この記事でわかること
EFOとはEntry Form Optimization(入力フォーム最適化)の頭文字をとったもので、EFOツールの導入はECサイト等の入力フォームでユーザーが離脱することを防ぎ、コンバージョン率向上に役立ちます。
しかしEFOツールの種類が多く、「どれが自社に合っているか分からない」「どんなポイントで選べばいいのか」と悩む方もいるのではないでしょうか。
本記事ではEFOツールの選定方法から、おすすめのEFOツールを7選紹介します。今回はECサイト運営者におすすめのEFOツールも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
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EFOの概要
EFOとはEntry Form Optimizationの略で、「入力フォームの最適化」と訳されています。
Webサイトの入力フォームにおける問題を洗い出し、改善するためのツールを「EFOツール」といい、入力フォームにおいてユーザーが離脱する原因を特定し、それに対する解決策を提供することで、サイトのコンバージョン率を向上させることを目的としています。
EFOの重要性とは
Webサイトやメルマガ等から入力フォームに到達するユーザーは一握りです。
そこでユーザーが入力に対してストレスを感じ、離脱することはコンバージョンや売り上げに大きく影響します。
入力フォーム内でのエラーや、エラーメッセージが分かりにくいといった問題を解決することで、ユーザーがスムーズに操作できるようになり、コンバージョン率を向上させることができます。
ユーザーが自社サイトに訪問してくれても、なんらかの不満を感じてしまったらコンバージョン率が落ちるだけでなく、サイトや企業に対しての信頼も失いかねません。
このように、EFOはコンバージョン率向上や、企業のブランドイメージを保つために重要といえます。
入力フォームで離脱が起こる理由
入力フォームで離脱してしまう理由として、入力フォームのUI/UXが使いにくかったり、ユーザビリティが悪いといった点があげられます。
「フォームに入力する項目が多い」「入力欄が小さい」「エラーメッセージが分かりにくい」などが発生してしまうと、ユーザーはイライラして離脱してしまう可能性が高くなります。
また、購入手続きの工数が多いことも離脱する理由の一つです。決済手続きのためのカード情報入力や、住所や電話番号など個人情報の入力を多数要求することは、ユーザーが退屈さや脱落感を覚えます。
他にも、商品ページと入力フォームページで情報が一致していなかったり、表示されている価格と実際の価格に差異があったりすると、ユーザーが混乱したり不信感を持って離脱してしまうことがあります。
このようにさまざまな理由で、ユーザーの離脱が起こっています。
EFOツールのメリット
EFOツールのメリットは主に以下の3つです。
- 離脱率を軽減できる
- 入力フォームを改良できる
- 入力フォームを最適化できる
順番にみていきましょう。
離脱率を軽減できる
EFOツールの導入で、「入力時に候補の文字を表示」「選択式で入力」「チャットツールで対話式で入力」といった機能を追加できます。
ユーザーが氏名や住所を入力する際に、「カナを自動入力」「郵便番号から住所を自動表示」することで、手入力の負担を軽減できます。入力の工数を減らすことで利便性が高まり、離脱率を防げます。
また、弊社の「ecforce efo」では、チャット型対話式のEFO機能のため、チャットをしている感覚で質問に答えていけば購入がスムーズに完了するという機能でCVR増加の成功事例も多数ございます。
また、ecforceはフォーム一体型LP 、 確認画面スキップ機能も標準で用意しています。
遷移なしで商品選択と注文情報の入力が行えるうえ、注文内容の確認を省略できるため、ユーザーの手間をはぶき、コンバージョン率を高められます。
ecforce efoでCVRが2.6%から4.1%に増加した事例はこちら
入力フォームを改良できる
EFOツールの離脱分析機能を利用すれば、どこで離脱されているかが明確になるため、効果的にフォームを改良することができます。
ユーザーの中には入力自体にストレスを感じて離脱する人もいれば、「個人情報の詳細を入力したくない」と入力項目に不満を持つ人もいます。
例えば、家族構成を入力するフォームがあり、そこで離脱されることが多ければ「なぜ家族構成まで入力しなくてはいけないのか」と感じている可能性があることが分かり、家族構成の項目を無くすなど、フォームの適切な改良が可能になります。
このようにEFOツールの導入は、入力フォームの改良に役立ちます。
入力フォームを最適化できる
EFOツールの導入により、入力フォームが簡単に最適化できます。入力作業が楽になれば、Webサイトに訪問したユーザーの満足度が上がり、リピーターにつながる可能性が高くなります。
EFOツールで入力サイトを最適化することにより、ユーザーの満足度向上、さらにブランドイメージ向上にもつながります。
