この記事でわかること
「ECサイトを立ち上げる前にEC通販事業の概要や市場動向が知りたい」「EC通販事業の最新トレンドや成功するためのコツが知りたい」と考えている方は多いでしょう。
EC通販事業には事業者から事業者向けや消費者向け、消費者から消費者向けというタイプがあり、最新のトレンドやコツをおさえた上でECサイトを立ち上げるのがおすすめです。
本記事では、ECサイトの種類や世界各国の市場動向、最新のトレンド、EC通販事業を成功に導くための4つのコツについてご紹介します
EC通信事業の概要やトレンドをおさえて、ECサイトの売上を伸ばしたい方は必見です。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
EC通販(Electronic Commerce)事業の概要
EC通販事業とは、電子商取引を行うサイトのことです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのモール型ECサイトだけでなく、自社商品を販売する自社ECサイト、音楽やコンテンツを販売するためのプラットフォームなど、幅広いサイトが該当します。
ここでは、EC通販事業のサイトの種類を販売者や販売先ごとにご紹介します。
引用元:経済産業省|令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)
BtoB(事業者〜事業者)
BtoBとは企業同士でのEC通販事業です。令和5年度の調査によれば465.2兆円となっており、そのほかのEC通販事業のタイプよりも圧倒的に取引金額が大きいです。小売業界や建設、情報通信業界などを中心として、市場規模が拡大しつつあります。
BtoC(事業者〜消費者)
BtoCとは、事業者から消費者に向けてのEC通販事業です。市場規模は24.8兆円とBtoBよりも少ない規模ですが、前年度比で9.23%も売上がアップしています。自社ECサイトとモール型ECサイトがあり、マーケティングの対象や目的によって使い分けることが大切です。
CtoC(消費者〜消費者)
CtoCとは、消費者から消費者に向けてのEC通販事業です。消費者自らが商品・サービスを販売できるプラットフォームが増えてきており、こちらも市場規模が拡大しています。
EC通販市場は国内・国外ともに拡大傾向
EC通販市場は、今後も世界的に高くなっていくことが予測されています。たとえば、2023年〜2027年の世界各国のEC市場の成長率は、以下のように試算されているのです。
- ブラジル:14.6%
- インド:13.9%
- 中国:12.4%
- アメリカ:10.9%
- 日本:10.3%
- ドイツ:8.8%
- フランス:8.5%
- イギリス:8.4%
このように、ブラジル・インド・中国などの新興国を中心にEC市場の規模が拡大していくと考えられており、日本においてもアメリカ並みの成長率が期待されています。
EC通販事業を展開することは、将来的なビジネスの時流をつかむことにつながるのです。
引用元:総務省|各国のEC市場の成長率(2023年~2027年)
おさえておきたいEC通販事業のトレンド
近年のEC通販事業においては、以下のような傾向が見られます。
- オムニチャネルマーケティング
- 日本から海外に輸出する越境EC
- ID決済でスムーズな決済
ここでは、おさえておきたいいくつかのトレンドについてチェックしましょう。
1.オムニチャネルマーケティング
オムニチャネルマーケティングとは、実店舗やネット店舗、SNSなどを統合して、ユーザーが実店舗でもネット店舗でもSNS経由でも、買い物体験を楽しめる仕組みづくりです。
ユーザーが買いたいと思ったタイミングでポチッと手軽に購入できるECサイトのみならず、欲しい商品をネットで実店舗にお取り寄せできる機能なども該当します。
オンラインユーザー・オフラインユーザーをどちらも獲得するのに重要な戦略です。
2.日本から海外に輸出する越境EC
新興国を中心として、世界中でEC通販事業の規模が拡大し続けていることに触れました。
円安の影響で日本製品が相対的に安くなっている中で、日本から海外向けの越境ECビジネスが脚光を浴びています。EC通販事業の将来性を考える上では欠かせない要素です。
海外ユーザー向けの外国語対応や配送設定など、越境ECへの対応も検討しましょう。
3.ID決済でスムーズな決済
PayPayや楽天Pay、AmazonPayといったQRコード決済はID決済とも呼ばれています。ID決済のユーザーが増えつつあるため、各種のID決済に対応することでより多くのユーザーを取り込めます。決済手数料は懸念事項ですが、それ以上の売上が見込めるでしょう。
まずは有名なID決済を導入してみて、ID決済導入の費用対効果を測ってみては?
EC通販事業を成功させるための4つのコツ
EC通販事業を成功させるためのコツには以下の4点が挙げられます。
- 商品を購入するまでの導線を設計する
- 商品・ブランドの認知を拡大する
- リピーター固定客の獲得戦略をとる
- 顧客情報を守るセキュリティを強化する
ここでは、EC通販事業を成功させるためのポイントをチェックしましょう。
1.商品を購入するまでの導線を設計する
ECサイトを構築する際には、ユーザーが自社ECサイトを訪れてから自社商品を購入するまでの流れを想定して、購入をためらってしまうようなポイントは排除しましょう。購入するまでの工数が多くなればなるほど、購入率が下がる可能性が高いので注意が必要です。
2.商品・ブランドの認知を拡大する
EC通販事業のビジネスを拡大するためには、自社商品や自社のネームブランドを拡大することが大切です。どれだけ自信をもっていい商品・サービスを作ったとしても、ユーザーの目に触れることがなく、誰も聞いたことがない商品は売れる望みが薄いです。
まずはSNSや広告戦略で自社商品・サービスの認知を拡大していく戦略をとりましょう。
3.リピーターや固定客の獲得戦略をとる
EC通販事業で重要な視点は、いかにリピーターや固定客を獲得できるかどうかです。
新規顧客を獲得するためには、認知度アップ戦略からはじめ、商品購入に向けたマーケティング戦略をとる必要があります。しかし、リピーターに対しては商品をPRするだけで売れる可能性が高いため、購入までの時間的・金銭的なコストを少なくすることが可能です。
4.顧客情報を守るセキュリティを強化する
ECサイトを運営する際には、顧客情報の漏えいを防ぐためのセキュリティを強化して、ユーザーの購買情報や個人情報をECサイトのUX・UIの改善に生かすのがおすすめです。
ユーザーのニーズを把握していなければ、これらの改善点はなかなか発見できません。
EC通販事業の発展のためにも、顧客情報を守るセキュリティを強化しましょう。
EC通販事業のトレンドと成功のコツを押さえていこう!
この記事では、EC通販事業の種類や市場動向、EC通販事業の最新トレンド、EC通販事業を成功させるためにおさえておきたい4つのコツについてご紹介しました。
EC通販事業は将来性が期待できるビジネスです。世界各国でEC事業の市場規模は拡大しており、国内外のユーザーに対して幅広く自社商品・サービスを販売できます。
ECサイトには、オフライン・オンラインを統合してより快適な買い物体験を提供するオムニチャネルやID決済の導入、越境ECを見据えたサイト機能の調整などが求められます。
はじめて利用するユーザーにとって見やすく、商品を購入しやすいECサイトの導線を考えながら、リピーターの獲得も想定した形でEC通販事業を運営していきましょう。
【最後に】
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特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月