この記事でわかること
「ECサイトの市場動向や売上ランキングTOP10について知りたい」「成功事例から導きだされたECサイトの売上アップのポイントが知りたい」と考えている方は多いでしょう。
ECサイトの立ち上げ・運営を考えているなら、すでにマーケットで成功しているECサイトを参考にしながら、自社ECサイトの運営・改善に活かすのが効果的です。
本記事では、ECサイトの市場動向やECサイトの売上ランキング、ECサイトの売上をアップさせるためのポイントについてご紹介します。
自社ECサイトの立ち上げを考えていて、売上の多いECサイトを探している方は必見です。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
ECサイトの市場規模は拡大傾向
総務省が出しているデータによれば、各国のEC市場の売上高は上昇しています。
令和5年度における消費者向けの電子商取引額は、24.8兆円で前年度比9.23%増、企業間の電子商取引は465.2兆円で10.7%増とアップし、EC化率も増加しているのが特徴です。
世界的にECサイトの売上高やEC化率は伸びており、今後もその傾向が続くでしょう。
また、国内だけでなく、円安による海外輸出の可能性も広がりつつあります。
引用元:経済産業省|令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)
ECサイト売上ランキングTOP10
2024年の最新データをもとにしたECサイトの売上ランキングは以下のとおりです。
ECサイト売上ランキング |
売上高 |
主要商材 |
1位 Amazonジャパン |
3兆6,556億円 |
総合 |
2位 ヨドバシカメラ |
2,268億800万円 |
家電 |
3位 ZOZO |
1,970億1,600万円 |
衣料品 |
4位 ヤマダホールディングス |
1,550億円 |
家電 |
5位 ユニクロ |
1,338億円 |
衣料品 |
6位 ビックカメラ |
1,274億円 |
家電 |
7位 オイシックス |
993億8,000万円 |
食品 |
8位 ジャパネットたかた |
896億円 |
家電 |
9位 ニトリホールディングス |
871億円 |
家具 |
10位 イオン |
800億円 |
食品 |
引用元:ネットショップ担当者フォーラム|【EC売上ランキング2024年版】1位はアマゾン、2位ヨドバシ、3位ZOZO、4位ヤマダHD、5位ユニクロ、6位ビックカメラ
総合ECサイトだけでなく、家電や衣料品、家具、食品に特化したECサイトなども大きな売上をあげているのが特徴です。2023年度調査と比較すると全体の売上高は8.3%ほど増加しており、ECサイト経由での売上確保の重要性は段々と高まっていることがわかります。
企業のECサイトの売上をアップさせるポイント
企業のECサイトの売上をアップさせるポイントは以下の5つにまとめられます。
- SEO対策でアクセス数をアップさせる
- Web広告・SNSによる認知の拡大
- お得なセールやキャンペーンで集客
- ユーザー目線でUI・UXを実現
- ECサイトのカゴ落ち対策を実行
ここでは、それぞれのポイントについて順を追って説明していきます。
1.SEO対策でアクセス数をアップさせる
ECサイトの売上をのばすためには、自社ECサイトや商品ページへの集客が大切です。
Googleやyahoo!などからのユーザーの流入を増やすためにはSEO対策を講じましょう。検索結果に上位表示されやすいWebページを作ることで流入数の増加が見込めます。
どれだけ凝ったデザインや文章を掲載しても、SEOで評価されるような文章や構造を意識してWebサイトを作り込まないことには、ECサイトの売上にはつながりません。
ECサイトを立ち上げたら、安定的にSEO施策を講じるようにしましょう。
ただし、SEO対策をはじめてすぐに検索結果で上位表示されることは少ないため、中長期的な視点で自社ECサイトを育てていく覚悟と計画が求められます。
2.Web広告・SNSによる認知の拡大
ECサイトで売上をのばすためには、Web広告やSNSを有効活用して新規ユーザー獲得することが求められます。検索結果の上部に表示されるリスティング広告や動画広告、自社SNSなどをフル活用することで、SEO以外で潜在顧客に効果的にアプローチできるのです。