EFOツールの選定方法
EFOツールを選定する際は、以下の3つのポイントを確認しておきましょう。
- コスト面
- 機能面
- スマートフォンに対応しているか
順番に解説します。
コスト面
通常、EFOツールは機能が豊富で高性能であるほど、コストが高くなります。
しかし、「機能が多い方がいい」というわけでもありません。重要なのは自社が求める機能が備わっているかどうかです。
実際にかかる費用と機能を比較しながら、バランスの良いツールを選ぶとよいでしょう。
機能面
どの機能に重点を置いて選ぶべきか優先順位を決められない方は、多機能なEFOツールを選ぶのがおすすめです。
EFOツールは後から追加で実装するのが難しい場合があり、ツール導入後「やっぱり○○機能が必要」となっても追加できない可能性もあります。
ツール導入時点で必要な機能が分からない場合は、全体の機能面から選ぶのもよいでしょう。
スマートフォンに対応しているか
運営しているWebサイトがスマートフォンに対応しているかどうかは重要です。
近年、スマートフォン利用者は増え続けており、それにともないスマートフォンからネットショッピングやユーザー登録を行う方も増加しています。
しかし、Webサイト設計はパソコンで行うため、スマートフォンでは利用しづらくなっていることがあります。
利用しづらいサイトはユーザーが離脱しますので、EFOツールを導入する際は、スマートフォンに対応しているかどうかも重要なポイントです。
おすすめのEFOツール7選
おすすめのEFOツールを7つ紹介しますので、参考にしてください。
①formy
formyは、「フォーム作成」「データの収集」「分析」「フォームの改善」まで全てが可能となっています。一連の作業が簡単にできるので、時間と手間がかからず、業務の効率アップにもつながるでしょう。
初めて利用する場合、30日間無料で試せます。初月以降も月額6000円という分かりやすい料金設定で、低価格で導入できるのも魅力です。
②formrun
formrunは、デザイン性の高いフォームが簡単に作れるEFOツールです。フォームの作成だけでなく、その後の問い合わせ対応、顧客管理まで一括で行えるのも魅力です。
機能制限はありますが、無料で利用できるプランも用意されています。
③EFOcats
EFOcatsは、スマートフォン上で「1画面1質問」の入力フォームにより、ユーザーのカート離脱率を大幅改善できます。
Webサイト訪問時のユーザー心理を研究したうえでフォームを設計・開発しているので、ユーザーエクスペリエンスの向上も期待できます。
④SiTest
SiTestは、ヒートマップ解析、A/Bテスト、フォーム改善をオールインワンで実現可能です。これらの機能を素早く処理できるため、課題発見から改善まで素早くPDCAを回せます。
また、導入前後の無料サポートが充実しているのも特徴です。導入前には無料のオンラインデモで体験でき、導入後は無料でカスタマーサポートが活用できます。
⑤スマートUPフォーム
スマートUPフォームは、パソコンとスマートフォン、どちらにも実装可能なEFOツールです。
ユーザビリティに配慮したこまやかな入力サポート機能や、一目で分かりやすいレポート機能も充実。
コストパフォーマンスの面でも優れており、高い費用対効果が期待できるツールです。
⑥EFO CUBE
EFO CUBEは、「カート連携実績数」「入力補助機能数」No.1の実績を持っています。
導入後の手厚いサポートも魅力で、困ったことがあればサポートセンターに気軽に問い合わせができます。
また、テスト導入してみて成果が出なければ、全額返金保証をしてくれる制度もあります。
⑦エフトラEFO
エフトラEFOは、3300件を超える豊富な導入実績を誇るEFOツールです。
最短15分で導入でき、初心者でも直感的に操作できる画面設定になっています。さらゆ代行設定を依頼でき、初めてEFOツールを導入する方でも安心です。
また、24時間365日体制で安全性を監視しているため、安心安全に利用できます。
EC事業者におすすめのEFOツール
入力フォームでの離脱を最小限に抑えるためには、サイト上で提供されるチャットボットのようなAIアシスタントが有効です。
弊社の「ecforce efo」ではチャット型対話式フォームによりコンバージョンを大きく改善できます。
また、ショップの状況や抱えている課題、要望を踏まえて最適なプランや機能を提案しております。システムの導入やその他運営のお悩みなどありましたら、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
まとめ
フォームに入力する項目が多かったり、入力欄が小さかったりすると、ユーザーに手間がかかり離脱の原因になってしまいます。
ユーザーの利便性を向上し、コンバージョン率を向上させるためにはEFOツールの導入は欠かせません。
本記事を参考に、自社の目的に合ったツールを選択し、売り上げアップにつなげていきましょう。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月