この記事でわかること
「D2Cに挑戦したいが、どのように勉強すればいいかわからない」
D2Cに関する資料や本はまだまだ少ないため、そう感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、D2Cも端的に言えば「ビジネス」です。ビジネスを成長させるために必要な、基本的なノウハウが求められる点は変わりません。
本稿ではD2Cを学ぶ上でなぜビジネス本がおすすめかをお伝えしつつ。D2Cを学ぶために必要な本を基本から応用まで5冊ご紹介していきたいと思います。
これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
【ECサイト構築サービス22個の比較表】おすすめ国産SaaS型ECシステムもご紹介
4つのECサイト構築事例。新鋭D2Cブランドの動向から読み解く「狙い」とは?
D2Cを学ぶならビジネス本がおすすめ
D2Cビジネスはオンライン上で小規模から始められることもあってか、初心者でも参入しやすいというイメージを持ちやすいようです。
しかし外部業者を介さず企画・販売・宣伝などを自社で行う以上、継続して運営していくためのノウハウが必要となります。
例えばD2Cで継続して利益を上げていくためには、以下のような知識が必要です
- D2C・通販ビジネスのビジネスモデルへの理解
- ブランドを作り上げるブランディング力
- お客さんに訴求するためのコピーライティング力
- 急激に変化する社会への対応力
こうした知識をあらかじめビジネス本で学び、実践していくことが大切なので、D2Cを学びたい方はビジネス本で知識を身につけるのがおすすめです。
D2Cを学ぶためにおすすめのビジネス本5選
それではD2Cを学ぶために、具体的にどのビジネス本を読めばよいのでしょうか。
ここからはD2Cを学ぶために必要なビジネス本を、5冊厳選して紹介していきます。
D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略
本書は、D2Cを体系的に学ぶために必須のビジネス本です。
ノウハウだけではなく、社会的な要素から「なぜD2Cが広まっているのか?」という理由が書かれています。
そのためD2Cというビジネスモデルを理解するため、最初の一冊としてこのビジネス本を手に取ることをおすすめします。
小売業は長い間旧来のビジネスモデルで行われていましたが、この状態をテクノロジーを以て破壊していくというのがD2Cだと筆者の佐々木康裕氏は語っています。
D2Cではモノではなくコトを売っていると言われますが、アメリカのD2C企業の事例を用いて解説されておりD2Cに明るくない人でも理解しやすいはず。
これからD2Cビジネスを始めるにあたって、必要となるマインドセットの方法も必見。
図解付きで横書きでスライドのように作られているのでスマホなどからサクっと読めますが、これまでとこれからのオンライン市場についてきちんと分析されており実務に役立てたい方にもおすすめです。
著者名:佐々木康裕
価格:2,200円
出版社: NewsPicksパブリッシング
電子書籍:あり
<参考記事>
『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』から得られる5つの気づき
通販ビジネスの教科書
D2Cに特化しているわけではありませんが、通販ビジネスの仕組みについて学べる1冊です。D2Cでは通販をメインで販売していくことも多いので、通販ビジネスに関する理解も深めておかなければなりません。
教科書という名前が付いているだけあって、サラっと読むよりはしっかりと集中して読むタイプですが、通販事業の可能性や構造について全5章に分けて丁寧に記載されているのが特徴です。
CPO、LTVなどの広告効果や顧客生涯価値などを示すための指標についても理論的に解説されているので、今まで理解が曖昧だったことについても理解を深めることが可能です。
これからD2CやECサイトを始めようと考えている人から、すでに通販事業を経験している人まで広く支持されています。
著者名:岩永 洋平
価格:1,980円
出版社:東洋経済新報社
電子書籍:あり
ブランディング22の法則
20年ほど前に出た本ですが、本書ではロレックスやエビアンなど、国際的な認知を得たブランドたちがどのように成長したかを事例を交えて解説しています。
また低迷・崩壊したブランドがどうやって立ち直ったかという点についても書かれているので、創業時だけでなく長く付き合える1冊となるでしょう。
D2Cビジネスではブランドをいかに作っていくかが非常に大切です。
ブランディングについての書籍は色々と出ていますが、本書では「ブランディング成功のためには品質を良くしなければならない」「ビジネスの領域を絞り込んでブランド力を高める」といった本質的な考えが書かれています。
