この記事でわかること
D2Cにおいて売上を増加させる指標の一つにCVRがあります。
LPに着地した顧客が購入完了に至った割合を示すCVR。CVRの数値を上げれば上げるほど出稿した広告の相対的なCPAは減少し、かつ、実数値の面でも売上は増加します。
CVRの改善に興味がないEC事業者は皆無といっても過言ではないでしょう。
一方で、CVRの改善といえば、複数のLPデザインを用意しA/Bテストで顧客の購買意欲がもっとも高いLPの構成を探る。エントリーフォームを極限まで最適化して顧客の負担を減らす。チャットボットを導入し顧客の心理的障壁を取り除きつつ購入へ導く・・・。
CVRの改善に取り組む多くのEC事業者がこれらの施策を実践しています。
上記に取り上げた施策はどれも必要最低限の取り組みです。
実は、これら必要最低限の取り組みに、ecforceである機能を掛け算するだけでさらにCVRを改善することができます。
それは、カゴ落ち防止に効果を発揮する確認スキップ機能(ワンクリック決済機能)です。
確認スキップ機能(ワンクリック決済機能)とは?
確認スキップ機能は、ecforceに搭載された標準機能で、広告URLの基本設定から簡単に有効化することが可能です。
確認スキップ機能を有効化すると、購入完了までLP、購入確認ページ、購入完了ページ(サンクスページ)と3画面必要だったページ遷移が、LPと購入完了ページの2画面に減らすことが可能です。これがカゴ落ち防止に役立つ仕組みです。
従来は購入の意思を確認するための購入確認ページで離脱する顧客が一定数発生し、購入の意思確認がCVRを落とす原因になる側面がありました。
しかし、確認スキップ機能を有効にすると、LPの入力フォーム画面下に商品の明細(確認内容)が表示され、顧客は「購入完了」ボタンをワンクリックするだけで購入完了させることができるのです。
購入確認ページの離脱分を削減できるので、直接的にCVRを上昇させる効果が期待できます。
もちろん、冒頭でご紹介したLPの改善やエントリーフォームの最適化、ecforce efoをはじめとしたチャットボットの設置と組み合わせて利用することが可能です。
確認スキップ機能でカゴ落ち防止の効果は?
では、実際に確認スキップ機能をONにすることで、どの程度、CVRが上昇するのでしょうか?
2つの効果をもとにご紹介したいと思います。
1つ目が、男性向けサプリメントのEC事業者の例です。
この事業者は早くから複数のLPを展開し、ecforce efoも導入。積極的に売上の向上に取り組むショップでした。
その効果が功を奏し、CVRが低いLPでも6%〜8%程度で推移。
同業他社の中でも比較的高い数値をはじき出していました。
しかしこの数値に満足せず、さらに高いCVRを目指す最中、ecforceに確認スキップ機能がリリース。早速、ワンクリックで決済が完了することでどの程度の効果があるのか、確認スキップ機能を有効化したLPと、あえて有効化をしないLPを用意しA/Bテストを実施しました。
すると、確認スキップ機能なしのページで8%程度であったCVRが、一気に10%台をマークしました。実数値では2.1%の増加を実現させることができました。
2例目は、女性向けの美容化粧品を展開するEC事業者の例です。
このショップもLPデザインの改善やチャットボットの導入など、基本的な「売れる施策」を施したものの、8%台後半のCVRで推移していました。
リスティング広告が中心でCPAも高く、さらに利益を確保するためにCVRの改善は急務でしたが、確認スキップ機能を有効化して継続運用することで、なんと11%台までCVRを改善することができました。
どちらの例も、同年同月、かつ、広告出稿媒体も同一のLPで比較した数値です。
純粋に確認画面を1ページ削減するだけで、これほどの数値を改善することができたのです。
Amazonを成功に導いた確認スキップ機能
直接的にCVRを改善へ導く確認スキップ機能。
もしかしたら「Amazonの1-Click購入」といえば、記憶にある方も少なくないでしょう。
ITバブルに沸く1990年代後半、ECの巨人Amazonがはじめて特許を申請したワンクリック購入が確認スキップ機能の起源です。
当時は、非常に簡単なロジックで購入を完結させられるシンプルな機能であるにも関わらず、他のEC事業者が注目する前に、先手を取ってAmazonが特許を取得したことで物議を醸しましたが、これにより、ワンクリック購入が売上の増加に好影響を及ぼすことが広く知られるところとなりました。
ある試算によると、Amazonは、ワンクリック購入で24億ドルの利益を手に入れたと言われています。(出典:https://forbesjapan.com/articles/detail/14817)
ecforce搭載の確認スキップ機能は、まさにワンクリック購入を実現するための機能であり、すでにAmazonをはじめEC業界で知られた施策です。
確認スキップ機能(ワンクリック決済)×ecforce efo×エントリーフォーム最適化。
すでに効果が実証された確認スキップ機能とecforceが提供する豊富なCVR増加に役立つ機能を掛け算することで、競争の激しいEC業界を勝ち残る武器を手に入れることができるはずです。
逆に確認スキップ機能はすでに利用しているが、他の施策はまだまだ・・・。
そんなショップは、ぜひ、掛け算の施策を組み合わせてCVRの改善に取り組んでいただきたいと思います。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月