    ・支払い方法が豊富

    enforce

    問い合わせ

    最適なプランを提案

    ・ECカート成長率No.1

    ・平均年収2億円以上

    ・売上平均は244%

    shopify

    【ベーシックプラン】

    月額料金25ドル

    決済手数料3.55%

    ・世界170か国に展開

    ・数百万以上の販売者

    ・テンプレートが豊富

    Square

    【フリープラン】

    初期費用無料

    月額料金無料

    決済手数料3.25%~3.75%

    ・決済端末がシンプル

    ・豊富なテンプレート

    ・シンプルな操作性

    STORES

    【フリープラン】

    初期費用無料

    月額料金無料

    決済手数料5%

    ・顧客管理・販促機能が豊富

    ・STORES決済やSTORESレジ、STORES予約と連携可能

    ECモール型の有名ECサイトに出店する形もあれば、ECカートのシステムを利用する形もあります。自社サイトのコンセプトによって利用すべきサービスは異なるでしょう。

    EC市場は年々拡大しつつある

    国内ECサイトの市場規模は年々拡大中。以下は2013年から2021年までの推移です。

    年度

    市場規模の推移

    2013年

    11兆1,660億円

    2014年

    12兆7,970億円

    2015年

    13兆7,746億円

    2016年

    15兆1,358億円

    2017年

    16兆5,054億円

    2018年

    17兆9,845億円

    2019年

    19兆3,609億円

    2020年

    19兆2,779億円

    2021年

    20兆6,950億円

    市場規模の内訳を見てみると、以下のような傾向が見てとれます。

    分野

    2019年

    2020年

    2021年

    物販

    10兆515 億円

    12兆2,333億円

    13兆2,865億円

    サービス

    7兆1,672億円

    4兆5,832億円

    4兆6,424億円

    デジタル

    2兆1,422億円

    2兆4,614億円

    2兆7,661億円

    出典:経済産業省|電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました

    コロナ禍で市場規模の落ち込みが見られたものの、その後は順調に回復し、市場規模を伸ばしていることがわかります。今後の市場規模も拡大していくでしょう。

    また、市場の内訳を見てみると、物販系とデジタル系の商品が売上を伸ばしている一方で、サービス系の商品の売上は低迷していることがわかります。

    ECサイトとネットショップ、Eコマースの違いとは

    ECサイトやネットショップなど、ECビジネスに関する単語には使い分けが曖昧でわかりにくい単語があります。ここでは、これらの単語の違いをチェックしましょう。

    ECサイトとネットショップの違い

    Webサイト制作者や開発者は、その他のWebサイトと区別するためにECサイトと呼びます。

    一方、ECサイトを利用するユーザーは、実店舗とインターネットでの買い物を区別するためにネットショップやネット通販という言葉が使われます。

    同じ意味の言葉でも、使う人の立場によってさまざまな言い方が誕生しています。

    ECサイトとEコマースの違い

    EコマースはElectric conmerceを日本語にしたアレンジ単語で電子商取引を意味します。つまり、Eコマースを行うWebサイト全般のことをECサイトと呼ぶのです。

    【主に4種類!】ECサイトの始め方・作り方

    ECサイトの始め方・作り方は主に4種類あります。ECプラットフォームに仮想ECサイトを出店するのか、自分自身でECサイトを立ち上げるのかで手順が異なります。

    ここでは、ECサイトの始め方とそれぞれの特徴についてチェックしましょう。

    ECモール型1.モール

    モール型のECサイトは、他社運営のショッピングサイトに出店する方法です。

    Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、世間的に知名度を獲得しているサイトに出店するので、集客力や顧客に与える安心感を担保しやすい点が特徴だといえます。

    ECカート型2.ASP・SaaS

    ASPはECカート型の一種で、ECサービスの提供者からECサイトの立ち上げに必要なシステムをレンタルする方法です。テンプレートを使って出店できるので、ECサイトを立ち上げるまでのスピードが早く、出店するハードルが低いのが魅力だといえます。

    ただし、テンプレートを利用する分、自由度はそこまで高くないのが注意点です。

    ECカート型3.オープンソース

    オープンソースはECカート型の一種で、インターネット上で無料公開されているソースを基にECサイトを立ち上げる方法です。初期費用が安く、構築過程もシンプルです。ただし、ECサイト構築の経験がある人材の確保やセキュリティ対策が求められます。

    ECカート型4.フルスクラッチ

    フルスクラッチ型はECカート型の一種で、一から自社サイトを作り上げる方法です。自社の方針や売りたい商品に合わせて、自由度の高いECサイト設計を実現できます。ただし、高度な技術や知識、経験のあるIT人材の確保と多額の開発費用・時間が必要です。

    ところで、成長中のEC・D2Cブランドがこぞって使うECカートの存在をご存じですか?

    • 平均年商2億円以上
    • CVR380%アップ
    • 導入後の成長率265%アップ

    これらの数字が気になったら、ぜひ以下をチェックしてください。
    ecforce(イーシーフォース)

     

    ECサイトはECカートによってデザインや機能が大きく異なります。たとえば、ブランドの世界観を重視したい場合は、デザインのカスタマイズが可能なECカートを選ぶべきです。

    また、費用を抑えて開設したい場合はASP・SaaS型が向いている場合があります。

    ECサイトの立ち上げに関してよくある3つの質問

    ECサイトの立ち上げに関しては、以下の質問がよく見られます。

    • Q1.ネットショップで開業する場合の仕入れ先は?
    • Q2.ネットショップの手数料はどれくらい
    • Q3.大手ECサイトってなに?

