この記事でわかること
※この記事は2026年1月15日時点の情報をもとに執筆しています。

ホームページの作成費用はホームページの目的や依頼先、規模によっても大きく変わります。本記事では、自社ホームページの作成にかかる費用相場や内訳、作成費用を節約する5つのコツについて紹介します。
ホームページ作成費用の相場を知る前に決めること

ホームページの作成費用は、数万〜数百万円以上と幅が広く、依頼先や求めるクオリティによっても変動します。コストを抑えつつ、最大限の効果を得るためには、作成を依頼する前に以下のポイントを明確にしておくことが重要です。
ホームページの役割や目的を決める
まずは、「なぜホームページを作るのか」という目的を明確にします。
よくある失敗は、「集客もしたい、採用も強化したい、ブランディングもしたい」と目的を詰め込みすぎてしまうことです。目的が増えれば増えるほど、必要なページ数やシステムが複雑になり、制作コストが跳ね上がります。
■企業におけるホームページの役割の一例
- 企業の「名刺」としての役割(会社案内として機能すれば十分)
- お問い合わせの獲得
- 採用の窓口
「今の自社にとって最も優先すべきゴール」を1点に絞ることで、構成がシンプルになり、制作費を抑えることができます。特に創業期であれば、ホームページの役割は「名刺」がおすすめです。
最初から集客や採用を考えるのではなく、まずは多くの人に会社の存在を知ってもらうことを優先しましょう。
必要な機能を決める
目的が決まったら、達成するために「最低限必要な機能」を洗い出します。多機能なサイトは魅力的ですが、運用コストや管理の手間も増えるため、スモールスタートを意識しましょう。
一般的に、企業サイトで最低限必要とされる項目は以下のとおりです。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 会社概要 | 所在地、代表者名、設立日などの基本情報 |
| 企業理念・メッセージ | 企業の信頼性や想いを伝える |
| 事業内容・サービス紹介 | 何を提供しているのかを具体的に提示 |
| 取扱商品一覧 | ECサイト連携の場合はその導線 |
| お知らせ | 営業時間変更や新商品情報を発信 |
| お問い合わせフォーム | 顧客からのコンタクト窓口 |
最初は基本の機能に絞り込み、チャットボットや高度な検索機能などは、サイトの成長に合わせて後から導入するとよいでしょう。
ただし、業種によっては始めから特殊な機能が必要になる場合もあります。
例として、病院や美容室、飲食店のホームページであれば、予約フォームが必須となるケースも多く見られます。ここで注意したいのが、機能とコストのバランスです。
「オンライン上でリアルタイムにスケジュールの空き状況を確認し、即時予約を確定させる」といった高機能な予約システムは、別途システム開発が必要になり、制作費用が膨らみがちです。
コスト削減を優先するのであれば、自社サイトに高機能なシステムを組み込むのではなく、既存のポータルサイト(飲食店なら食べログ、美容院ならホットペッパービューティーなど)の予約機能を活用する方法があります。自社サイトからは外部サイトへ誘導することで、初期費用の削減が可能です。
「自社で開発すべきか、外部サービスを併用すべきか」を冷静に判断することが、賢いコストカットのポイントです。
おおまかなデザインを決める
デザインへのこだわりは、制作費用に直結する要素です。ゼロからのオリジナルデザイン(フルスクラッチ)で作成しようとすると、デザイナーの工数が増え、費用が高額になります。
一方、既存のテンプレートを活用したデザインであれば、工数を大幅に削減できるため、費用を安く抑えられます。
コストを意識するなら、最初からデザインにこだわりすぎないこともポイントです。まずは「見やすく、迷わない」という基本を押さえたデザインで公開し、運用しながら得られたデータをもとに、必要な箇所をブラッシュアップしていくのが効率的です。
ただし、「ホームページで積極的に集客がしたい」「ブランドの世界観を全面に押し出したい」などの目的がある場合は、デザインにもこだわる必要があります。発注前におおまかな方向性を決めるとともに、デザインにかかる予算を多めに組み込んでおきましょう。
