この記事でわかること
「大手ECモールのAmazonの特徴やメリット・デメリットが知りたい」「おすすめのECサイトの運営方法や出品方法が知りたい」という方は多いのではないでしょうか?
Amazonは、日本以外の国にも幅広くグローバル展開しているECモールですが、日本国内においてもその売上高は圧倒的。サービスの知名度を活用した効率的な集客が見込めます。
しかし、AmazonのECサイトとしての特徴については詳しく知らない方も多いでしょう。
本記事では、Amazonの特徴やメリット・デメリット、おすすめのECサイトの構築方法、Amazonで自社商品を出品する方法などについてご紹介します。
AmazonやそのほかのECサイトへの出品を考えている方は参考にしてみてください。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
今さらだけど知っておきたいAmazonの特徴
日本人なら誰しも耳にしたことがあるであろうECショッピングモールがAmazonです。ここでは、そんな大手ECショッピングモールの具体的な特徴についてご紹介します。
1.日本でトップクラスのECサイト売上高
Amazonは日本で最も売上高の大きいECサイトです。2023年1〜12月期の売上高は約3兆9,003億1,200万円(1ドル=150円で計算)で、売上高は年々増加傾向にあります。
また、2024年4月に実施されたStatistaの調査によれば、実に75.7%の日本人が、頻度の差こそあれAmazonの利用経験があると回答しています。
- 1週間に1回以上:6.5%
- 1ヶ月に1回以上:20%
- 3ヶ月に1回以上:17.1%
- 半年に1回以上:9.8%
- 1年に1回:7.3%
- 1年に1回未満:14.9%
- 一度も利用したことがない:24.3%
出典:Statista.com|Frequency of shopping on Amazon Japan in Japan as of April 2024(2025-01-07)
ECサイト運営を考える上で、避けては通れないプラットフォームだといえるでしょう。
2.出店方式ではなく出品方式
Amazonは、ネットショップを出店してオンラインショップ内で商品販売する楽天市場のような「出店方式」ではなく、商品を登録してそのまま販売する「出品方式」です。
出品プランには小口出品プラン(商品毎に100円+販売手数料)と大口出品プラン(月額固定4,900円+販売手数量)があり、50品以上を販売するなら後者のプランがお得です。
商品カテゴリーやFBAの利用の有無によっても、Amazonでの販売コストは変動します。
出典:Amazon.co.jp|出品にかかる費用(2025-01-07)
3.定期的なキャンペーン・セールで売上が安定
Amazonの特徴はブラックフライデーや年末年始セール、定期的に実施されるタイムセールなど、お得なセールで大きな集客を見込める点です。これらのキャンペーンやセールを通して自社商品を販売すれば、売上アップや安定的な売上の獲得をのぞめるでしょう。
Amazonは、セールをうまく活用して売上をあげたいと考えている方におすすめです。
Amazonで出品する3つのメリット
Amazonで出品するメリットは、以下の3つのポイントにまとめられます。
- 圧倒的な知名度をフル活用できる
- 梱包・発送代行サービスが利用できる
- 越境ECにもカンタンに対応できる
Amazonで自社商品を販売するメリットについてチェックしてみましょう。
1.圧倒的な知名度をフル活用できる
Amazonは日本のみならず、世界中の市場に対して自社商品をPRできる点です。
知名度があまり高くない商品やサービスでも、Amazonの知名度や拡散力を活用することで、世界中のAmazonユーザーにアプローチできるのが魅力だといえます。
競合他社の数が多いのは事実ですが、その中で自社商品を検索結果の上位に表示させることができれば、安定的に大きなECサイトでの売上をあげることも可能です。
Amazonの圧倒的な知名度をフル活用して、自社商品を世界中のユーザーにPRしてみては?
2.梱包・発送代行サービスが利用できる
AmazonにはFBA(Fulfilment by Amazon)というサービスがあります。このサービスは、Amazon内の商品の発送・保管・返送・カスタマーサポートをコストを支払って代行してもらう仕組みです。商品の自社管理やカスタマー対応などの業務の負担を軽減できます。
Amazonの裏方の販売管理業務を効率化したい方にとっては魅力的なサービスです。
3.越境ECにもカンタンに対応できる
Amazonは日本国内の販売にとどまらず、越境ECにも対応できます。世界中のAmazonアカウントユーザーは3億人以上、Amazonプライムユーザーは1.5億人以上です。越境ECも想定した商品ラインナップやマーケティングを意識することで売上アップが期待できます。
出品アカウントは日本語で操作でき、日本語のカスタマーサポートも充実していますよ。
アメリカやヨーロッパのような先進諸国だけでなく、経済発展が著しい東南アジアや南アジア、中南米といった地域に対しても自社商品を販売できるのが魅力です。
Amazonで出品するデメリット
Amazonで出品するデメリットは、以下の3点にまとめられます。
- 自社ならではの強みを出しにくい
- 価格競争になってしまいがち
- 出品プラン料金や販売手数料がかかる
ここでは、Amazonを利用してEC売上をあげる上での注意点をチェックしましょう。
1.自社ならではの強みを出しにくい
Amazonは出品方式なので自社の販売ページで強みをアピールできません。良くも悪くも商品価格や画像のインパクトのみで売上が決まってしまう側面が強いです。そのため、レビュー数や出品数が少ない間は、結果が売上に反映されにくい点が注意点だといえます。
キャンペーンやセールを活用して、Amazonでの露出機会を増やす努力をしましょう。
2.価格競争になってしまいがち
Amazonでは、ショップごとの独自色を出しにくいため、どうしても価格競争に陥ってしまいがちな点は見逃せません。過度な価格競争に付き合うことなく、商品自体の付加価値や評判などでファンを獲得していくことで、安定的な売上につなげていく必要があります。
3.出品プラン料金や販売手数料がかかる
Amazonに出品する際には、小口出品プランにしても、大口出品プランにしても販売手数料がかかります。また、FBAを利用する際には追加料金を支払わなければなりません。
ただし、自社ECサイトを構築・運営したり、販売する商品を自社管理したりするよりも、Amazonの方がより安くネットショップを運営できるケースも多いでしょう。
自社ECサイト構築とAmazonに出品はどちらがおすすめ?
自社ECサイトの構築とAmazonのネットショップ運営の違いは、以下のとおりです。
|
自社ECサイト |
Amazon |
コスト |
数十万円~数千万円 ※構築方法によって変動 |
無料~数千円 |
集客 |
自前で集客 |
Amazonが集客 |
受発注業務 |
自前か委託 |
FBAで代行可 |
利益率 |
付加価値PRで利益率は高め |
価格競争で利益率は低め |
Amazonでのネットショップの運営コストは安く集客力が強いのが魅力ですが、自社の強みをアピールしにくく、過度な価格競争に陥ってしまいがちな点には注意が必要です。
メリットとデメリットを考慮した上で、自社のECサイト戦略を考えていきましょう。
Amazonの出品手順をおさえてECの売上アップをはかろう!
この記事では、ネットショップの運営方法としてのAmazonの特徴やメリット・デメリット、おすすめのECサイトの構築方法についてご紹介しました。
Amazonは、世界中のユーザーにアプローチできるネットショップの運営方法です。しかし、過度な価格競争を避けてリピーターを獲得しないと薄利多売になってしまいます。
自社商品やマーケティング戦略にマッチしたECサイトの構築が必要不可欠です。
各種キャンペーンやセールを有効活用して、自社商品の売上につなげていきましょう。
【最後に】
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特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月