受発注システムとは?機能・選び方と比較8選をわかりやすく解説
※この記事は 時点の情報をもとに執筆しています。
「FAXで届いた注文書を毎日手入力している」「電話で聞いた数量を取り違えて、出荷をやり直した」「注文がどこまで進んでいるのか、その都度確認しないと分からない」…
受発注システムは、こうしたFAXや電話中心のやり取りで積み重なる工数とミスを減らすための仕組みです。
本記事では、仕組みとタイプ別の特徴、主な機能、導入で得られる効果と注意点、主な利用シーン、7つの比較ポイント、おすすめツール8選・比較表について整理しています。
自社の取引形態や既存システムに合う仕組みを見極めたい、EC事業責任者・業務担当者の方におすすめです。
この記事の主な内容
- 受発注システムの仕組みとタイプ
- 発注・受注を支える主な機能
- 導入効果と押さえたい注意点
- 取引形態別の主な利用シーン
- 7つの比較ポイントとおすすめ8選
関連記事:EC自動化ツールの選び方|業務領域別の比較表と導入4ステップを解説|ecforce blog
受発注システムとは

受発注システムは、企業間や拠点間の注文・受注のやり取りをオンラインに置き換える仕組みです。
取引情報を一つのシステムでまとめて扱えるようにします。
ここでは対象業務の範囲を整理した上で、提供形態ごとの向き不向きを確認します。
さらに、アナログな運用から切り替える動きが広がっている背景にも触れ、後半の比較軸につなげていきます。
受発注システムの仕組みと対象業務
受発注システムは、発注側が画面上で商品と数量を選んで注文を送り、受注側がそのデータをそのまま処理するという流れを前提にしています。
対象になる業務は、見積や注文の受付から在庫確認、出荷指示、納品書や請求書の作成までと幅広いものです。
ただし、どの工程まで含むかは製品によって異なります。
電話・FAX・メールといった複数の経路に分散していた情報を一つのデータとして扱える点が、手作業中心の運用との大きな違いです。
なお、受注後の工程を主軸にしたOMS(注文管理システム)や、倉庫内作業を担うWMS(倉庫管理システム)とは役割が重なる部分もあります(違いは記事後半のFAQで整理しています)。
自社で埋めたい工程を先に書き出しておくと、選定がぶれにくくなります。
OMS、WMSのそれぞれの機能や選び方は、下記の記事で詳しく解説しています。
OMS:OMS(注文管理システム)とは?機能・メリット・選び方をわかりやすく解説|ecforce blog
WMS:WMS(倉庫管理システム)とは?EC物流の在庫管理を効率化する選び方と導入メリット|ecforce blog
クラウド型・オンプレミス型・EC特化型のタイプ別の特徴
提供形態は大きく三つに分けて考えると整理しやすくなります。
- クラウド型:サーバーを自社で持たずに利用できる形態で、初期費用を抑えやすく、保守やバージョンアップを提供企業側に任せられる
- オンプレミス型:自社環境に構築する形態で、独自の商習慣や厳しいセキュリティ要件に合わせやすい一方、初期投資と運用体制の負担が大きい
- EC特化型:自社ECやモールの注文と在庫をまとめて扱うことを前提にしており、BtoB卸の取引先別価格などは別途対応が必要になるケースもある
導入スピードを優先するならクラウド型が選ばれる傾向があり、既存の基幹システムと密に連携させたい場合にはオンプレミス型が検討対象になります。
まず取引の中心がEC・モールなのか、卸や店舗発注なのかを整理しておくと、タイプ選定で迷いにくくなるでしょう。
受発注システムが選ばれる背景
電話とFAXを中心にした受発注は、聞き違いや転記ミス、進捗が見えないといった問題を抱えやすい進め方です。
紙や表計算ソフトに情報が分散すると、集計や分析のために手作業が増え、担当者個人に知見がたまる傾向も見られます。
こうした課題を減らす手段として、取引情報をデータとして扱い、在庫や請求ともつなげられる仕組みが検討されるようになっています。
受発注システムの主な機能

受発注システムの機能は、発注側の手間を減らすものと、受注側の処理を速くするものに大きく分かれます。
どちらの課題を先に解消したいのかによって、優先すべき機能が変わってきます。
ここでは発注業務、受注業務、帳票・請求と外部連携の順に、代表的な機能を整理します。
発注業務をサポートする機能
発注側では、注文を起こすまでの工数をどれだけ縮められるかが評価の中心になります。
- 発注書の自動作成・送信:必要項目を入力するだけで帳票を生成し、システムから直接送れる
