この記事でわかること
Cha Cha Matcha(チャチャマッチャ)は、店舗やオンラインで抹茶ドリンクを提供している、アメリカで注目の抹茶飲料ブランドです。
今回はそんなCha Cha Matchaにスポットをあて、創業までのストーリーや、どうやって拡大したのかなど、成功の秘訣を読み解いていきます。
ドリンクD2C「Cha Cha Matcha」とは
Cha Cha Matchaは、コーヒーやエナジードリンクに変わるものとして、健康的にエネルギーを得られる抹茶ドリンクを提供している抹茶飲料ブランドです。
抹茶入りのラテやアイスティー、粉末状の抹茶そのもののオンライン販売に加え、実店舗では顧客が滞在しやすい店内体験に重点を置いています。
特に店舗では、顧客が居心地よく滞在できるような、真のおもてなしを実現するカフェ体験の設計を重視。ニューヨークやロサンゼルスの都会の喧噪から抜け出して、顧客同士がリラックスしながらおしゃべりできる「都会の中の熱帯オアシス」としてブランドコミュニティを構築しており、いま注目を集めています。
Cha Cha Matchaは日本旅行中に見つけた宇治抹茶がきっかけ
Cha Cha Matchaの創業者でニューヨーク大学(NYU)の卒業生であるMatthew Morton(マシュー・モートン)氏とConrad Sandman(コンラド・サンドマン)氏は、2015年夏の日本旅行中に宇治抹茶を見つけ、健康に良く神秘的な茶道用の抹茶を、真のおもてなしを感じられるカフェ体験を通じて提供するというアイデアを思いつきました。
抹茶はカフェインと高濃度のL-テアニンが含まれており、集中力を高めると同時に、抗酸化物質が豊富で新陳代謝を高める効能があるなど、非常に健康に良いとされています。
しかしながら、アメリカでは抹茶の認知度はそれほど高くありません。
加えて、日本での抹茶体験(茶道)は、神秘的であると同時に時間が掛かり複雑であったことから、外出先でも手軽に抹茶を飲めるようなボトル入りのスタイルの開発に至りました。
また、抹茶の効能をアピールするだけでなく、熱帯オアシスのような居心地のいいカフェ体験を設計して提供していることは、Cha Cha Matchaの大きな特徴です。
これは、創業者たちがニューヨーク滞在中に利用したカフェが、長居しておしゃべりできるような居心地の良い雰囲気ではなかった経験から、都会の喧騒から離れられる居心地のいいカフェ体験を作ろうと思ったことに由来します。
「オアシス」をイメージさせるCha Cha Matchaの世界観
Cha Cha Matchaは健康に良い抹茶を提供するだけでなく、くつろいだりおしゃべりしたりできる、都会というジャングルの中のオアシスのようなカフェ体験に重点を置いています。抹茶への愛情から生まれた、人々が実際にくつろいだり、おしゃべりしたり、お互いに交流できる「都会のジャングルの中の熱帯オアシス」です。
人々が顔を合わせて交流するよう、あえてWifiを置かないなど、都会の喧騒から離れてほっと一息つき、気軽にくつろげる空間作りを念頭に置いて設計されています。
また、Cha Cha Matchaの製品やホームページ、ソーシャルメディアアカウント、そして店舗ではピンクと抹茶のグリーンがブランドカラーとして一貫して用いられており、熱帯オアシスをイメージさせるブランディングが意識されています。
Cha Cha Matchaはどうやってユーザーを獲得したのか
Cha Cha Matchaは、ユニークなカフェ体験で特に注目を集めています。ただコーヒーや紅茶を注文するテイクアウトサービスだけでなく、特に若いユーザーが求める真のおもてなしニーズを満たすようなカフェ体験を再設計しました。顧客が店内で居心地よく滞在することを勧める店内体験は、回転率を重視する他のカフェとの差別化となり、顧客を惹きつける要素となっています。
また、Cha Cha Matchaのマーケティング施策で特徴的なのは、ハリウッドという店舗立地を強みにVirgil AblohやKith、Versace、Louis Vuittonなど、ファッションやアート分野といった他分野とのコラボレーションを積極的に行うことで、独自のブランドイメージを構築していることです。
ソーシャルメディア上では特にInstagramを優先してマーケティング施策を展開しており、楽しくカラフルで遊び心のある写真でブランドのライフスタイルを構築しています。Cha Cha MatchaのInstagramはレグラム(リポスト)を多用しており、フィードを見た潜在顧客は実際に店舗に足を運ぶ前に顧客目線でブランドを体験できます。
商品や店舗を超えたコミュニティ作り
Cha Cha MatchaはD2Cブランドとして、オンラインでの抹茶製品の販売だけでなく、店舗販売を通じて顧客と近い距離でコミュニケーションを行っている点が特徴といえます。
また、顧客同士でのつながりを意識したカフェ体験を設計することで、ブランドコミュニティを構築している点も非常にユニークだといえるでしょう。

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