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弊社がD2C事業を行う中で培った成功事例と具体的な施策内容について徹底解説しています。貴社のEC事業にお役立てください。
D2Cは体験づくりを重視すると以前お伝えしましたが、顧客に単に商品を紹介するだけではなく、ブランドが表現したい世界観を伝えることは重要なことです。
Instagramは国内月間アクティブアカウント数3,300万を超えて成長を続けていますが、D2Cブランドが世界観を伝える上で欠かせないプラットフォームでもあります。(実数は2019年6月の公式発表による)
今回はD2Cにおいてブランドが理解すべきInstagramの運用の心構えを伝えつつ、具体的なフォロワーの増やし方を6つのポイントで解説していきます。
さて、これからECカートを決める方・いまのECカートに満足してない方へ。以下の記事にも、あなたのお悩みが解決する情報が満載です。
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D2CブランドによるInstagram運用
冒頭に述べた通り、D2Cブランドは体験づくりがキーワードの1つとして挙げられます。
モノ余りの現代において、顧客はモノが必要で商品を買うのではなく良い体験に対してお金を払う傾向があり、ブランドはいかにこの体験を作るかに頭を悩ませています。
この点は、以前D2C的なマーケティングについてお話した時にも触れました。
ではInstagramの運用にはどのようなアプローチが求められるのでしょうか。
D2Cであるか否かに関わらず、Instagramで重要だとされるのは世界観です。
投稿が蓄積されるタイムラインのみならず、ストーリーズをまとめたハイライトに至るまで、アカウントで表現したい世界観をいかに伝えられるかがキーポイントとなってきます。
しかし、世界観をプロ級のクオリティで作り上げればフォロワーが増えるかと言うと、そうではありません。世界観は確かに重要ですが、一方的にユーザーに発信するのではなく、ユーザーと共に作り上げること(共創)が大事なのです。
ここまでを端的にまとめると、D2CブランドによるInstagram運用は、世界観を作り上げる過程をユーザーが一緒に体験できることが求められます。
抽象度が高い話なので、共創の具体例を挙げてみましょう。
Instagram共創の事例
例えば『macaroni』は料理のレシピを特定の#でユーザーから募り、タイムラインで紹介することでユーザーと一緒にタイムラインを作り上げています。
ユーザー視点で見ると、自分が作ったレシピが『macaroni』に載るのですから、自分事として捉えることができます。
『macaroni』の事例のようにユーザーが作ったコンテンツをUCG(User Generated Contents)と言いますが、このUGCを活用した事例もあります。
メンズスキンケアブランドの『バルクオム』は、UGCを広告として活用しました。UGCで広告を運用した結果、プロが作る広告クリエイティブより成果が上がるという現象も起きたのです。
ユーザーのレビューをハイライトでまとめたスキンケアブランド『youange (ユアンジュ) 』の事例もあります。ともすれば散在しがちなレビューも、ハイライトでまとめることで情報を整理し、ユーザーと一緒に1つのコンテンツを作り上げています。
ここでご紹介した事例は、詳しく以下にまとめています。具体的な数字も載せているので、ぜひ読んでみてくださいね。
参考記事:「キーワードはUGC?Instagram活用事例3つからD2Cブランドに重要なヒントを探す」
さて以上を踏まえた上で、ここからInstagramでフォロワーを増やすためのアクションを紹介します。
共創は重要な要素ですが、初期のアカウントは共創できるユーザーもほとんどいません。ゆくゆく共創でユーザーと共にコンテンツなどを作り上げることを念頭に置き、ここではより具体的な内容を6つのポイントでお伝えしたいと思います。
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Instagramフォロワーの増やし方
まず前提として、Instagramの投稿はユーザーにとって価値が高いものである必要があります。例えるならアカウント自体を雑誌のように捉えて、伝えたい情報をコンテンツ化していくイメージです。
Instagramを雑誌だと捉えると、まず情報の整理が必要ですね。伝えたいことは多岐に渡るかもしれませんが、ユーザーが欲しいであろう情報にジャンルを絞って投稿することが大事です。
この前提を頭に入れた上で、Instagramのアルゴリズムをハックする意識で以下を実践してみてください。
1. 投稿数が少ない#を狙おう
投稿に#(ハッシュタグ)をつける必要性は言うまでもありませんが、重要なのはその選定です。