- マルチチャネル対応:Web以外にメールやFAXでの発注も受け入れ、取引先の習慣を残したままデジタル化を進められる
- 履歴からのリピート発注:過去の注文を呼び出し、数量と納期の変更だけで発注を完了できる
- 発注情報の一元管理:担当者や拠点ごとに散らばった発注をまとめて把握し、購買量の分析にもつなげられる
店舗や拠点が多い企業では、発注フローをそろえるだけでも在庫の偏りが減る傾向があります。
一方で、取引先ごとの価格・単位のルールが複雑な場合は、マスタ整備に工数がかかる点に注意が必要です。
卸売では取引先ごとに掛け率や最小発注単位が異なることも多く、どの条件までシステムに持たせるかを先に決めておくと設定を進めやすくなります。
受注業務をサポートする機能
受注側の機能は、注文を集める、状態を可視化する、出荷までをつなぐという三つの役割で整理できます。
- マルチチャネル統合:Web・電話・FAX・メールの受注を一つの画面で扱い、取引先に応じた商品・価格表示にも対応する
- リアルタイムの受注管理:ステータスや日付で絞り込み、未処理の注文を見落としにくくする
- 受注関連メールの自動配信:注文確認や出荷通知をテンプレートから送り、連絡漏れを防ぐ
- 在庫の連動:受注・出荷と在庫数をつなぎ、欠品や過剰在庫のリスクを抱えにくくする
在庫の連動を活かすには、発注・入荷とのルールをそろえておくことが前提になります。
モールと自社ECを並行して運用する場合は、どの在庫を共通で見せ、どこまで引当を分けるかを決めておくと、売り越しや欠品の連絡を減らしやすくなります。
在庫側の自動化を並行して検討したい場合は、在庫管理の自動化とは?メリットやツール、導入時の注意点から活用事例まで|ecforce blogもあわせて参照すると全体像をつかみやすくなります。
帳票・請求と外部システム連携の機能
受注後の工程をどこまで自動化するかで、運用負荷の減り方は大きく変わります。
出荷指示書や納品書、請求書を受注データから生成できるシステムでは、転記と確認の工程をまとめて削れます。
販売管理や会計、倉庫側のシステムとのAPI連携やCSV入出力に対応しているかも、後から変えにくい要素のため、比較段階での確認が向いています。
反対に、機能を広げすぎると定着までの設定量が増えるため、最初はつまずいている工程に範囲を絞る進め方も検討したいところです。
受発注システムの導入で得られるメリットと注意点

受発注のシステム化は、業務スピードと正確さの両面に効く一方で、費用や取引先の協力など事前に整えておくべきこともあります。
ここでは、業務効率とミス削減、取引先の利便性とコスト構造、リアルタイムな状況把握といったメリットを整理します。
そのうえで、導入前に押さえておきたい注意点と、向いていないケースも併せて見ていきます。
業務効率の向上と人的ミスの削減
受発注をシステム上で標準化すると、帳票の作成や確認の往復が減り、同じ人数で扱える注文数が増える傾向があります。
取引先が直接入力する形に変わることで、聞き違いや転記による誤差が起きにくくなるのもメリットです。
こうした効果は、日々の注文件数が多い企業ほど体感しやすく、注文が月に数件といった規模では工数削減の幅が限られるケースもあります。
取引先の利便性向上とコスト構造の見直し
発注側が自社の都合のよいタイミングで注文できるようになるため、営業時間に縛られていたやり取りの制約が縮まります。
過去の注文履歴や取引条件に合わせた価格表示を提供できれば、取引先の確認工数も減らせます。
同時に、FAX送信費や用紙代といった事務経費、再入力や再送といった手戻りコストの見直しにもつながります。
ただし利用料が新たに発生するため、削減できる工数とこれまでの経費を並べて評価する姿勢が求められます。
リアルタイムな状況把握
受注データが一元管理されると、現在の受注数や在庫、出荷の進捗をその場で確認できるようになります。
受注の集中や欠品の兆候を早めにつかめば、生産や仕入の調整を前倒しで進められます。
情報の鮮度が上がる点は、在庫を抱える卸売や製造、複数店舗を運用する企業にとって見逃せない変化でしょう。
導入前に押さえたい注意点
効果を見込める一方で、次のような課題を先に想定しておくと、導入後のつまずきを減らせます。
- 費用:初期費用と月額利用料に加え、マスタ整備や連携開発などの一時的な工数も発生しやすい
- 取引先調整:発注方法の変更には協力が必要で、ITの運用に慣れていない先には併用期間を設けるなど段階的な移行が現実的