【目的・作成方法・規模別】ホームページ作成費用の相場

ホームページの作成方法や目的、サイトの規模によって費用感は前後するのが現実です。なぜ求める自社サイトによって費用感が異なってくるのか、目的や規模別にそれぞれの基準を見ていきましょう。
目的別の費用相場
自社ホームページにはコーポレートサイトやオウンドメディア、ECサイト、採用サイト、LPページなどの種類があり、集客する目的や何を売るかによって使い分ける必要があります。
目的別(ホームページの種類別)にかかる作成費用の相場は以下のとおりです。
| サイト種別 | 費用相場 |
|---|---|
| コーポレートサイト | 20万円〜数百万円 |
| オウンドメディア | 20万円〜数百万円 |
| ECサイト | 10万円~300万円以上 |
| 採用サイト | 10万円〜200万円前後 |
| LPページ | 10万円〜100万円前後 |
このように、ホームページの作成費用には幅があります。
特にECサイトは、商品をオンラインで販売するためのカート機能、決済システムの連携、顧客管理(CRM)、高度なセキュリティ対策など、多機能なシステム実装が不可欠です。
BASEやSTORESといったASPサービスを利用すれば費用は抑えられるものの、デザイン性やカスタマイズ性が低くなるといったデメリットがあります。
一方で、独自性の高いネットショップを構築しようとすればするほど、一般的なサイト制作よりも費用が高くなる傾向にあります。
また、どの種類のサイトであっても、既存のテンプレートを使用して作る場合と、デザインからすべてオリジナルで作る場合を比較すると、後者の方が高額になるのが一般的です。
LP(ランディングページ)とは?ECサイトとの違い・特徴・メリットや活用方法を解説
LP(ランディングページ)とは?ECサイトとの違い・特徴・メリットや活用方法を解説
「ECサイトを作りたいが、運用の手間やコストが心配」とお考えの方におすすめなのが、ECプラットフォーム「ecforce」です。
ecforceは単なるサイト構築ツールにとどまらず、EC運営における「運用コストの削減」と「売上の最大化」を同時に実現するための機能を備えています。
- 業務自動化で運用コストを大幅削減:
煩雑な受注処理や顧客対応の一部を自動化する機能を搭載。少人数での運営を可能にし、人件費を抑えることができます。 - 業界最高水準のCVR(成約率):
LP一体型の注文フォームなど、ユーザーの「買いやすさ」を徹底的に追求した設計により、同じ広告費でもより多くの成果を生み出します。 - データに基づいた成長支援:
顧客のLTV(顧客生涯価値)を可視化する分析機能が充実しており、無駄なコストを省きながら効率的に売上を伸ばすPDCAサイクルを回せます。
ECサイトの新規立ち上げはもちろん、既存サイトからの乗り換えで運用効率を改善したい方は、ぜひecforceの導入をご検討ください。
作成方法別の費用相場
自社ホームページの作成費用は、活用する作成方法によっても変動するのが特徴です。
作成方法・依頼先別にかかるホームページ作成費用の相場は以下のとおりです。
| 作成方法 | 費用相場 |
|---|---|
| CMS | 10万円〜20万円(維持費が月に数千円〜1万円) |
| フルスクラッチ(制作会社に依頼) | 数百万円〜 |
WordPressのようなCMSでホームページを作成すると、コスパよく自社ホームページを作成できます。自社で一から作り上げるのが最も安く、制作会社に依頼すると高くなります。
Web制作会社への依頼は、テンプレートを活用する場合と、完全オリジナルのフルスクラッチで作成する場合があります。前者の方が費用が安く、後者の方は費用がかさんでしまう可能性が高いです。
規模別の費用相場
自社ホームページの作成費用はホームページの規模感によっても変化します。
規模別にかかるホームページ作成費用の相場は以下のとおりです。
| 規模 | 費用相場 |
|---|---|
| 小規模サイト(〜10ページ) | 20万円〜 |
| 中規模サイト(〜30ページ) | 60万円〜 |
| 店舗向けサイト(10〜15ページ) | 50万円〜 |
