この記事でわかること
「WebマーケティングでLPOを改善がしたい」「LPOの実施・検証までの流れとポイントを押さえてWeb集客の起爆剤にしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
LPOはランディングページの最適化を目指すマーケティング用語です。しかし、SEOやEFO、CROなどとの違いや具体的な中身についてはよく知らない方もいるでしょう。
LPOを検証・改善しないと自社商品・サービスのCVR(購入率)にはつながりません。LPOの考え方を把握してLPを見直すことで、効率的に売上アップが目指せます。
本記事では、LPOとは具体的に何を指すのか、SEO・EFO・CROとの違い、LPOの実施・検証までの流れ、LPOの改善に向けた6つのポイントについてご紹介します。
LPOの施策を実施・検証しつつ、自社LPの効果増大に向けて改善していきましょう。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
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LPO(Landing Page Optimization)とは?
LPOを直訳すると「Landing Page Optimization(LP最適化)」となります。ホームページの最初のページ(LP)を最適化して、購入率(CVR)の向上を目指すのがLPOです。
LPを最適化するために見直すべきポイントには、以下の3点が挙げられます。
- ユーザーファーストのデザインになっているか?
- コピーライティングや購入ボタンはわかりやすいか?
- データ・数値を用いて問題点を発見・解消できるか?
まず何よりも重要なのがユーザーファーストのデザイン・構造になっているかです。自社にとっては都合のいいデザインであっても、ユーザーにとってはわかりづらかったり、ストレスを抱えやすかったりすると、クリック率やCVRに悪影響を与えてしまうでしょう。
また、CTAボタンのわかりやすさやCTAまでのコピーライティングも重要です。
LPOを実施するためには、データ分析できるツールで問題点や課題を明確にした上で、改善していくことが求められます。データ分析をすることでLPOを効率化できるでしょう。
SEOとの違い|検索結果の上位表示
SEOは直訳すると「Search Engine Optimization(サーチエンジン最適化)」です。主なサーチエンジンにはGoogleやYahoo!検索、Bing、Yandexなどが挙げられます。
これらのサーチエンジンに特定のKWを入力した際に、自社ホームページが検索結果の上位に表示されるような施策を講じることをSEOと言います。
LPOはユーザーがLPにアクセスした後にクリック・購入につなげるための施策。対してSEOはホームページにアクセスしやすくするための施策です。まずはSEOでLPへの流入数を上げる方法を模索して、その後にLPOで購入数につなげるための施策を講じます。
EFOとの違い|入力フォームの最適化
EFOは直訳すると「Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化)」です。商品の購入時やお問い合わせ時に不要な項目や工程をへらすことで、離脱率をへらします。
SEOでホームページへの流入数を増やし、LPOでクリック率を高めることの延長線上で、EFOでお申し込み時や購入時の離脱率を下げることで購入率アップにつなげます。
考え方は異なりますが、それぞれがCVRを高めるための施策の一部と言えるでしょう。
CROとの違い|Webサイトへの集客
CROは直訳すると「Conversion Rate Optimization(コンバージョンレート最適化)」です。ホームページにおけるCV率(クリックや資料請求、購入などの成果)を向上させるための施策です。LPOはCROの施策の内の一つに該当します。
LPOの実施・検証・改善までの流れ
LPOの実施・検証・改善のプロセスは、以下の手順で実行します。
- ペルソナや宣伝する商品を選定する
- KPIと目標を設定する
- アプローチ方法について考える
- 現状の問題点について考える
- PDCAをまわす
ここでは、LPOを実施して改善するまでの流れを見ていきましょう。
1.ペルソナや宣伝する商品を選定する
まずはLP集客するターゲットとなるペルソナや宣伝する商品について策定します。ペルソナに沿ったLPO戦略と商品の選別が求められるでしょう。