短絡的なビジネスだとブランディングを重視するあまり品質やサービスが二の次になることも多いので、ビジネスを中長期的に継続させるための客観的な視点を持つためにも役立ちます。
著者名:アル ライズ著、片平 秀貴訳
価格:1,980円
出版社: 秀和システム
電子書籍:なし
禁断のセールスコピーライティング
ブランドを立ち上げてファンを作っても、商品が売れなければビジネスになりません。
顧客に対して商品をいかに訴求すればよいのか。そこで必要なのが、コピーライティングの力です。
コピーライティングの本はたくさん出ていますが、その中でもおすすめなのが「禁断のセールスコピーライティング」という本です。
経営コンサルタントの神田昌典氏の書籍で、顧客の心に響くコピーの書き方が詳しく紹介されています。具体的な事例も多数紹介されていますので、D2Cブランドを作ったはいいものの、売上がなかなか伸びないという方には特におすすめです。
著者名:神田昌典著
価格:1,760円
出版社: フォレスト出版
電子書籍:なし
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
本書はドコモiモード立ち上げにも関わった尾原 和啓氏と、UXやエクスペリエンスデザインを手掛ける株式会社ビービットの藤井 保文氏が、デジタル化社会の本質を突き「今後の日本はどうなっていくか?」を説いた一冊です。
IT先進国である北欧諸国や中国の事例をもとに、オフラインでの作業がなくなり全ての経歴がデータとして管理された場合、「どうやってビジネスを回していくか」「どのようなユーザーエクスペリエンスを提供していくか」について知ることができます。
世界的に見てデジタル化が遅れている日本では、移行後の社会やビジネススタイルのモデルケースが少ないため、個人や中小規模でのデジタル化についての教材的な存在となるでしょう。
D2CではITを駆使して時代を生き抜く必要があります。今後急激に変化する社会に対応するため、ITの変化について把握しておきましょう。
著者名:藤井 保文/尾原和啓
価格:2,420円
出版社: 日経BP
電子書籍:あり
ビジネス本でD2Cを学び、更なる成長を
本稿では、D2Cにおいて必要な知識が学べるビジネス本についてご紹介いたしました。
本や知識に縛られすぎるのも良くないですが、ビジネスについての知識があるかないかで事業の方針は変わります。
これからD2Cビジネスを始めようと考えている方や、すでに立ち上げて更なる成長を望む方は、今回ご紹介した本をぜひお試しください。あなたのビジネスの参考になれば何よりです。
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここで最後にecforceのご紹介をさせていただきます。ecforce(イーシーフォース)は日本国内のEC・D2Cビジネスの現場を知り尽くした、わたしたちSUPER STUDIOが提供する国産SaaS型ECシステムです。EC・D2Cサイト構築の際の要件定義から成長拡大まであらゆるフェーズをサポートします。
累計1,000以上のショップ様に導入されている国産SaaS型ECシステム「ecforce」。さらなる実績や機能のご紹介は以下からご覧ください。
ecforceには、主に3つの特徴があります。
特徴1. EC/D2Cビジネストレンドを踏まえた最先端のシステム
豊富な搭載機能/カスタマイズ性/アップデートスピードでEC事業スタート・カート切り替えに対応。毎月平均で10-20個の新機能をリリース。
特徴2. 売上を最大化する多彩なマーケティング機能
クライアントニーズや自社経験を元にトレンドを抑えてた「効果がある」機能を搭載。「広告改善・CVR向上」や「LTV向上/CRM最適化」まで顧客獲得〜リピート化といった各フェーズに対応した機能群で、マーケティング施策を一貫して実施できます。
特徴3. CSオペレーションやシステム運用工数を削減
CSオペレーションや広告管理といったEC運営では工数がかかり煩雑化する業務も自動化と操作性の高いUIで効率化。運営コストを削減します。
「ecforce」は、ECサイトの構築はもちろん、サイトを開設したあとの機能も充実。売上を上げるための豊富な機能からコストを削減する仕組みまで、ECビジネスの成長をサポートします。
ご興味がある方はぜひ、以下からお問い合わせをいただければ幸いです。
その他、ecforce公式サイトでは、弊社が実事業経験から得たEC/D2Cノウハウを無料ebookで多数公開しております。弊社が独自に提供しているノウハウをたくさんご活用下さい。
※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月