    ここでは、これらのよくある質問とそれに対する回答を見ていきましょう。

    Q1.ネットショップで開業する場合の仕入れ先は?

    ネットショップで開業する場合の仕入れ先の候補は、主に以下の6つです。

    1. ECサイト向けの仕入れサービスを活用する
    2. イベントや見本市に参加して商品を探す
    3. お気に入りのメーカーや作家と交渉する
    4. 問屋街などで仕入れる
    5. 海外のマーケットから仕入れる
    6. OEM(海外で生産して輸入)でオリジナル商品を作る

    ECサイト向けの仕入れサービスで商品を大量、かつお得に仕入れる方法が一般的です。

    また、気に入った商品があれば、その製造元のメーカーや作者と直接的に仕入れ交渉を行う手も考えられます。

    国内ではなかなか安く仕入れられない商品を海外のマーケットで仕入れるのもいいでしょう。自社商品を海外に外注して輸入するOEMサービスを利用するのも賢い選択肢です。

    Q2.ネットショップの手数料はどれくらい?

    ネットショップの立ち上げ・運営には手数料がかかります。初期費用が無料のECカートもありますが、販売手数料や決済手数料、振込手数料は別途かかります。

    販売手数料は売上の3〜10%、決済手数料はクレジットカード決済で2〜5%、振込手数料は1回あたり100円〜500円前後が目安と考えておきましょう。

    Q3.大手ECサイトってなに?

    大手ECサイトとは、資本金や市場規模の大きいECサイトをさすことが多いです。明確な定義はないので、知名度の高いECサイトは大手ECサイトと言ってもいいでしょう。

    EC関連の言葉は正しく理解しましょう

    この記事では、ECサイトの仕組みやネットショップとEコマースの違い、ECサイトの作り方、よくある質問について解説しました。ECサイトとは、電子商取引(Eコマース)を行うWebサイトのことであり、ネットショップも同じ意味です。

    ECサイトにはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNといった有名ショッピングモールだけでなく、メルカリやラクマ、Yahoo!オークションといったフリマサイトも該当します。また、音楽データを販売しているSpotifyもECサイトの一種です。

    しかし、Webサイト制作者や消費者によって呼び方や捉え方が異なります。インターネットでの買い物が普及するにつれ、こういったEC関連の専門用語が多数登場しています。

    これからECサイトの開設を検討している方は戸惑うことが多々あるかもしれませんが、1つ1つ正しく理解するようにしましょう。

    さて、ここまで読んでいただいた方に、お伝えしたいことがあります。

    「損益計算書サンプル」が無料ダウンロードできます!

    • 初心者でも理解できる視覚的にわかりやすいフォーマット
    • EC・D2C事業において考慮しなければならない項目を網羅
    • サブスクリプションを採用した難解なビジネスモデルに対応
    • ユニットエコノミクス試算し、その内容を月次PLに落とすことを実現する最新FMTで、事業の各種前提数値に基づいた事業実績の将来予測が可能

    ダウンロードはこちら
    ※問い合わせ内容に「損益計算書サンプル」とご記入ください。

    【ご提供の背景】
    成長著しいEC・D2Cブランドをつくる上で、ブランドが急成長する軌跡を事前にシミュレーションし、事前に収益性や成長予測において問題がないか設計するために必須な事業計画書。EC事業の構築、マーケティング施策の実行を推進し事業を成長させていく上で、これは欠かせないものになります。

    なかでもサブスクリプションを採用したEC事業の場合、収益構造が複雑になりがちなため、専用の損益計算書の作り方を理解することは非常に重要なことです。

    サブスクリプションの場合、売上は単純な積み上げではなく、顧客の平均継続月・継続率によって大きく変動するので複雑な様相を呈します。そのため売上予測をたてる計算表、ひいては損益計算書も一朝一夕で作ることは困難をきわめるのです。

    私たちは、D2C顧客体験型ECプラットフォーム「ecforce」を通じて、様々なクライアント様と向き合いサポートしてきた知見を集積して「損益計算書サンプル」をつくりました。この御社の事業に貢献できましたら幸いです。

    当フォーマットは自社で運営しているD2Cブランドでも日々活用している内容です。

    ダウンロードはこちら
    ※問い合わせ内容に「損益計算書サンプル」とご記入ください。

    元P&Gブランドマネージャーが解説するマーケティング資料無料配布中!

    すぐに ダウンロード できる資料です
    マーケティングの本質を理解できます!

    こちらから
    Ecforce

    D2Cを成功に
    導くために必要なものとは?

    御社のD2Cを成功に導くには、D2Cに必要な要素を全て備えたカートが欠かせません。「ecforce」は数々のD2C事業の立ち上げ経験から生まれたカートサービス。
    多くのD2Cブランドがecforceを導入して、今までに合計1,000億円を超える売上を達成しています。

    平均年商

    2 億円

    以上 ※1

    売上

    230 %

    UP ※2

    継続率

    99.7 %

      ※3

    D2Cを成功に導くために必要なものとは?
    ※1:稼働済みショップの平均年商 / 集計期間 2021年7月~2022年6月
    ※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
    ※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月

    合わせて読みたい記事

    さあ、ECでビジネスの可能性を広げよう。

    サービスの導入や移行、その他様々な運営のお悩みについて
    お気軽にお問い合わせください。

    お問い合わせ