制作会社の見積もりは作業工数で決まるため、ページ数が増えるほどデザインやコーディングの費用も加算されます。
小規模サイトは会社概要、事業紹介、お知らせ、お問い合わせフォームといった、企業の名刺としての役割を果たす最低限の構成です。主にテンプレートを活用して制作されることが多く、初期費用を抑えたいスタートアップや中小企業に適しています。
中規模サイトは、サービスごとの詳細ページ、事例紹介、採用情報、ブログ機能(CMS)など、集客やマーケティングを意識した構成です。ターゲットに合わせたオリジナルデザインを取り入れるケースが増えるため、小規模サイトよりも戦略的な設計が必要になります。「Webサイトから定期的にお問い合わせを獲得したい」と考える企業にとって、標準的な規模感と言えます。
店舗向けサイトは、飲食店、美容院、クリニックなど、実店舗への集客を目的としたサイトです。ページ数自体は中規模ですが、店舗の雰囲気を伝えるための高品質な写真撮影や、スマホでの見やすさ、地図連携、簡易的な予約導線の確保などが重視されます。ブランドイメージを左右するため、デザインの作り込みに一定の費用がかかるのが特徴です。
【依頼先別】ホームページ作成費用の相場

ホームページを作成する際は、依頼先によって費用や公開後のサポート範囲、クオリティが大きく異なります。ここでは、フリーランスとWeb制作会社に依頼した場合の費用の詳細を解説します。
フリーランスに依頼した場合の費用相場
フリーランス(個人事業主)に依頼する場合の相場は、10万円~50万円程度です。最大のメリットは、会社としてのオフィス維持費や営業経費といった固定費がかからない分、制作会社よりも安価に発注できる点です。
フリーランスにホームページ作成を依頼する場合は、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトがよく利用されます。ランサーズで実際に募集されている案件の費用を参考に、表にまとめたものがこちらです。
| 金額の目安 | ページ数 | 内容のイメージ |
|---|---|---|
| 〜5万円未満 | 1ページ | LPページや既存サイトの部分修正 |
| 5万円 〜 10万円未満 | 5ページ程度 | 名刺代わりのシンプルなホームページ |
| 10万円 〜 30万円未満 | 5ページ以上 | パンフレット程度。標準的なコーポレートサイト |
| 30万円 〜 50万円未満 | 5ページ以上 | 上記 + 簡易システムの導入やSEO対策など |
| 50万円 〜 100万円未満 | 5ページ以上 | 上記 + フルリニューアル、ロゴ作成など |
| 100万円以上 | 5ページ以上 | 上記 + 高難易度なシステム開発、プラットフォーム構築など |
※参考:ランサーズ「ホームページ制作・作成案件(2026年1月12日時点)」
ページ数や内容のイメージ欄を見て、「どの規模感で依頼していいかわからない」と悩んでしまう方もいるかもしれません。例えば創業期の会社であれば、「名刺」か「パンフレット」程度のホームページで十分目的を果たせます。5〜10万円程度の予算を組み、フリーランスへの依頼を検討するとよいでしょう。
「本格的にホームページを活用して集客や採用をしていきたい」というのであれば、10〜30万円の予算を確保する必要があります。「イメージを一新して、ブランドの世界観を打ち出したい」という場合は、50~100万円程度を想定しておくのがおすすめです。
フリーランスは費用が安く抑えられるのが魅力ですが、デザインや機能面でこだわると、個人への依頼であってもまとまった初期費用が必要になります。
Web制作会社に依頼した場合の費用相場
続いて、Web制作会社に依頼した場合の費用相場を見ていきましょう。会社としての品質保証、プロジェクト管理、アフターサポートが含まれるため、フリーランスよりも価格帯は上がります。
| 金額の目安 | ページ数 | サイトの種類・役割 |
|---|---|---|
| 〜40万円程度 | 1〜3ページ | 名刺代わり。テンプレート活用で短納期重視 |
| 40万円 〜 70万円 | 5〜10ページ | パンフレット程度。オリジナルデザインの小規模サイト |
| 70万円 〜 150万円 | 15〜20ページ | サービス・ブランドサイト。集客やブランディングを意識 |
