この記事でわかること
「そもそもEC販売とECサイトとの違いは何だろう」「EC販売のメリット・デメリットや手順、成功事例について知って自社の参考にしたい」と考えている方は多いのでは?
EC販売の概要やメリット・デメリット、EC販売をはじめるための具体的な手順を知って、EC事業スタートを準備しておきたいと考える企業担当者は少なくありません。
本記事では、EC販売とECサイトの違いやEC販売のメリット・デメリット、EC販売をスタートするための手順、EC販売に成功している企業事例3選をご紹介します。
EC販売の概要やメリット・デメリットをおさえた上で、EC事業を構築しましょう。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
そもそもEC販売とは?
EC販売(Eコマースや電子商取引とも呼ばれる)とは、インターネット上で行われる商品・サービスの取引のことです。世界では21億人以上のユーザーがEC販売を利用しているとされ、Amazonや楽天市場などのECショッピングモールを中心に利用者数が増加しています。
実店舗での買い物に取って代わる形で、EC販売の市場規模は拡大し続けているのです。
ECサイトとの違い
ECサイトとは、インターネット上でEC販売を行うためのプラットフォームです。ECショッピングモールや企業の自社サイト、フリマアプリなどが該当します。
EC販売がインターネットで行われる商品・サービスの取引、ECサイトはEC販売が行われるための場所を意味していると考えましょう。
EC販売の種類と具体例
EC販売には、大きく分けてECモール型・自社ECサイト型の2種類の出店方法があります。
- ECモール型・・・Amazonや楽天市場、au PAYマーケットなど
- 自社ECサイト型・・・ユニクロやワークマン、しまむらなど
ECモールは、Amazonや楽天市場などの仮想ショッピングモールに他店舗と一緒に出店して、自社商品・サービスを販売する方法です。ショッピングモールがもつ知名度をそのまま集客に利用できるため、ユーザーにうまくアピールできれば大きな売上も期待できます。
自社ECサイトは、自社ECサイトを立ち上げる方法です。フルスクラッチでゼロから立ち上げる方法もあれば、ASPツールのECサイトの機能を借りて立ち上げる方法もあります。
いくつものツールがあるため、手軽に自由度高くEC販売したい方におすすめの方法です。
EC販売を行う3つのメリット
EC販売を行う3つのメリットは、以下の3点にまとめられます。
- 実店舗販売よりも低コストで運用できる
- 急速に成長している市場でビジネスできる
- オムニチャネルで実店舗とのシナジーも期待できる
ここでは、EC販売を行う企業目線のメリットについて見ていきましょう。
1.実店舗販売よりも低コストで運用できる
EC販売でECサイトを開設・運用するのは、実店舗ビジネスよりもはるかに低コストです。実店舗ビジネスは、入居費や内装費用で初期費用がかかり、毎月の賃料もかかります。
その一方で、EC販売の場合はサービス利用料として数千円〜1万円前後、販売手数料として数%が引かれる程度で、初期費用とランニングコストを低価格におさえることが可能です。
2.急速に成長している市場でビジネスできる
EC販売の市場規模は以下のように年々拡大しつつあり、売上アップが期待できます。
【BtoC市場の規模】
- 2020年:19兆2,779億円
- 2021年:20兆6,950億円
- 2022年:22兆7,449億円
- 2023年:24兆8,435億円
出典:経済産業省:国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)(2025-02-06)
また、グローバル市場も発展しつつあるため、越境ECに挑戦できるのも強みです。
3.オムニチャネルで実店舗とのシナジーも期待できる
実店舗とECサイトを連携して集客を行うオム二チャネル戦略が使えるのもメリットです。
ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取ったり、試着予約したり、ECサイトで店舗で品切れの商品を確認したりと、オムニチャネルでユーザーの利便性を向上できます。
また、ユーザーとの接点を増やすことで、売上アップやリピーター獲得も目指せます。
EC販売を行う3つのデメリット
EC販売を行うデメリットは、以下の3点にまとめられます。
- ECサイトならではのコストもある
- 自社商品の強みやブランドPRが難しい
- 価格競争に陥ってしまうこともある
ここでは、EC販売を行う企業目線のデメリットについて見ていきましょう。
1.ECサイトならではのコストもある
EC販売には、ECサイトならではの以下のようなコストがかかってきます。
- ECサイト構築・運営費用
- ドメイン・サーバー費用
- 出店・販売手数料
- 倉庫代
- 配送料
これらのコストを把握して、初期費用・ランニングコストを計算しましょう。
2.自社商品の強みやブランドPRが難しい
EC販売は、どうしても商品画像や動画、商品名、概要欄で自社商品をPRしなければならず、実店舗のように自社商品を直接売り込めない点がデメリットです。
自社スタッフやユーザーの写真付きレビューをサイト内に掲載したり、客観的な実績や受賞歴などを掲載したりすると、信頼性や権威性を担保できるでしょう。
3.価格競争に陥ってしまうこともある
EC販売は、過度な価格競争に陥ってしまう可能性もあります。特にショッピングモールでは独自色が出しにくく、競合他社が多いので価格競争に陥ってしまいがちです。
価格以外の部分で、ユーザーに自社商品をどうアピールしていくべきかを考えましょう。
ECサイトで販売をはじめるための手順
ECサイトで商品販売をはじめるための手順は以下のとおりです。
- ネットショップで販売する商品を考案する
- ECサイトのコンセプトを考える
- ネットショップの開設方法を選ぶ
- ネットショップ開業に必要な許可・申請・手続きを確認する
- ネットショップを開業する
- マーケティングで効率的に集客する
このような流れで、EC販売をするためのネットショップを開業しましょう。
EC販売に成功している企業事例3選
EC販売に成功している企業には、以下のような企業があります。
- 資生堂:化粧品や美容コンテンツを販売。中国への越境ECが好調
- 全国農協株式会社:主に農産品を販売。オムニチャネルの活用で顧客満足度アップ
- ユニクロ:衣類を販売。アプリの着こなし発見機能や店舗受け取り機能が評判
成功しているECサイトは、複数の販売経路やオムニチャネル戦略を採用することによって、ユーザーの満足度向上や売上アップに大きく貢献していることがわかります。
EC販売の基本と具体例を確認して販路拡大につなげよう!
この記事では、EC販売の概要やECサイトの種類、EC販売を行うメリット・デメリット、EC販売をスタートするまでの流れ、EC販売に成功している企業事例を紹介しました。
自社のEC事業に合うようなECサイトを立ち上げ、ベストな戦略を実行しましょう。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月