また、Web広告やSNSで知名度を高めることでブランド価値の向上につながり、自社商品の付加価値を高めた上でEC事業を展開でき、売上アップにも貢献するでしょう。
3.お得なセールやキャンペーンで集客
お得な割引キャンペーンを実施することでECサイトの売上アップが狙えます。無料お試しの商品や大幅な値引き商品でユーザーにリーチした上で、商品を定期的に購入してもらえるような広告やメールを送り、ECサイトの改善に向けた顧客情報を収集できます。
キャンペーン商品自体に大きな利益は発生しませんが、それをもとにリピーターを獲得でき、より利益率の高い商品をレコメンドするための顧客リストの作成に役立つでしょう。
4.ユーザー目線でUI・UXを実現
ECサイトのUI・UXは売上に直結します。ユーザー目線で見やすく、購入までの導線がわかりやすいサイトを目指し、購入を邪魔するようなリンク・広告は排除しましょう。
ECサイトの売上を追い求めるあまり、キャンペーンや広告を掲載しすぎて肝心の商品が見にくく、商品購入までたどり着きにくいようでは意味がありません。
ユーザー目線でUI・UXを追求して、ECサイトの売上アップを目指しましょう。
5.ECサイトのカゴ落ち対策を実行
ECサイトの売上をアップさせるためには、ユーザーがカゴに商品を入れて購入する率を高める(カゴ落ちをへらす)施策をとることが大切です。商品の選択から購入までのプロセスを簡素化して、ユーザーが思い立ったらすぐに購入できるように工夫しましょう。
カゴ落ちをへらすための施策をとることが、より安定的な売上の確保につながります。
企業のECサイトで売上がアップした事例3選
企業のECサイトの売上アップに向けた施策が成功した事例は以下の3つです。
- 餃子のビッグファイブ
- ユニクロ
- カメラのキタムラ
ここでは、各企業のECサイトの成功事例とポイントについてチェックしましょう。
1.餃子のビッグファイブ
餃子のビッグファイブは、鹿児島県の黒豚を使用した冷凍餃子を販売する老舗の餃子店です。生産者や食材をPRすることでブランドの認知を拡大して売上をアップさせています。
サイトには生産者の顔やレシピなど、安心して購入できるような仕組みが数多くあります。
また、特製タレ、ポン酢など、餃子以外の商品の販売にも力を入れているのが特徴です。
ECサイトで認知を拡大し、ユーザーのUI・UX体験を向上させている成功例の一つです。
2.ユニクロ
国内でも有数の売上高をほこるユニクロのECサイトは、シンプルで見やすいECサイトが特徴です。メイン商品をECサイトの全面に押し出すことで、売上につなげています。
また、衣料品を性別やカテゴリーに分け、欲しい商品にたどり着きやすいように工夫されています。加えて、値引き商品やまとめ買い商品などのカテゴリーも設定されていますね。
無駄な文章や広告を省き、あくまでも商品PRに注力したECサイトの代表例です。
出典:ユニクロ 公式サイト
3.カメラのキタムラ
カメラのキタムラは、カメラを中心とした家電製品を販売するECサイトを運営しています。メルマガ配信とクーポンの配布に力を入れており、売上アップとリピーター獲得を実現しています。フォトコンテストも定期的に実施しており、ブランドの認知やファンの獲得につながっています。顧客とできるだけ多くの接点を多く作る戦略は見倣うべきでしょう。
マーケティング戦略やリピーター獲得戦略を学ぶのにおすすめの成功事例です。
成功のポイントをおさえてECサイトの売上アップを目指そう
この記事では、EC市場の現状や将来性、ECサイトの売上をアップさせるためのポイント、ECサイトの売上アップに成功しているECサイトの成功事例についてご紹介しました。
ECサイトの売上をあげるためにはSEO対策やWeb広告などのWebマーケティング戦略、ECサイト上で売上をアップさせるためのUI・UXの向上、各種キャンペーンが重要です。
ECサイトの売上をあげるための工夫を考えて、マーケティングに取り入れてみましょう。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月