この記事でわかること
ECサイトにおいて「サイトデザイン」は売り上げに大きく影響するほど、重要なポイントです。
しかし、サイトデザインをイチから構築するとなると、コストも手間も非常に大きなものになるでしょう。
そのため、ほとんどのECサイトは「テンプレート」を使って構築しています。
最近では無料でテンプレートを提供しているサイトも登場して、種類も非常に多いため、テンプレート選びに迷ってしまっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ECサイトのテンプレートを選ぶときのポイントや制作会社に依頼した場合との違いについて紹介していきます。
ECサイトの「テンプレート」とは?
ECサイトには、デザインを簡単に構築できる「テンプレート」というものがあります。
最近のテンプレートはカスタマイズ性が高く、パズルのように組み合わせるだけでECサイトを構築できるため、難しいプログラミングスキルも必要ありません。
インターネット上に公開されてあるECサイトのテンプレートは、数千種類以上あると言われており、さまざまなジャンルに合わせてリリースされています。
無料ASPなどが提供しているテンプレートを利用すれば、5分程度でもかなりクオリティの高いECサイトを作ることができるでしょう。
しかし、このようなテンプレートは、他のECサイトとデザインが被ってしまう可能性もあります。
ECサイトにおいてデザインは、ブランドのイメージを決定付ける非常に重要なポイントなので、慎重に選ぶ必要があるでしょう。
ECサイトのテンプレートを選ぶときのポイント
それでは次に、ECサイトのテンプレートを選ぶときのポイントについて紹介していきます。
テンプレート選びに迷っている人は、以下3つのポイントを参考にしてみてください。
- 商品のイメージと合っているか
- 商品に適した表示方法ができるか
- ターゲット層に合った導線を作れるか
それぞれ詳しく紹介していきます。
商品のイメージと合っているか
ECサイトを構築する前に、全体的なイメージを考えておきましょう。
先ほども紹介したように、インターネット上には膨大な量のテンプレートが公開されています。
すべてのテンプレートを確認することは現実的ではないため、ECサイトのイメージを考えておくと、選択肢を絞り込めます。
ECサイトに限った話ではありませんが、Webサイトのデザインは、好かれることよりも「嫌われない」ことが大切です。
商品に適した表示方法ができるか
ECサイトで取り扱っている商品に適した表示方法ができるかどうかも重要なポイントです。
たとえば、取り扱っている商品数が少なければ、トップページにいきなり商品を表示する必要はありません。
むしろ、厳選した商品しか取り扱っていないことをユーザーにアピールするために、ブランドコンセプトを訴求した方がいいでしょう。
一方で、アパレルや日用品など、取り扱い商品数が多いECサイトは、「どんな商品が購入できるのか」「誰向けのECサイトなのか」などをアピールする必要があります。
ターゲット層に合った導線を作れるか
ECサイトで取り扱っている商品によってターゲット層は大きく異なるため、それぞれの商品に合った購入までの導線を作れることも欠かせません。
たとえば、10〜20代向けのアパレル系サイトであれば、気になる商品が見つかったとき、すぐに購入できるように、常にカートに入れるボタンを表示させておくべきでしょう。
その反対に、商品をじっくり比べてから購入したい、高額な家電製品を取り扱っているECサイトなら、カートに入れるボタンよりも、類似商品やカタログ請求などのボタンが必要です。
テンプレートは「ユーザーの使いやすさ」に直結します。
また、実装後に購入までの導線を、簡単に変更できるかどうか確認しておきましょう。
ECサイトはテンプレートよりも制作会社に依頼するべき?
センスがよくて「売れるECサイト」を構築するためには、それ相応のサイト構築スキルが必要になります。
経験豊富なデザイナーが自社に在籍していれば理想的ですが、優秀なデザイナーを抱えている企業はあまり多くはないでしょう。
自社でサイトデザインを任せられる人材がいない場合は、「自社の人材を育成する」もしくは「制作会社に依頼する」この2つが選択肢に挙げられます。
どちらの方法が最適なのか詳しく解説していきます。
制作会社は確実だが費用がかかる
まず制作会社への依頼ですが、やはり高額なコストが必要になります。
しかし、クオリティの高いECサイトを構築したいのであれば、制作会社に依頼するしかありません。
ECサイト専門の制作会社には、経験豊富なプロフェッショナルが在籍しているため、イメージ通りのECサイトを構築することができます。
制作会社にもさまざまな種類がありますが、基本的にはサイトデザインの自由度が高くなるほどコストも高額になると覚えておきましょう。
自社でECサイトを構築するにはスキルが必要
コスト面の問題で制作会社に依頼できない場合は、自社の人材に任せるしかありません。
また、適した人材がいない場合は、Webデザイナーとしてのスキルを磨いてもらうため、スクールに通ってもらう方法もあります。
もちろん、スクールにもコストがかかりますが、自社の人材がスキルを獲得していれば、ノウハウを共有できるため、長期的に見れば費用対効果は悪くありません。
しかし、制作期間の長期化やセキュリティ面でのリスクなど、重大なデメリットを抱えているのも事実です。
事業としてECサイトをはじめるのであれば、基本的には制作会社に依頼することをオススメします。
まずはテンプレートを使ってECサイトを開設してみよう
コスト面の問題で制作会社への依頼が厳しい場合、まずは無料のテンプレートを使ってECサイトを実際に開設してみましょう。
ECサイトの運営には、とにかく「経験」が必要になります。
自分でどうしても解決できない問題が発生したら、スクールや制作会社への依頼を検討しても遅くはありません。
また、実際にECサイトを開設した経験は、制作会社に依頼する場面でも活かされます。
ある程度の知識がある方が依頼するときもスムーズに話を進めることができますし、実際に運営していく将来的なビジョンも想像しやすくなるでしょう。
もしECサイトに関する悩みを抱えているなら、ぜひ「ecforce」にお問い合わせください。
ECサイトのテンプレート選び方まとめ
この記事では、ECサイトのテンプレートを選ぶときのポイントや制作会社に依頼した場合との違いについて解説しました。
ECサイトにおいて「いいデザイン」とは、「売れるデザイン」のことです。
商品をキレイに見せるデザインや、ブランドコンセプトをアピールできるデザインなど、さまざまなテンプレートがありますが、やはり1番大切なのは「売れる」ことです。
「ecforce」でもノーコードで編集できるテンプレートを無料で提供しています。
また、当社は法人向けECプラットフォームとして、これまでに多種多様なジャンルのECサイトを手がけてきましたが、当社では「売れる」サイトデザインの設計をもっとも得意としています。
ECサイトの売り上げを最大化したいと考えているなら、ぜひ当社にご相談ください。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月