| 150万円 〜 300万円以上 | 20ページ以上 | 戦略的サイト。マーケティング分析や複雑なシステムを含む |
制作会社は「作って終わり」ではなく、保守管理や広告運用などのアフターフォローが充実しているのが特徴です。自社のEC運用コスト削減を視野に入れている場合、初期費用だけでなく、公開後の月額保守料がいくらかかるかもセットで比較検討することをおすすめします。
依頼先別のメリット・デメリット

費用相場がわかったところで、フリーランスとWeb制作会社のメリット・デメリットも見ていきましょう。それぞれの特徴を理解し、ホームページの目的や自社の予算に合った依頼先を選ぶのがポイントです。以下にフリーランスとWeb制作会社のメリット・デメリットを表にまとめました。
| 項目 | フリーランス | Web制作会社 |
|---|---|---|
| コスト | ◎ 非常に安い | △ 高め |
| スピード | 〇 融通が利く | △ 組織対応のため標準的 |
| 品質 | △ 個人差が激しい | ◎ 組織として担保 |
| サポート | △ リスクあり | ◎ 安定している |
| 向いているケース | 予算重視、小規模サイト | 信頼性重視、中〜大規模、戦略的運用 |
フリーランスに依頼した場合のメリット・デメリット
クラウドソーシングサイトなどを通して、個人で活動しているWebデザイナーやエンジニアに直接依頼する方法です。
【メリット】
・Web制作会社と比べてコストを抑えられる
・柔軟かつスピーディーな対応
・専門特化したスキル
フリーランスを選ぶ最大のメリットは、費用が安く済む点です。法人のような固定費が価格に上乗せされないため、制作会社に比べて数分の一の費用で済むケースが多いでしょう。
また、担当者=作業者のため、上司の承認を得なくても動けるのがメリット。意思疎通が早く、急な仕様変更や細かい要望にも柔軟に応じてもらえる傾向があります。さらに、「デザイン特化」「WordPress構築特化」など、特定の分野に高いスキルを持つ個人を見つければ、低価格で高品質なサイトを手に入れることも可能です。
【デメリット】
・対応範囲が個人のスキルに依存する
・継続的なサポートのリスク
・指示出しの負担が大きくなる
フリーランスに依頼するデメリットの1つが、対応してもらえる範囲の広さです。どの程度スキルがあるかは個人によって大きく異なり、その人が持つスキル以上のことは基本的に依頼できません。
また、個人で制作しているため病気や廃業、転職などによって、突然連絡が取れなくなる音信不通リスクも懸念点です。加えて、フリーランスは基本的に「言われたとおりに作る」スタイルが多いため、自社側で明確な指示出しや素材の準備をしっかり行う必要があります。
Web制作会社に依頼した場合のメリット・デメリット
続いて、Web制作会社のメリット・デメリットを解説します。
【メリット】
・対応範囲が広い
・サポートが手厚い
・提案力が高い
Web制作会社ではディレクター、デザイナー、エンジニアなどがチームを組んで制作にあたっているため、対応できる範囲が広くなっています。それぞれの専門職がつくため、デザイン・機能・セキュリティのすべてにおいて一定以上のクオリティが担保されるでしょう。
サポート体制も手厚く、会社が存続する限りサポートを受けられるため、長期的な運用を前提とするコーポレートサイトやECサイトに向いています。また、単に作るだけでなく、「ECサイトの運用コストをどう削減するか」「売上をどう伸ばすか」といった戦略的なコンサルティングや提案を期待できます。
【デメリット】
・制作費用が高額
・意思決定に時間がかかる
・修正や更新の費用が発生しやすい
Web制作会社はチーム体制で動く分、人件費や管理費が発生するため、フリーランスより見積もりは高くなりがちです。
また、社内での承認フローや担当者を通したやり取りになるため、個人のような即日対応は難しい場合もあります。修正内容によっては追加費用が発生する可能性があるので、トラブルを避けるために修正・更新のルールを事前に確認しておきましょう。
ECコンサルティングとは?種類や費用、成功事例から分かる選び方
依頼するならフリーランスとWeb制作会社のどちらがいい?

