この記事でわかること
健康食品として多くの人が購入しているサプリメント。
サプリメントはお客様の健康面をサポートする大切な商品なので、OEM製造を検討しているなら気を付けておかなければいけないことがあります。
この記事では、サプリメントOEMの基本知識や失敗しないメーカーの選び方、依頼するときの注意点について紹介していきます。
この記事を最後までご覧いただいた方のために、事業にすぐ使える実践フォーマットを配布させていただいております。ぜひご活用下さい。
サプリメントOEMとは
まずはサプリメントOEMの基本知識について詳しく紹介していきます。
そもそも「サプリメント」とは?
OEMは、Original Equipment Manufacturingの略語で、ブランド側の依頼した商品をメーカー側が製造することです。
そもそも「サプリメント」は法的に定義されている言葉ありません。
そのため、一般的な食材からお菓子、飲料や医薬品に似た錠剤やカプセルなど、幅広くサプリメントという言葉が使用されています。
サプリメントOEMの特徴
一般的に「サプリメントOEM」で製造されるのは食品やお菓子ではなく、錠剤やカプセル型のものがほとんどです。
サプリメントOEMは、どんな成分を配合するかによって商品の価値が決まるため、原料を調達するルートが非常に重要です。
また、販売しているサプリメントの種類も大切です。
そのため、製造ラインを増やすことなく新しい商品を展開できるOEMはサプリメント業界と相性がいいと言えるでしょう。
サプリメントOEMの選び方
それでは次に、サプリメントOEMの選び方について紹介していきます。
これからサプリメントOEMメーカーを選ぶなら、以下4つのポイントは必ず確認しておきましょう。
- 品質管理基準
- 原料の充実度
- ロット数
- 実績
それぞれ詳しく紹介していきます。
品質管理基準
1つ目は「品質管理基準」です。
サプリメントは、お客様の健康面をサポートする商品です。
しかし、サプリメントの工場は、ISOやGMPなどの取得が義務付けられていません。
サプリメントは直接体内に摂取するため、衛生基準を気にしている人も少なくありません。
リスクを最小限に抑えてる工場で製造していることはお客様に対して、大きなアピールポイントになります。
原料の充実度
2つ目は「原料の充実度」です。
サプリメントOEMメーカーによって取り扱っている原料には違いがあります。
珍しい原料の中には、特定のメーカーでしか仕入れることができないものもあります。
珍しい原料を使用したい場合は、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
また、現在は取り扱っていない原料を仕入れてくれるかなど、どの程度対応してくれるかも確認しておきましょう。
取り扱っている原料のレパートリーで、製造できるサプリメントの種類が決まります。
商品のラインナップを増やしたいなら、非常に重要なポイントです。
ロット数
3つ目は「ロット数」です。
はじめて依頼するメーカーに、いきなり大量に発注するのはリスクが高いのでオススメできません。
そのため、柔軟なロット数に対応してくれるかどうかも確認しておきましょう。
売れる見込みのある商品であれば大量発注でも問題ありません。
しかし、ほとんどの商品が確実に売れるとは言えません。
在庫リスクを抑えるためにもロット数は必ず確認しておきましょう。
実績
4つ目は「実績」です。
実績のあるOEMメーカーにはさまざまなメリットがあります。
特に大きなメリットは、蓄積されたノウハウに基づいた提案をしてくれることです。
また、大手企業と取引しているOEMメーカーであれば、お客様からの信頼にもつながります。
どんな企業と取引しているのか、過去にトラブルを起こしていないか、なども調べておくと迷ったときの判断材料になります。
サプリメントOEMを選ぶときの注意点
OEMメーカーはサプリメント業界に限らず、長期的な契約を結ぶことがほとんどです。
もちろん、不安を感じて短期間で契約を打ち切ることもありますが、メーカーの変更には手間もコストもかかります。
自社と相性のいいOEMメーカーを見つけるためにも、以下の4つには注意しておきましょう。
- ロット数や成分によってコストが大きく変わる
- レスポンスの速さも重要
- 原料の調達ルートを持っているか
- 希望の商品を実現できるのか
それぞれ詳しく紹介していきます。
ロット数や成分によってコストが大きく変わる
サプリメントOEMは、依頼するロット数や成分によってコストが大きく変わります。
もちろん、コストを削減しすぎてはいい商品ができません。
お客様に提供したいサプリメンを明確にイメージしてから、各OEMメーカーに見積もりを依頼しましょう。
ロット数や使用する原料などが決まっていなければ、正確な金額も決められないため商品企画の段階で細かく決めておきましょう。
レスポンスの速さも重要
担当者のレスポンスの速さも忘れてはいけません。
OEMでは頻繁に連絡を取り合うこともありますし、早急に連絡してほしいときもあります。
トラブル時に対応してくれるまでのスピード感も確認しておいた方がいいでしょう。
原料の調達ルートを持っているか
サプリメントを製造するための原料には、珍しいものも多く、特殊な調達ルートを持っていなければ仕入れることができないこともあります。
依頼するサプリメントの原料だけでなく、将来的にどんなサプリメントを製造できるのかも提案してもらいましょう。
希望の商品を実現できるのか
サプリメントOEMメーカーでも、製造できる商品と製造できない商品があります。
どんなサプリメントでも製造できるメーカーはないため、自社で希望している商品を本当に実現できるかどうかは必ず確認しなくてはいけません。
また、専門家からのアドバイスやサプリメントの細かいカスタマイズなど、製造以外のサポートがあると安心です。
サプリメントOEMの流れ
最後に、サプリメントOEMの流れについて紹介していきます。
依頼するメーカーや商品によって若干流れは異なりますが、基本的には以下の流れで納品されます。
- 打ち合わせ
- サンプル作成
- サンプル確認
- 契約・発注
- 製造
- 検品・出荷
OEMメーカーは実際に製造してもらわないと分からないことも多く、はじめから1社に絞るのではなく、複数のメーカーにサンプル作成を依頼しましょう。
どれだけ打ち合わせをしても「商品が届いたらイメージと違った」なんてことも考えられます。
もちろんサンプル作成には料金が発生しますが、後悔しないためにもメーカー選びは慎重に進めましょう。
サプリメントOEMの選び方まとめ
サプリメントOEMの基本知識や失敗しないメーカーの選び方、依頼するときの注意点について紹介しました。
メーカー選びに失敗しないためにも「品質管理基準」「原料の充実度」「ロット数」「実績」この4つは必ず確認しておきましょう。
それでも決められない場合は、実際にサンプルを作成してもらって実物の商品を比較する方法もあります。
新商品の製造コストを抑えたい場合や、商品ラインナップを短期間で増やしたい場合は、ぜひOEMを利用してみてください。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月