- 定着期間:操作に慣れるまでは一時的に生産性が下がることもあり、研修やマニュアルの有無が後の負荷を左右する
取引先の数が少なく、注文パターンも固定的な場合は、既存のフォームや表計算ソフトの整備で十分なこともあります。
判断の材料がそろわないまま比較に入ると、必要以上の機能を選びやすくなります。
受発注システムの主な利用シーン

受発注システムの使い方は、取引の形態によって大きく異なります。
ここでは、主な利用シーンとして4つのパターンを取り上げます。
自社の状況に近いシーンがあるかを確かめると、必要な機能を絞り込めます。
電話・FAX運用からの切り替え
注文の受付をWebに寄せると、聞き違いや誤送信のリスクを抑えられ、注文内容の証跡も残ります。
取引先数や商品数が多い企業では、集計作業が減ることの効果を早く体感しやすいようです。
すべてを一度に切り替えるのではなく、主要取引先から順に移行する進め方が現実的です。
BtoB卸・新規取引先の開拓
商品情報や卸価格をWeb上で提示できれば、初めての取引先でも発注までの流れを辿りやすくなります。
遠方の取引先や、訪問営業では届かなかった層との接点を作る手段にもなります。
一方で、価格を非公開にしたい取引では、取引先別の表示制御ができるかを確かめておく必要があります。
EC・モール受注の一元管理
自社ECと複数のモールを並行して運用している場合は、注文と在庫をまとめて扱えるEC特化型が選択肢に入ってきます。
店舗ごとの在庫配分や出荷作業のルールをそろえておくことが、運用安定の前提になります。
適正在庫の考え方を整理したい場合は、ECサイトの在庫管理とは?適正在庫を実現する方法と安全在庫の計算・システム選びを解説|ecforce blogも参考になります。
保守・修理サービスの受付管理
受発注の仕組みは、物販だけでなく修理依頼や保守契約の受付にも応用できます。
依頼内容と対応状況を同じ画面で追えるため、対応漏れや進捗が見えない状態を減らせます。
定期メンテナンスのように継続的なやり取りがあるサービスでは、履歴が残ることが信頼関係の維持にもつながります。
受発注システムを選ぶ7つの比較ポイント

選定で迷ったときは、機能の多寡よりも自社の業務に必要な範囲を満たすかを軸にすると判断しやすくなります。
ここでは7つの比較ポイントを、機能要件、連携、運用、セキュリティ、コストの順に取り上げます。
選定チェックリストとして、そのまま社内検討に使える形で整理しています。
1. 必要な機能と対応範囲
発注側と受注側のどちらを中心に使うのかで、必要な機能は大きく変わります。
取引先別の価格やセット単位、掛け率の設定など、自社の商習慣をそのまま扱えるかを先に確かめておきたいところです。
現行の業務フローを書き出し、必須機能とあればよい機能を分けておくと、比較の軸が定まります。
見積や納品書の様式、数量の単位、締め時間といった細かな条件も、あとから追加しにくい要素のため、最初のリストに含めておくと安心です。
2. 既存システムとの連携
基幹システムや販売管理、会計、倉庫側とデータをやり取りできるかは、導入後の手作業量を左右します。
API連携、CSVの入出力、付属の連携アプリなど、どの方式が使えるかを確認しておくと違いが見えてきます。
連携が不足すると二重入力が残るため、効果が目減りしやすい点に注意が必要です。
連携方式ごとに運用負荷が変わるため、候補ごとに整理しておくと比較しやすくなります。
3. 現場の操作性
受発注は毎日使う業務のため、画面の分かりやすさが定着率に直結します。
発注側となる取引先や店舗スタッフがITの運用に慣れていない場合は、入力項目の少なさやスマートフォン対応が判断材料になります。
デモやトライアルで実際の担当者に触ってもらい、つまずく箇所を集めておけば、導入後の定着支援にそのまま生かせます。
発注画面の入力手順や検索のしやすさ、スマートフォンでの表示など、確認する観点を事前にそろえておくと、複数のサービスを同じ基準で比べられます。
4. サポート体制
導入直後は設定やマスタ登録に関する相談が集中しやすく、問い合わせ手段と対応時間の確認が欠かせません。
初期設定の代行や操作研修、取引先向けの説明資料の提供があるかも、比較の対象になります。
社内にIT担当がいない体制では、支援の厚さが運用の安定度を左右します。
5. 導入実績
同じ業種・同じ取引形態での実績があるかは、自社で使えるかを見極める手がかりになります。