フリーランスとWeb制作会社、どちらを選ぶべきかは予算だけでなく、サイトの規模や求めるスピード感によっても決まります。それぞれの依頼先がおすすめのケースをまとめました。
【フリーランスがおすすめのケース】
以下のような状況であれば、フリーランスへの依頼でコストを最小限に抑えつつ、満足のいくサイトを作れる可能性が高いです。
- 予算が限られており、初期費用を極力抑えたい
- サイトの規模が小さく、シンプルな構成
- 自社にWebの知識がある担当者がいる
- スピード感を重視したい
フリーランスは広告費や営業費がかからないため、制作会社の半額以下で作成できることも珍しくありません。5ページ程度の名刺代わりのサイトや、特定のキャンペーン用LPページなど、複雑なシステムを必要としない場合におすすめです。
また、自社にWeb知識のある担当者がいて、具体的な指示出しや素材の準備を行えるなら、フリーランスの機動力は大きな武器になります。担当者が直接作業するため、細かな修正や急ぎの案件に対応してもらえることも利点です。
【Web制作会社がおすすめのケース】
以下のような場合は、多少コストがかかってもWeb制作会社に依頼する方がよいでしょう。
- ブランディングやデザインの質を追求したい
- 複雑な機能やシステムを搭載したい
- 戦略的な提案から任せたい
- 長期的な運用と保守を安定させたい
Web制作会社ではプロのデザイナーやアートディレクターが関わるため、企業の信頼性を高める高品質なサイトが期待できます。ECサイトの構築や予約システム、独自のデータベース連携など、高度な技術とセキュリティ対策が必要な場合に最適です。
さらに、「ECサイトの運用コストを削減したい」「Webからのお問い合わせを増やしたい」といった経営課題に対し、マーケティングの視点から解決策を提示してほしい場合にも力になってくれます。
担当者の離職や廃業のリスクを避け、数年単位で安定してサイトの管理・改修を任せたい場合も心強いでしょう。
ホームページ作成費用の内訳

自社ホームページの作成費用の内訳は、主に以下の要素によって構成されます。
- Webデザイン費用
- 戦略立案費用
- コンテンツ費用
- コーディング費用
- ディレクション費用
ここでは、ホームページ作成・運用にかかる費用の内訳についてチェックしましょう。
Webデザイン費用
Webデザインにかかる制作費用の相場は、トップページで10万円〜20万円です。下層ページの作成には1万円〜5万円がかかります。制作会社を利用する場合には、依頼するページ総数やデザインの詳細、写真・キャラクターの有無などで費用が上下します。
戦略立案費用
ホームページ作成にはサイトマップの作成が必須です。サイトマップ作成の費用は約数十万円かかります。CVを意識した要素や配置場所を決め、ホームページを作成します。
コンテンツ費用
自社ホームページに独自コンテンツや記事を執筆したい場合は、コンテンツ作成の費用もかかってくるでしょう。1記事あたり数千円〜数万円で依頼するケースが大半です。
コーディング費用
自社ホームページのカスタマイズや正常に動作するかどうかのテスティングをするためには、プログラミングを理解した人にコーディングを依頼する必要があります。トップページのコーディングで約3万円〜5万円の費用がかかるのが一般的です。
パッケージやCMSで作成したコーディングがほぼ必要のないホームページでは不要です。
ディレクション費用
ホームページやコンテンツの運用・CV改善にはディレクターを雇う必要があります。作業時間や作業工程によって、月に約4万円〜5万円の費用がかかるでしょう。
ホームページ作成に使える支援制度・補助金

実はホームページを作成するにあたって利用できる国の支援制度・補助金があります。代表的な支援制度・補助金には、以下の2つのものが挙げられます。
デジタル化・AI導入補助金
これまで長らく親しまれてきた「IT導入補助金」が、2026年度より名称を改め、「デジタル化・AI導入補助金」として新しくスタートしました。
単なるソフトウェアの導入だけでなく、生成AIの活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた生産性向上を支援する内容になっています。
ただし、単にホームページを制作するだけでは、生産性向上とはみなされず補助の対象外となります。サイトと連動する売上管理システムや会計ソフトの導入、病院や美容院などのサイトに組み込む予約管理機能などは、生産性向上と結びつき補助対象となる可能性が高いです。
2026年度以降の公募に関しては、準備が整い次第開始される予定ですので、詳細は以下のリンクから事務局ポータルサイトをご確認ください。
引用:中小企業庁|「デジタル化・AI導入補助金」で IT導入・DXによる生産性向上を支援!
