この記事でわかること
ECサイトの分析は事業を成功に導くために、必要不可欠な業務の1つです。
現状を正しく把握していなければ、パフォーマンスの改善にはつながらないでしょう。
そこで今回は、ECサイトにツールが必要な理由と解析すべきポイント、無料でも利用できるツールについて紹介していきます。
ECサイトの分析に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜECサイトにツールが必要なのか
ECサイトの問題点を見つけるためには、ツールが必要不可欠です。
ECサイトのパフォーマンスを向上させるためには、「どの商品が求められているのか」「どのページで離脱されているのか」など、ユーザーの行動を把握しておくことが重要です。
また、広告やサイトデザインの変更など、新しい対策にどのような効果があったかを測定するためにもツールを使った分析が必要になります。
ECサイトの業績は、「顧客がどのような行動をとるか」が大きなポイントです。
ユーザーの行動パターンを理解するためにも、ECサイトの成長にはツールが必要でしょう。
ECサイトのツールで見るべきポイント
ここからは、ECサイトを成長させるためにツールを活用して測定するべき数値を紹介していきます。
ECサイトの担当者は、以下5つの数値を常に分析しておきましょう。
- アクセス数
- コンバージョン率
- 顧客単価
- 生涯顧客単価
- リピート率
どんなことに活かせるのか詳しく紹介していきます。
アクセス数
アクセス数とは、ECサイトにユーザーが訪れた回数のことです。
長期的にアクセス数を調べることで、繁忙期や閑散期を正確に見極めることができます。
人の多いタイミングや少ないタイミングを把握していれば、イベントを開催する適切な時期や広告の効果なども分かります。
アクセス数が少ないままであれば、商品やサービスの知名度が低いため、大きな売り上げには期待できないでしょう。
購入してもらうためには、まず知ってもらうことが重要です。
インターネット広告やSEO対策、コンテンツの拡大など、ECサイトを開設したら、アクセス数を増やすための対策からはじめましょう。
アクセス数を分析できる無料ツール
- Googleアナリティクス
- UserInsight
コンバージョン率
コンバージョン率とは、ECサイトを訪れた人が、実際に商品やサービスを購入する割合のことです。
コンバージョン率の計算式は非常に簡単で、「購入者数 ÷ 来訪者数=コンバージョン率」となります。
アクセス数が増えているのに、売り上げが上がっていない場合は、購入者を増やすための対策が必要です。
また、ユーザーが「どのページでサイトを離脱しているのか」もコンバージョン率を上げるための重要なポイントです。
コンバージョン率を分析できるツール
- Googleアナリティクス
- WEBAntenna
顧客単価
顧客単価とは、商品やサービスを購入した人が、1回ごとに支払っている金額の平均値です。
顧客単価の計算式は、「売り上げ ÷ 売り上げ件数=顧客単価」となります。
先ほど紹介したアクセス数を向上させるためには、自社の商品やサービスを知らない人に対して何らかの対策が必要です。
しかし、顧客単価はサイトを訪れている人に対して対策を取るため、効果も分かりやすく、短期間で結果がでます。
そのため、アクセス数やコンバージョン率の改善に限界を感じているなら、顧客単価の改善に取組みましょう。
顧客単価を分析できるツール
- Googleアナリティクス
- Googleデータポータル
生涯顧客価値(LTV)
生涯顧客価値(LTV)とは、その名の通り顧客一人につき、一生のうちでどのくらいの利益を発生させるかを表します。
生涯顧客価値(LTV)の計算式は、「平均顧客単価 × 購入頻度 × 購入継続期間=生涯顧客価値」となります。
生涯顧客価値(LTV)が高くなるほどリピーターが多くなるため、長期的にECサイトを運営する上で、非常に重要な指標です。
また、リピーターは購入単価も高く、新規顧客を呼び込む行為(レビューや紹介など)もおこなってくれる可能性があります。
安定したECサイトの運営には、生涯顧客価値(LTV)の向上が欠かせません。
ECでの成功に欠かせないサブスクリプション、定期販売の場合は、「継続率」という指標を活用してLTV見込みを算出します。
定期販売を予定している場合は、定期販売のデータ分析がしやすいかどうかも重要視しましょう。
生涯顧客価値(LTV)の向上に関して、事例付きで詳しく解説している記事がありますので、興味のある方はぜひご覧ください。
【具体的な事例付き】D2CブランドのLTVを上げる2つのアプローチとは
生涯顧客価値を分析できるツール
- Googleアナリティクス
- HubSpot CRM
リピート率
リピート率とは、今までに商品やサービスを購入した人が、もう一度購入する割合を示した数値です。
リピート率の計算式は「リピート顧客数 × 累計顧客新規数=リピート率」となります。
ちなみに「累計顧客新規数」とは、ECサイトを開設してから訪れた、すべてのユーザー数のことです。
リピート率の高さは、「商品の満足度」が数値として分析できる重要な指標です。
リピートされることを前提とした商品やサービスを取り扱っているECサイトでは、もっとも重要な指標となるでしょう。
商品やサービスのクオリティを上げることも重要ですが、送料やメンテナンス代の無料など、リピートするメリットを付与することが大切です。
リピート率を分析できるツール
- Googleアナリティクス
- HubSpot CRM
EC運営に必要な分析機能が標準搭載の「ecforce」
ECサイトを運営する上で、ツールを活用した分析も欠かせませんが、それらを繋げる「ECカート」はさらに重要です。
また、ツールはECサイトを開設したあとからでも導入できるため、使いづらさを感じたらいつでも変更することができます。
しかし、1度選択したECカートを変更するのは非常に手間で、コストも時間もかかります。
大規模なアップデートが必要になるため、ECサイトを構築するときには慎重に検討する必要があるでしょう。
弊社が運営する「ecforce」なら、広告媒体ごとのCVRや定期継続率・LTVから間接効果に至るまで、EC運営に必要なあらゆる分析機能を標準搭載しています。
さらに、最適なサイトデザインの提案はもちろん、自社でもEC事業を展開している経験やノウハウに基づいて、マーケティングからサプライチェーンまで、あらゆる工程をサポートいたします。
支援内容についてもっと詳しく知りたい人は、以下の導入事例を参考にしてみてください。
ECサイトツールまとめ
今回は、ECサイトにツールが必要な理由と解析すべきポイント、無料でも利用できるツールについて解説しました。
長期的にECサイトを成長させていくためには、ツールを活用した分析が欠かせません。
最近では、無料で利用できるツールも増えてきており、専門的な知識がなくても使用できるようになってきています。
そのため、ECサイトを分析するツール選びは、開設してからでも遅くはありません。
ECサイトを開設する前であれば、それよりも自社の商品やサービスに適した構築方法を検討することが重要です。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月