この記事でわかること
「ECサイトの具体的な作り方やECサイトを立ち上げる手順が知りたい」「自社のECサイトをうまく運営していくためのポイントが知りたい」と考える方は多いでしょう。
ECサイトを作る方法は一つだけではありません。ASPやパッケージなど、ECサイトのパッケージやシステムを使う方法のほかに、自分自身で作り上げる方法もあります。
どの方法で自社ECサイトを立ち上げるべきか悩んでいる方は多いでしょう。
本記事では、ECサイトの具体的な作り方4選や立ち上げるための3つの手順、立ち上げ後にECサイトをうまく運営していくための3つのコツについてご紹介します。
ECサイトの作り方を知って、最適な自社ECサイト構築・運営を目指しましょう。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
【比較表】ECサイトの具体的な作り方4選
ECサイトの作り方には、大きく分けてフルスクラッチ・オープンソース・パッケージ・ASP&SaaSの4タイプがあります。各タイプの特徴や費用感は以下の表のとおりです。
種類 |
費用 |
拡張性 |
年商規模 |
フルスクラッチ |
初期費用: 数百~数千万円
維持費用: 数十万円~ |
高い |
数十億円~ |
オープンソース |
初期費用: 10万円~
維持費用: 0円 |
高い |
1億円~ |
パッケージ |
初期費用: 数十万円~
維持費用: 数十万円 |
そこそこ高い |
1億円~ |
ASP/SaaS |
初期費用: 0円~数十万円
維持費用: 0円~数十万円 |
低い |
~数億円 |
ここからは、各タイプの特徴や注意点について見ていきましょう。
1.フルスクラッチ
「フルスクラッチ」は、ゼロから自社ECサイトを立ち上げる方法です。オリジナリティの高いECサイトが作れる一方で、初期費用・維持費用が高額になる傾向にあります。
【メリット】
- ECサイトの自由度(カスタマイズ性)が高い
- オーダーメイドのオリジナリティ溢れるECサイトが作れる
【デメリット】
- 初期費用と維持費用が共に高額になる
- 自社でトラブルに対処しないといけない
フルスクラッチは自由度が高い反面、経済力と問題への対処が求められます。経済的に余裕のある企業で、独自性の高いECサイトを立ち上げたい会社におすすめです。
2.オープンソース
「オープンソース」は、一般に公開されているシステムのプログラミングコードをもとにECサイトを構築する方法です。プログラミングの知識と技術力が求められます。
【メリット】
- コスパよくECサイトの立ち上げ・運営が行える
- オープンソースコードを応用すれば自由度も高められる
【デメリット】
- プログラミングの知識と技術力が求められる
- プログラミング教育や高度IT人材を雇用するコストがかかる
プログラミングに精通した従業員がいるなら、オープンソースでECサイトを立ち上げるのもおすすめです。ただその一方で、一から社員を育て上げたり、高度IT人材を雇用したりするにはコストがかかってしまう点もチェックしましょう。
3.パッケージ
「パッケージ」は、ECサイトの立ち上げ・運営に必要な機能がそろったパッケージ化されたシステムを使って、自社ECサイトを作る方法です。
【メリット】
- カート機能や受注・売上管理、顧客管理などの機能が使える
- 完成されたシステムを使うために構築にかかる時間が短い
【デメリット】
- パッケージ化されていない機能は追加できない
- カスタマイズ性は低くなってしまう
事前にシステム上にそろっている機能をそのまま使えるのがメリットです。ただし、システム上にない機能は使えないか、追加料金を払って使えるようにする必要があります。
4.ASP
「ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)」は、ECサイトを運営するソフトウェア・アプリを提供する会社のサービスを利用して、自社ECサイトを構築する方法です。
無料から有料で使えるものまで幅広く、初心者でも扱いやすいシステムが特徴です。
【メリット】
- プログラミング知識が不要で直感的な操作で扱える
- 無料で使えるサービスもある
【デメリット】
- カスタマイズ性はあまりない
- 機能を追加するためには課金する必要がある
ASPは無料で使えるサービスもあり、プログラミング知識が不要な点が特徴。高度IT人材が居ない中で、自社ECサイトを迅速に立ち上げたいという方に向いています。
ECサイトを作る3つの手順
ECサイトを作る手順は、以下の3つのステップで説明できます。
- 事業方針と要求定義
- ECサイトの作成方法を選定
- ショップ名・商品・デザインを作成
きちんと事業方針と要求定義をしてから、ECサイトの作り方について検討しましょう。
1.事業方針と要求定義
自社ECサイトを立ち上げる際には、以下の要件を定める必要があります。
- どんな人に売りたいのか?
- お客様にどのような価値を提供するのか?
- どのような方法で売りたいのか?
- いつから売り始めたいのか?
- どのような商品を販売したいのか?
- ECサイトの構築・運用コストはどれぐらいか?
- 構築や運営に携わる従業員は誰か?
目的や商品について考えることで、自社ECサイトの全体像が見えてきます。どのようなECサイトを運営したいのかを社員同士で議論して、ECサイトの方針を定めましょう。
2.ECサイトの作成方法を選定
事業方針や要求をもとに、ECサイトの作成方法を選定します。自由度が高い一方で、コストがかかるフルスクラッチ、初期費用や維持費用が安い一方で、カスタマイズできる余地が少ないASPなど、それぞれECサイトの作り方には一長一短があります。
コスト面やセキュリティ面、機能面、何かが起きた場合のカスタマーサポート(パッケージ・ASPの場合)が充実しているかが、ECサイトの作り方を選ぶ上で重要です。
3.ショップ名・商品・デザインを作成
ECサイトの基本を構築したら、最後はショップ名や販売する商品、ECサイトのデザインを決めていきます。会社のブランドイメージに直結する重要な部分なので、会社で定めた事業方針や要件と照らし合わせながら、満足の行くECサイトを作りましょう。
ECサイトを運営する3つのポイント
ECサイトを運営するポイントには、以下の3つの点が挙げられます。
- 集客の導線をよく考える
- 商品・サービスのコンセプトを見直す
- リピーターを育成する
インターネット上にはECサイトが数多く存在します。競合商品があふれている中で、自社商品・サービスの売上を伸ばすためには、独自色や強みをPRしなければなりません。
自社商品・サービスの強みを把握して、ユーザーがオンラインショッピングしやすいECサイトの導線を作り、丁寧なアフターフォローでリピーター獲得を目指しましょう。
ECサイトの作り方を知って効果的にサイトを運営しよう!
この記事では、自社ECサイトの作り方4選やECサイトを立ち上げるまでの3つの手順、ECサイトをうまく運営するための3つのポイントについてご紹介しました。
自社に合ったECサイトの作り方は、会社がECサイトに求めていることや予算感、求めている機能、セキュリティ面の充実性などによって変化します。
目的や希望に沿ったECサイトの作り方で、理想的なECサイトを立ち上げましょう。
【最後に】
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特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
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特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月