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者や個人事業主が、販路開拓(売上アップ)のために使う経費に対して利用できる補助金です。
こちらも、ホームページ制作費だけでの申請はできません。補助金総額の1/4(最大50万円まで)がWebサイト関連費の上限となるため、他の経費項目(機械装置費や広報費など)に該当する、チラシ作成や店舗改装、DM発送などと組み合わせて申請する必要があります。
2026年度以降の公募については、公式サイトでスケジュールや要件を確認してみてください。
引用:商工会議所地区|小規模事業者持続化補助金
ホームページ作成費用を節約する5つのコツ

自社ホームページの作成費用を節約するためには、以下のコツをチェックしましょう。
- テンプレを有効活用する
- ミニマムスタートを意識する
- 素材を自社でまかなうようにする
- 作業内容を見える化する
- CMSを使って自社運営する
ホームページ作成費用を少しでも節約して、費用対効果を上げてみてはいかがでしょうか。
1.テンプレを有効活用する
コストを優先するなら、既存の高品質なテンプレートの活用を検討しましょう。デザインをゼロから作り上げるオーダーメイド(フルスクラッチ)は、独自性を出せる一方で、デザイナーやエンジニアの工数が膨大になり、制作費が高騰します。
最近のテンプレートは、プロの手による洗練されたデザインが多く、業種に合わせた最適なレイアウトがあらかじめ用意されています。デザインの型が決まっている分、制作工程が大幅に短縮され、結果として制作費を抑えられます。
2.ミニマムスタートを意識する
最初から完璧なホームページを目指してしまうと、ページ数や機能が増え、費用も納期も膨れ上がってしまいます。まずはミニマムスタートで自社ホームページを立ち上げ、必要なものは後から追加していくのもおすすめです。
最初は「会社概要」「事業内容」「お問い合わせ」といった、信頼性を担保するために最低限必要なページだけに絞り込みます。実際に運用を開始し、顧客の反応やアクセスの傾向を見ながら、後から必要な機能やページを足していく「育てるホームページ」という考え方を持つことで、初期投資のリスクを最小限に抑えられます。
3.素材を自社でまかなうようにする
制作費の内訳の中で、意外と大きな比重を占めるのが原稿作成や写真撮影の費用です。
- テキスト原稿: 自社のサービスを熟知している社員が執筆する
- 写真素材: 自社で撮影する、または商用利用可能な無料・有料素材サイトから選定する
これらの素材をあらかじめ自社で準備しておくことで、制作会社側のライティング代やカメラマン派遣代をカットできます。プロに依頼する場合でも、あらかじめラフ(下書き)があるだけで工数が減り、値引き交渉の材料にもなります。
4.作業内容を見える化する
制作費用が膨らむ原因の一つに、制作途中での仕様変更や度重なる修正があります。これを防ぐためには、依頼前に具体的な作業内容やゴールを明確にしておくことが不可欠です。
「誰に、何を伝え、どのようなアクション(問い合わせなど)を期待するのか」を言語化し、制作会社と共有しましょう。
双方がゴールを正しく認識していれば、不要なプロセスの発生や「思っていたのと違う」という手戻りを最小限に抑えられ、追加費用の発生を食い止めることができます。
5.CMSを使って自社運営する
ホームページは「作って終わり」ではなく、公開後の更新や管理にも費用が発生します。WordPressなどのCMSを導入し、自社でブログやお知らせを更新できる仕組みを整えることで、更新費用の節約が可能です。
テンプレートベースのCMSを活用すれば、専門的なプログラミング知識がなくても文字や画像の変更が可能になります。ちょっとした修正のたびに制作会社へ「更新代行費用」を支払う必要がなくなるため、中長期的な運用コストの削減につながります。
【FAQ】ホームページの作成費用についてよくある質問

ホームページ作成には、費用以外にも気になるポイントが多いものです。よくある5つの質問にお答えします。
Q1.ホームページの作成費用はいくらかかる?
