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Instagramのユニークなブランディング事例6選。「良質な認知」をつくるためにEC・D2Cブランドがすべきこととは?

Instagramのユニークなブランディング事例6選。「良質な認知」をつくるためにEC・D2Cブランドがすべきこととは?

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この記事でわかること

    Instagramが誕生してから、早12年。近年ではビジネスシーンでも多くの事例が出て一周した印象すらあります。

    しかし、いまだにEC・D2Cブランドが顧客とのつながりをつくるSNSといえばInstagram。ブランドの世界観を見せたり、ビジュアルをうまく活かした訴求をしたりと、ブランディング領域でも欠かせない存在です。

    本稿では、最初に「Instagramにおけるブランディングの成功」を定義し、6つの先行事例からInstagramにおけるブランディングを考えていきたいと思います。

    以下の記事も参考になるので、ぜひ合わせてご一読ください。

    <参考記事>
    キーワードはUGC?Instagram活用事例3つから運用のヒントを探る
    5つのステップで出来る!InstagramのUGCをECサイト/LPに効果的に活用する方法

    Instagramにおけるブランディングの成功とは?

    最初に考えたいのは、そもそも「ブランディングとはなにか?」といった点です。

    ブランディングについて調べると、多くの人が異なる視点でさまざまな説明をしていますが、絶対的な正解はないため「これが正しい」と断定することができません。そこで本稿では以下の定義を正としましょう。

    ブランディング=人々の脳内にブランドの「良質な認知」をつくり続けること。

    ブランドの語源は、(家畜などに)“焼印をつける”という言葉。つまり、他のものと区別することで、その印象を強めて認知してもらうという意味で受け取ることができます。さらに悪い認知ではブランディングにならないので、「良質な認知」をつくり続けるという説明をしています。

    さて、ここからInstagramにおけるブランディングを考えてみると、このような捉え方ができるのではないでしょうか。

    「Instagramを通じて1人でも多くの人にブランド・商品名を認知してもらい、フォロワーと親密な関係を築いて良質な認知をつくりつづける」

    さらに、この考えをもとにInstagramの基本戦略やKPIを設定すると、以下のようになるでしょう。

    「リーチ数に特化した投稿数・内容にし、KPIをフォロワー数とハッシュタグ数にする」

    本稿では「Instagramのブランディングにおける成功」を一旦、これらのKPIが増えることと定義してみます。

    Instagramにおけるブランディングの成功事例

    実は、ここまでの考えは、とある「子ども睡眠D2Cブランド」で実際に実践されたものです。そして同ブランドは、先ほど定義したInstagramのブランディングにおける成功に近い結果を出しています。

    「子どもの睡眠を楽しく解決すること」をミッションに掲げた同ブランドは、商品をリリースしてから1人でも多くの人にブランド・商品名を認知してもらうために、積極的にInstagramを活用しました。

    その結果、実際にアカウント開設から3ヶ月目で、月間リーチ数が平均80,000リーチ、商材名のハッシュタグ投稿数を約20,000件まで伸ばすに至ったのです。

    同ブランドが目的として意識していたのは、以下の2点です。

    • 媒体広告としてだけではなく、ブランドの認知を拡大させてSNSを1つのECチャネルとして機能させること。
    • D2Cを推進していけるよう、ダイレクトにユーザーコミュニケーションを図り、メーカーとユーザー間の信頼を築いて持続的な関係を保つこと。

    このブランドは最初から「Instagramでブランディングをしよう」と考えていたわけではありません。「ブランディング」という人によってはイメージするものが異なる多義的な言葉を、具体的な2つの目的に落とし込むことで、運用方針やKPIを設定して結果を出すに至ったのです。

    Instagramにおけるブランディングの最重要課題

    さて、それではInstagramにおけるブランディングの最重要課題はなんでしょうか。ここまでの内容を読めばおのずとわかるかもしれません。

    それは「Instagramにおける“ブランディング”をどう定義するか?」です。先ほどの例は、「1人でも多くの人にブランド・商品名を認知してもらい、フォロワーと親密な関係を築いて良質な認知をつくりつづける」。これがInstagramにおけるブランディングの定義でした。

    さらに、この定義に沿って「リーチ数に特化した投稿数・内容にし、KPIをフォロワー数とハッシュタグ数にする」。この方針を決めました。定義を最初に明確にすることで、求められる成果や在りたい姿が具体的にイメージできるのです。

    世の中には多くのブランドがあり、ブランドの数だけブランディングの事例があります。そうすると、フォロワー数やハッシュタグ数にばかり目がいくかもしれません。しかし、今からInstagramにおけるブランディングに力を入れる皆さんにとって、そういった指標だけを見ることは、最も重要なことを見ないことと等しいのです。

    Instagramのユニークなブランディング事例6選

    ここからは、皆さまにとっての「Instagramブランディングの定義や方針」を決める上で、参考になりそうな国内のInstagramブランディング事例を集めました。

    ストレートなブランディング事例ではなく、すこしユニークな視点で各事例を捉えているので、冒頭で述べた「ブランディングとはなにか?」の視点と合わせて最後までお読みいただけますと幸いです。

    また、ご紹介するInstagramアカウントは以下でも確認できるので、ぜひあわせてご覧ください。

    <参考記事>
    キーワードはUGC?Instagram活用事例3つから運用のヒントを探る

    北欧、暮らしの道具店

    https://www.instagram.com/hokuoh_kurashi/

    『北欧、暮らしの道具店』は北欧食器や家具などを販売するECサイトですが、最近では映画をつくるなど、コンテンツをうまく活用したプロモーションやブランディングにおいて多くの先行事例があるブランドでもあります。