事例を見る際は、企業規模や取引先数、商品数が近いかもあわせて確認したいところです。
実績の数字だけでなく、どの業務をどこまで置き換えたのかを読み取ると参考度が上がります。
6. セキュリティと法令対応
受発注データには価格や取引条件が含まれるため、権限管理やアクセス履歴の仕組みを確認しておきたいところです。
さらに、注文書や請求書を電子データでやり取りする場合は、電子帳簿保存法が求める保存方法や、インボイス制度に沿った記載事項への対応も確認が欠かせません。
要件の解釈は自社の経理・経営管理部門とすり合わせておくと安心です。
制度の要件は運用で後から調整しにくいため、選定時に対応範囲を確かめる進め方が向いています。
7. 費用対効果
料金の安さだけで判断せず、削減できる工数とミスの減少分を並べて評価するのが基本です。
将来の取引量の増加や拠点追加を見込んで、ユーザー追加や連携費用などの拡張条件も確認しておきたいところです。
小さく始めて対象業務を広げていけるかという観点も、長期的なコストを考えるうえで欠かせません。
見積を取る際は、初期費用と月額料金だけでなく、マスタ移行や連携開発、追加ユーザー分の費用まで含めた総額で並べると比較しやすくなります。
おすすめの受発注システム8選

ここからは、発注側の効率化に強いものから、受注・基幹業務を広くカバーするものまで、8つのサービスを紹介します。
各サービスの説明は公式サイトの情報をもとにしています。
料金や機能の詳細は改定されることがあるため、検討時には最新の公式情報を確認すると安心です。
COREC
CORECは、BtoB取引を対象にしたクラウド型の受発注システムです。
受注側では注文書の作成から受注データの管理、出荷・請求までを扱い、発注側もオンラインで注文を完結できます。
公式サイトでは、自社サイトに注文フォームを設置できる手軽さや、スマートフォン・タブレットでも使える点が紹介されています。
MOS
MOSは、受注・発注をスマートフォンやタブレット中心で進められるクラウド型のシステムです。
よく発注する商品を優先表示する機能や、バーコードを読み取って発注する機能を備えています。
店舗や現場からの発注が多い運用で、入力の手間を減らしたい場合に検討しやすい選択肢です。
AnyForm OCR
AnyForm OCRは、FAXや紙の注文書をデータ化するOCRソフトウェアです。
定型・非定型の帳票から必要な項目を抽出し、CSVで出力して既存の受注システムに渡せるのが特徴です。
取引先の発注方法を変えられない場合の現実解となる一方で、受発注の工程を一括で置き換える用途には向きません。
ASPIT
ASPITは、飲食店の業務を対象にした受発注・業務管理システムです。
発注に加えて売上管理や勤怠、在庫・棚卸、損益管理といった機能をまとめて提供しています。
チェーン展開している飲食企業には適していますが、業種が異なる場合は他の選択肢との比較が必要です。
SmileWorks
SmileWorksは、販売・仕入・在庫・経費・給与・会計をクラウドで統合管理できるERP型のサービスです。
受発注ではEDIやメール、FAXなど複数のチャネルに対応し、進捗や在庫を同じ基盤で把握できます。
基幹業務をまとめて見直したい場合に向く一方、受発注だけを小さく始めたい場合には範囲が広すぎることもあります。
freee販売
freee販売は、見積から受発注管理、請求書発行までを一つのシステムで扱える販売管理サービスです。
案件ごとに仕入・発注・売上をひもづけて管理できるため、受発注残の状況を追いやすいのが特徴です。
freee会計とのデータ連携を前提にできる環境では、経理周りの転記を減らす効果も見込めます。
マルチプラットフォームシステム(MPS)
MPSは、社内発注の効率化に重きを置いた受発注システムです。
本部が管理するWebカタログを通して発注を一元化し、バラバラだった購買業務を整えられます。
IoTセンサーやバーコードリーダーとの連携、RPAによる基幹システムとのつなぎ込みにも対応しています。
出典:マルチプラットフォームシステム(MPS)|オザックス株式会社
ネクストエンジン
ネクストエンジンは、複数のEC店舗の受注と在庫を一元管理できるEC特化型の受注管理システムです。
注文確認やメール送信、在庫更新といったルーティン業務を自動化でき、外部アプリによる機能拡張にも対応していると公式サイトで説明されています。
卸や店舗発注を中心にすえたい場合は、BtoB向けのサービスとの比較が必要になります。