最近は「ググる(Google検索)」よりも「タグる」検索が増えていることを考えても、WebコンテンツのSEOを考えるように、Instagramでもタグの選定に気をつけなくてはなりません。
まず覚えておきたいことは、アカウント初期は投稿数が多い#に投稿しても埋もれてしまう点です。
例えば、以下の左から右に投稿数が少ないとします。
#ベストコスメ > #お気に入りコスメ > #オレンジリップ
いきなり「#ベストコスメ」を狙っても、ユーザーから発見される可能性は限りなく少ないです。
#の1つとして入れておくのは良いとして、最初は投稿数が少ない「#オレンジリップ」での露出を狙い、投稿も「#オレンジリップ」に最適化しましょう。
閲覧数が増えてエンゲージメントが高まると、段階的に「#お気に入りコスメ」、次に「#ベストコスメ」と、階段状に露出できる#が変わり露出が増えます。
露出の度合いはインサイトで見れるので、露出が増えるに従い投稿するコンテンツを最適化することで、さらにフォロワーを増やすことができるでしょう。
2. 毎日1投稿以上しよう
投稿の頻度についてもよく質問がありますが、必ず毎日1投稿以上はキープして運用しましょう。
最近はストーリーズを流し見するユーザーが増える傾向にありますが、投稿の頻度を保つことはエンゲージメントが高いユーザーの獲得にもつながるので欠かせません。
「毎日1投稿以上」は明確でわかりやすい目標である一方で、継続は決して簡単ではありません。運用開始前から計画を立てて運用しましょう。
3. 載せたい#を研究しよう
#の選定の心がけとしては、その#で検索する人は何が見たいのかを想像して逆算することが重要です。
例えば「#犬のしつけ」で検索するユーザーは、犬の画像を見たいはずです。犬をしつける人間が出てきても、基本的には見たくないと考えるのが自然でしょう。
また実際に#で検索して研究することをオススメします。どんな画像が、なぜ人気なのかを自分なりに読み解いてみてください。
4. 画像の要素分解をしよう
いよいよ画像の投稿ですが、最初から良いリアクションを生めるかは未知です。
考え方としてはWeb広告のバナーテストと近いのですが、いくつか画像を投稿した後にインサイトを見て、どんな画像のリアクションが良いのかを分析しましょう。
その時、テストする要素以外はなるべく同一のものをつけることがポイントです。
例えば、画像のみテストする場合は#は同一にしましょう。投稿文まで同一にするのは難しいですが、なるべく近い内容で投稿した方がテストの信頼性が上がります。
良かった画像の分析ですが、例えば色合い・トーン・映っているもの・投稿文などで要素分解をして、何が原因で良かったのかを分析します。
一度のテストだけで答えが出ることは稀なので、仮説を検証するためにも何度か同じテストをして結果を分析しましょう。
5. アナログで”いいね”をつけよう
地道で根気がいる話ですが、フォロワーや”いいね”を増やしたければ自らすることです。
具体的には、狙いたい#で投稿しているユーザーの投稿に行き、自身のユーザーにしたい場合はアナログでいいねをしていきます。
ポイントとしては、その#をつけているユーザーがフォローするかどうかを見極める必要があります。例えば、「#カメラのある生活」にカメラ上級者はいませんよね。
あなたのアカウントがカメラ上級者向けにターゲットを絞ったアカウントだった場合、「#カメラのある生活」をつけているユーザーは対象外となります。
6.DM・コメントはマメに返そう
これも地道な話ですが、DMやコメントは真摯かつマメに対応しましょう。
返信することは当然ですが、同一の内容をコピペしたりアカウントのキャラクターとは異なる文体で返信するなど、対応がおざなりになると良くない印象を与えてしまいます。
またユーザーの投稿を使用するなど許可が必要な場面では、必ず事前に承諾を得ることが必要です。
たとえ数が多かったとしても、1人残らずDMで許可を得るのが最低限のマナーです。どのアカウントもユーザー対応を地道におこなっています。
まとめ
ここまで6つのポイントをお伝えしましたが、いかがでしょうか。
華やかに映るInstagramですが、運用してフォロワーを増やすことは実は地道で根気がいる仕事だと理解いただけたかと思います。
世界観を作ることも、フォロワーを増やすことも一朝一夕でできることではありません。
運用する際は直接的な売上につながらないことを前提に、なぜInstagramを運用するかの目的を整理した上で信念を持ってやりましょう。
そして始めたからには、継続することが肝心です。思ったようにうまくいかない期間も、成果を上げるための準備だと割り切ってPDCAを回し続けましょう。
【最後に】
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※2:ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ / 集計期間 2021年7月と2022年7月の対比
※3:事業撤退を除いたデータ / 集計期間 2022年3月~2022年8月