    同ブランドはInstagramへのチャンレンジも早く、クオリティの高いコンテンツを継続的に更新することで長らくファンの心をつかんでいます。その積み重ねの結果、フォロワーは現時点で123万人超(2022年7月現在)。この数字だけでも素晴らしいのですが、これもひとえにブランドがもつ美しい世界観をひたすら伝えることに注力した結果だと言えます。

    「ECなのに、モノを売ろうとしない」。この姿勢はオウンドメディアもInstagramもずっと一貫しているのです。一朝一夕で作れない魅力的な世界観をつくって顧客をファンにすることは、顧客が他社商品に乗り換えるハードルを上げてLTVを高めているとも言えます。

    『北欧、暮らしの道具店』はいわゆるD2Cブランドではありませんが、Instagramでつくる世界観はD2C、ひいてはEC全般においても非常に参考になる事例です。

    BULK HOMME(バルクオム)

    https://www.instagram.com/bulkhomme/

    メンズスキンケアブランド「バルクオム」のInstagramはUGC(User Generated Contents)における先進的な事例を世に出しています。

    バルクオムは「#バルクオム」や「#bulkhomme」のハッシュタグをつけた投稿を顧客に促し、許可をもらった上で画像を広告クリエイティブに活用するといった、いわゆるUGC活用の王道を実践することで、プロのクリエイティブよりも高い成果を上げました。

    この施策の良い点は、ブランド側の一方的な発信でしかなかったクリエイティブが、自分の画像が使われることで、バルクオムと顧客の共創になっている点です。共創することで顧客にブランドを認知してもらえるため、ブランディング視点で考えても秀逸なアクションだと言えます。

    一方的なメーカーからの発信ではなく、顧客と一緒にクリエイティブを作り出す。今でこそ多くのブランドが行っていることですが、バルクオムが実践したUGCの活用は、EC・D2CブランドがInstagramを運用する上で今でも大きなヒントを与えてくれます。

    DINÉTTE(ディネット)

    https://www.instagram.com/dinette_inc/

    UGCといえば、まつげ美容液「PHOEBE BEAUTY UP」などのコスメを展開するDINETTE株式会社も参考になる事例を残しています。

    アットコスメのような情報サイトが重宝されることからもわかるように、コスメは非常に口コミが重視されるアイテム。その点、DINETTEはInstagramのUGCを活用することで、継続的に成果を上げています。

    参考記事によると、UGCをLPに活用することでCVRを1.8倍に伸ばし、売上は3.7倍に成長しています。

    ALOBABY(アロベビー)

    https://www.instagram.com/alobaby_official/

    敏感な赤ちゃんの肌のために生まれた国産オーガニックベビースキンケアブランド「ALOBABY(アロベビー)」。同ブランドもUGCをサイトトップ・商品ページ・LPに展開して、CVRを向上させた事例があります。

    赤ちゃんのための商品である以上、顧客は細心の注意を払って商品を選びます。商業目的の発信をするブランドが多い中で、顧客の確かな声は信頼感を醸成する上で欠かせません。

    その点、ALOBABYは他者のフラットな口コミを読んで安心したい顧客心理を理解した上で、UGCを上手に活用しています。狭義の意味ではブランディングと呼ばれるアクションではありませんが、ブランドの良質な認知を残すといった意味で、間違いなく参考になる事例です。

    kipkip (キップキップ)

    https://www.instagram.com/kipkip_official/

    子どもの成長に大切な"睡眠"をサポートするブランド「kipkip(キップキップ)」のInstagramも参考になります。

    同ブランドはInstagram活用したマイクロメディア運用を掲げており、ストーリーズやハイライトを活用してメディア掲載情報やキャンペーン情報を配信することで、サイト集客に繋げる狙いをもっています。

    また「おやすみプロジェクター」というプロダクトの特性上、商品の使用レビューが非常に大事なので、ユーザーボイスを定期的にリポスト運用しており、並行してハイライトにも掲載しています。UGCを活用していますが、発信が偏らないように顧客のためになる公式情報も発信している点はバランス感覚が秀逸だと言えます。

    さらに顧客からのお悩み相談をInstagram上でも受けつけ、購入前の懸念を解消するためのコミュニケーションを重視するなど、常に顧客視点に立った運用を心がけている点も参考になります。

    ふつうのマヨネーズ

    https://www.instagram.com/futsunoshop/

    マヨネーズが本来持っていた風味を追求することで生まれたマヨネーズ「ふつうのマヨネーズ」。同ブランドのInstagramも非常に参考になります。

    kipkip同様、ハイライトを活用したマイクロメディア運用を掲げており、ストーリーズやハイライトを活用しメディア掲載情報や、キャンペーン情報を配信してサイト集客に繋げる点も同様です。

    ただ、特筆すべき点もあります。同商品は人気が高く売り切れが続出するため、販売再開の告知をInstagramで発信しています。そのため、購入待ちの顧客があまり待たずにスムーズに買えるように工夫がされていて、その設計の中心に存在するのがInstagramです。

    「Instagramのブランディング」と聞くと、ビジュアルに関することだと考える人が大半かもしれませんが、冒頭で述べたようにここでは以下のように捉えています。

    「Instagramを通じて1人でも多くの人にブランド・商品名を認知してもらい、フォロワーと親密な関係を築いて良質な認知をつくりつづける」

    バルクオム・DINÉTTE・ALOBABYのように顧客とコンテンツを共創することも、kipkip・ふつうのマヨネーズのように顧客視点に立ってInstagramを運用するのも、広義の意味では必ずブランディングにつながるはずです。

    その点を意識しつつ、Instagramを通じて顧客と向き合うことが大事である点こそ、すべての事例に通底することではないでしょうか。

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