A. 依頼先や規模によりますが、シンプルな企業サイトなら10万〜40万円程度が目安です。
これまでの解説のとおり、ホームページの作成費用はフリーランスなら10万〜50万円、制作会社なら50万〜300万円以上と幅があります。「名刺代わり」の数ページのサイトであれば10〜40万円程度と安く抑えられますが、集客や採用、EC機能などを求める場合は、戦略設計費が含まれるため100万円を超えるケースが一般的です。
Q2.ホームページの維持費はいくらかかる?
A. 月額数千円〜数万円程度です。
公開後には、必ず以下のような「ランニングコスト」が発生します。
- サーバー・ドメイン代: 月額1,000円〜5,000円程度
- SSL費用(セキュリティ): 年間数千円〜数万円(無料のものもあり)
- 保守・管理費: 月額数千円〜数万円(制作会社に不具合対応や更新を依頼する場合)
なお、自社で更新作業を行うCMSを活用すれば、外部への支払いをサーバー代などの実費のみに抑えることも可能です。
Q3.ホームページは自分で作れる?
A. CMSを使えば個人でも作成可能です。
WordPressなどのCMSツールを使えば、プログラミング知識がなくてもホームページを作ることができます。ただし、「ビジネスとして成果が出るか(SEO対策や導線設計)」という点は別問題です。
「とにかくコストをゼロにしたい」のであれば自作も選択肢に入りますが、運用の手間やクオリティを考えると、プロに骨組みを作ってもらうのが効率的です。
Q4.ホームページが完成するまでの期間は?
A. 一般的には2ヶ月〜4ヶ月程度です。
- 小規模サイト(5ページ程度): 1ヶ月〜2ヶ月
- 中規模サイト(10〜20ページ): 3ヶ月〜4ヶ月
- 大規模・システム開発あり: 半年〜1年以上
制作会社とのやり取りや、自社での原稿確認・素材準備にかかる時間も含まれるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
Q5.見積もり以外に追加費用はかかる?
A. 「制作途中の大幅な仕様変更」や「素材の用意」で発生することがあります。
見積もり後に追加費用がかかる主な原因は以下のとおりです。
- 当初の計画になかった機能の追加
- デザインの全面的なやり直し(規定回数以上の修正)
- 写真撮影、ライティング、イラスト作成の追加依頼
契約前に何が見積もりに含まれていて、何が含まれていないのかを必ず確認しましょう。
自社のケースに合わせてホームページ作成の費用をチェックしよう

この記事では、ホームページ作成の費用相場や費用の内訳、ホームページ制作の費用を節約するのに使える支援制度・補助金、節約するための5つのコツをご紹介しました。
自社ホームページ作成の費用は目的や作成方法、規模などによって変わります。制作会社に一から依頼すると高くなりがちですが、CMSやテンプレートを使うと安く抑えられます。
デジタル化・AI導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、公的な補助金制度を使うのもおすすめです。
自社ホームページ作成の費用をうまく節約して、費用対効果をアップしましょう。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月