2.KPIと目標を設定する
その次に、CVRやクリック率など、具体的に達成すべきKPI(重要業績評価指標)を決めた上で、どのような目標を達成するのか(売上や利益など)を考えていきます。
3.アプローチ方法について考える
その後に、以下のペルソナへのアプローチ方法について考えましょう。
- ユーザーから不満や悩みを聞き出す:共感や不安をうながす
- 解決方法を提示する:商品・サービスを買うことで解決できると語る
- 証拠や実績をもとに信頼性を高める:納得できる証拠をもって信頼性を担保
- 行動を促すワードを含める:お問い合わせや購入を後押しする文句
LPのCVR向上につながるようなアプローチ方法について考えることが求められます。
4.現状の問題点について考える
実際にLPを出したら、次は現状の問題点・改善点について分析しましょう。ツールを用いて数値やデータなどを定量的に調査し、ユーザーの声から定性的にも調査します。
データ分析だけでは、ユーザーの真の声や改善ポイントが出てこない可能性も。そのため、ユーザーからの口コミや意見というのも、LP改善をするにあたっては重要です。
5.PDCAをまわす
定量調査・定性調査で満足の行くデータとユーザーからの声が集まったら、問題点を解消していくための仮説を立てて、検証・改善していきます。
効果的なLPO施策を行うためのポイント6選
効果的なLPO施策を行うためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- ファーストビューで読み手を引きつける
- 訴求するポイントが強調されたデザインにする
- ユーザーが欲しい情報を目立つ場所に配置する
- スマホでもパソコンでも見やすいデザインにする
- コンバージョンにつながるボタンを工夫する
- ページの表示速度を短くする
ここでは、これらのポイントの実施・見直しの重要性についてご紹介します。
1.ファーストビューで読み手を引きつける
まずはLPのファーストビューでユーザーを惹きつけて、滞留させられるかが重要です。ユーザーが知りたい情報や売りたい商材の情報をわかりやすく配置しましょう。ユーザーは数秒間でLPを読むかどうかを判断しているとも言われています。ファーストビューでユーザーの興味関心を引ける内容になっているかを判断することが大切です。
2.訴求するポイントが強調されたデザインにする
商品・サービスの魅力や内容が一目見ただけで伝わるレイアウトやデザインを考えて実装することが大切です。ユーザーに本当に伝えたい訴求ポイントを厳選してわかりやすく伝えることで、ユーザーが興味関心をもち、購入にいたる可能性がアップするでしょう。
3.ユーザーが欲しい情報を目立つ場所に配置する
LPの目立つ場所にユーザーが抱えている疑問(商品の料金や評判、魅力など)を解消する内容をバッチリと記載することで、ユーザーに信頼感を与えることができます。
4.スマホでもパソコンでも見やすいデザインにする
LPに限った話ではありませんが、ホームページは見やすさが命です。スマホやタブレット、パソコンで見やすいデザインにすることで、離脱率をへらせます。デバイスごとに見やすいレスポンシブルデザインを採用して、常にユーザーファーストを意識しましょう。
5.コンバージョンにつながるボタンを工夫する
CVに関わるCTAボタンは見やすく、つい押したくなってしまうボタンになるように工夫します。ユーザーが買いたいと思ってもボタンが見にくいと購入まで至らない場合も。データ分析なども駆使しながら、ユーザーからの反応がいいボタンを使いましょう。
6.ページの表示速度を短くする
LPは読み込み速度が短いことが重要です。ページの読み込み時間が長いだけで、ユーザーは離脱してしまうからです。動画や写真、デザインなど、不必要にデータ容量が大きいものはないかを再度チェックして、ページの読み込み速度の向上を目指しましょう。
LPO作成のポイントを押さえて、売上につながるECサイトをつくろう!
この記事では、LPOの概要やほかのマーケティング用語との違い、LPOの実施・分析・改善のプロセス、LPOに活かせる6つのポイントについてもご紹介しました。
SEOやEFO、CROなどの周辺マーケティングも含めてLPO戦略を立てることで、LPマーケティング全体の改善に役立つでしょう。
LPOの手順やポイントを押さえて、自社に合ったLPO戦略を実施していきましょう。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月