受発注システム比較表
ここまでに紹介した8サービスを、提供形態・主な特徴・向いているケースの3つの視点で一覧にしました。
自社の取引形態に近い行から読んでいくと、候補を絞り込みやすくなります。
| サービス名 | 運営会社 | 公式サイトURL | 提供形態 | 主な特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|---|
| COREC | 株式会社ラクーンコマース | https://corec.jp/ | クラウド | 発注・受注の両方に対応、注文フォーム設置、スマートフォン対応 | BtoB卸でまずオンライン化したい |
| MOS | 株式会社アクロスソリューションズ | https://www.mosjapan.jp/ | クラウド | モバイル中心の発注、バーコード発注、連携の柔軟さ | 店舗・現場からの発注が多い |
| AnyForm OCR | 株式会社ハンモック | https://www.hammock.jp/anyform/ | ソフトウェア | 帳票のOCR読み取り、CSV出力、既存システムへの連携 | FAX注文を残したままデータ化したい |
| ASPIT | 株式会社アスピット | https://aspit.jp/ | クラウド | 発注・在庫・棚卸・勤怠・損益管理 | 飲食チェーンの店舗運営 |
| SmileWorks | 株式会社スマイルワークス | https://www.smile-works.co.jp/ | クラウド | 販売・仕入・在庫・会計の統合、EDI・メール・FAX対応 | 基幹業務をまとめて見直したい |
| freee販売 | フリー株式会社 | https://www.freee.co.jp/sales-management/ | クラウド | 見積・受発注・請求の一元管理、会計連携 | 経理までの流れをつなげたい |
| MPS | オザックス株式会社 | https://www.ozaxitlab.jp/products_search/list002/item_1 | クラウド | Webカタログでの社内発注一元化、IoT・RPA連携 | 多拠点の購買を統制したい |
| ネクストエンジン | Hamee株式会社 | https://next-engine.net/ | クラウド | モール・自社ECの受注・在庫一元管理、アプリ拡張 | EC・モールの受注が中心 |
比較表で全体像を把握したあとは、候補を2〜3つに絞り、自社の注文パターンを使って試す進め方が向いています。
受発注システムに関するよくある質問

検討の段階では、他のシステムとの役割の違いや、開始までの準備についての細かい疑問が残りやすいものです。
ここではOMSとの違い、導入までにかかる期間、取引先がFAXを使い続けているケースの3つについて整理します。
受発注システムとOMSはどう違いますか?
受発注システムは取引先との注文のやり取りを中心に据え、OMSは受注後の処理を中心にした仕組みという違いがあります。
実際には機能範囲が重なる製品も多いため、名称でなく対応工程で比較すると判断しやすくなります。
受発注システムの導入までにはどれくらいかかりますか?
クラウド型で標準機能を使う場合は比較的短期間で始められる一方、マスタ整備や取引先への周知に時間を要することがあります。
連携開発を伴う場合は、要件定義とテストの期間を見込んで計画すると無理が出にくくなります。
取引先がFAXを使っていてもシステムを導入できますか?
メールやFAXの注文を取り込めるシステムや、OCRで帳票をデータ化する方法を組み合わせる選択肢があります。
取込方法によって必要な機能が変わるため、候補システムがどの経路に対応しているかを事前に確認しておくと判断しやすくなります。
まとめ|取引形態から選び、運用しながら改善する

受発注システムは、発注側の工数、受注側の処理スピード、在庫や請求とのつながりのうち、どこを先に解消するのかを決めると必要な機能が見えてきます。
選定では機能の広さよりも、自社の商習慣を扱えるか、既存システムとつなげるか、現場と取引先が使い続けられるかを視点にすると判断がぶれにくくなります。
まずは現状の注文件数とミスの発生状況を数字で整理し、候補を絞ってデモやトライアルで自社の取引パターンを試すところから始めてみてはいかがでしょうか。
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