この記事でわかること
D2Cを本格的に始めるなら考えておきたいのが、ECサイトを構築する際にどのカートシステムを選ぶかです。
カートシステムをどう評価するかは、様々な視点によってわかれるところですが、その一つに「カスタマイズ性」が挙げられます。
本稿では、D2C・EC事業を成長させる上で欠かせないカートシステムのカスタマイズ性に着目して、良いカート選びの参考になる情報をお届けしたいと思います。
ちなみに、カスタマイズ性以外の様々な要素を複合的に捉えた上で、各カートシステムを比較・検討した記事もあります。具体的なサービス名をもとに、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
<参考記事>
【ECサイト構築サービス22個の比較表】おすすめ国産SaaS型ECシステムもご紹介。
D2C・ECのカートシステム選びは最初が重要
D2Cと一口に言っても、実際には様々な形があります。
それがブランド創業者の意向であれば、事業成長を追わずに趣味の範囲で続けるのも一つの選択肢です。無料から始められるカートもあるので、とにかく低コストで抑えることを念頭に置けばカート選びに困ることはないでしょう。
しかし、将来的に年商億単位の規模も視野に入れるなら、なおさらカートシステムは重要になってきます。
なぜならD2Cは何かのきっかけで急拡大することが多いからです。例えばInstagramの有名インフルエンサーの投稿で急に注目を集めたり、雑誌に取り上げられたら思ったよりも反響があったりと、需要はコントロールできません。
当然、急激な需要の増加はデータ量の拡大を引き起こし、一般的なパッケージ型カートシステムでは膨大なデータ処理で動作が重たくなるなど、問題が発生するケースもあります。
それだけでは終わらず、最悪の場合サーバーがダウンしてしまうことも可能性としては考えられるのです。しかしD2Cブランド立ち上げ期にはカートシステムにまで気が回らず、後々になって機会損失をしてしまうことは往々にして起こり得ます。
またD2Cのアプローチをとらない場合でも、実店舗とは違い何かのきっかけでECサイトの来訪者が急増することは十分考えられます。ROIの視点でシステムに初期から投資することは、事業を拡大する上で必要不可欠な決断なのです。
D2Cのカートシステムに求められる「カスタマイズ性」
ではD2CブランドがECカートシステムを選ぶ際、重要な要素はなんでしょうか。
一つひとつ解説すると切りがないのですが、ここでは重要な要素である「カスタマイズ性」を挙げたいと思います。
先述したとおり、EC・D2Cは需要が急増する可能性があります。それは嬉しい悲鳴でもあるのですが、カートシステムにカスタマイズ性がないと、需要に合わせた最適な可用性・拡張性・自由度が失われたも同然です。
理想はシステム拡張(あるいは縮小)をシームレスに行うことができ、ピーク時にもサイジング対応ができるカートシステムです。
また事業成長とともに増える注文データなどの取り扱いに関しても同様です。
年商10億規模を目指して事業成長すると、日々取り扱うデータの量も膨大なものになり、例えばカートシステムからWMS(倉庫管理システム)に注文データを連携する際にも、CSVの出力形式の違いひとつで大きな支障をきたすことがあります。
CSVの出力形式が違うと、膨大なデータをダウンロードして倉庫のシステムにデータをアップロードするだけでも時間がかかるようになり、何時間もの作業時間が発生します。自らの既定の仕様を持ちつつも、他のシステムの仕様を受けて柔軟性高くカスタマイズできるかどうかもECカートシステムに求められることなのです。
カートシステムのカスタマイズ性を活かして売上を伸ばしたD2Cブランドの事例
最後に、新たなカートシステムに乗り換えたことで成果を上げたD2Cブランドの事例をご紹介します。この事例のキーとなったのは、先述したシステムのカスタマイズ性に加え、サイト構築や決済機能における「カスタマイズ性」でした。
とあるD2Cブランドは、新しいカートシステムに乗り換えたことで以下のような改善が見られたのです。
- ページデザインの構築自由度が高くなった(主にマイページ・注文完了画面)
- ページの更新もストレスなくスムーズに行えるようになった。
- 広告の一元管理、LPのEFO機能が活用できるようになった。
- Amazon Payが使用できるようになり、CVRが向上した。
- モールサイト、LPのアドコードの大量生成もできるようになった。
これらの改善をした結果、旧カートと比べてCVRが3倍も改善し、なんと年商は600%成長しました。
急な需要増にも最適な対応ができるシステム面のカスタマイズ性に加え、販売ページの構築自由度・更新性が高いというページデザイン面でのカスタマイズ性も高いと、ここまで事業成長に寄与するのです。
一般的にD2Cはブランディングやマーケティングが事業成長の肝だと解説されるケースが多いのですが、D2CはそもそもEC(electronic commerce)が主なビジネスモデルです。ECを下支えする秀逸なカートシステムなくして、事業の成長はありえないのです。
EC Forceならこんな点でカスタマイズ性が高い
実は前章の「新たなカート」とは、私たちSUPER STUDIOが開発・提供するEC基幹システム「ecforce」のことです。
ecforceは販売に特化したLPの制作から、ユーザーをコンバージョンへと導くEFO機能、多種多様な決済機能、成果分析を最適化する広告管理・集計機能まで、EC改善策をすべて考慮したシステムを構築するソリューションで、整理すると3つの主な特徴があります。
特徴1. フォーム一体型LPで売上を最大化
データ分析によってEFOされたフォーム一体型LPから、デザイン自由度が高いブランドサイトまで、販売に特化した機能を時流に合わせて常にアップデートしています。
特徴2. 効率的なオペーレーションを可能とする仕組み
現場を知り尽くした使いやすいインターフェースに加え、オペレーションの自動化設定によりオペレーターの作業負荷低減と、作業品質の向上を同時に実現しています。
特徴3. 広告媒体ごとのCVRを瞬時に把握し、LTVを向上
分析機能も充実しており、広告媒体ごとのCV・CVRを瞬時に把握できるほか、定期継続率・LTVから間接効果に至るまで、運営に必要となる分析機能を標準搭載しています。
日々増加するデータに対しても「特徴2」にある通り最適で効率的なオペレーションを可能にするべくあらゆるデータの検索・出力・一括更新が可能ですし、さらにエキスパートプランでは本稿に記載したようなシステム拡張が可能となっております。
先述した事例のように、カスタマイズ性の高い新たなカートシステムに変えることでD2Cブランドの飛躍的な成長が望めるのです。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月